適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

2020年度春クールアニメ総括2

kaitopoketto.hatenablog.com



前回の続き。多分これで全部のはず。

プランダラ

俺たちの戦いはこれからだ!的な。まあ原作が続いてるならこれしかないのか。2クール観た割にはカタルシスなかったな。
何というか、シリアスとコミカルの切り替えが分かりづらく、困惑することが多かった印象。お色気シーンかと思えば、いつの間にか流血沙汰の戦闘シーンになっていたり。
いきなり学園編になった時は迷走か?と思いましたが、何だかんだあそことアビスの謎が明かされた辺りがピークだったか。あと小澤亜李さんの負けヒロインはハズれないですね。デブだけど。

神之塔 -Tower of God-

俺たちの戦いはこれからだ!その2。謎だらけだし、結局そのままになってしまったものも多いですが、試練を乗り越えて仲間と塔を登る、という筋は通っていたので割と楽しめました。
それにしてもあまりに道半ばすぎるので続きが観たいのですが、望み薄かなあ。Kevin Penkinの劇伴も良かったし、あまり話題にはなってなかったけど個人的には割とダークホース。

つぐもも

俺たちの戦いはこれからだ!その3。…というか、メインヒロイン級が複数殺されて、主人公が再起を誓って終わりってどういうことなの…。バッドエンドかよ、って思ってしまった。
メインストーリーよりむしろ、サイドのバカエロコメディ回の方が好きでした。…元は検定問とはいえ、この作品のキャラ連想とか何で作ろうと思ったんだろうなあ。

グレイプニル

俺たちの戦いはこれからだ!その4。今期そういう作品多いな。
作者のフェチが随所に滲み出ている気持ち悪い作風でしたが、お話自体は結構面白かったです。それだけに1クールで終わってしまったのはちょっと残念。

社長、バトルの時間です!

最初から最後まで特にヤマもオチもないまま終わってしまった。放送前はそこそこ期待してただけに、もう少しコメディ方面に振ってほしかったなあ。
会社に関する描写も薄かったし、そもそも全てにおいてかなりの薄味だったので、内容を求める作品ではなかったのかもしれない。ほっちゃんはまだまだヒロイン役イケると思います。

プリンセスコネクト!Re:Dive

何故ペコリーヌが両親に忘れられているのかとか、説明してほしいところはいくつかあったけど概ね満足。『このすば』の監督ということで、もう少しパンチを期待していたのですが…。
まあ、ソシャゲアニメって殆ど及第点以下みたいな作品が多いので(偏見)、そういう意味ではかなり健闘していたかな。リトルリリカル回とか好きでした。声優は関係ありません。

BNA ビー・エヌ・エー

悪くはなかったけど、どうにも薄い。獣人と人間との間の差別とか、伝えたかったであろうメッセージは理解できるけど、1クールでテーマに見合うだけの描写があったようには見えなかった。
ニナと人間界に行く話とか、野球回とか、単話で良いエピソードはあったけど、全体で観ると結局みちるは受け身なままで大した成長もなければ、純血主義の獣人が黒幕というのもイマイチ。
おそらく人種差別を暗喩した社会派な作品という側面もあったと思うのですが、完成度はそれこそ『ズートピア』の方が数段上だったような。やっぱりトリガーは肌に合わないんだろうなあ。

かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜

配信まで待てないので、毎回Abemaの最速配信を観ていました。目新しさはそこまでないはずなのに何でこんなに面白いんだろう。自分の好きなバランスにドンピシャだからなのかな…。
ミコが加わり、主にオチ担当として活躍することで、更にバランスが良くなったと思います。声も良いし。6話、11話とか、感動系のエピソードも好き。


こんなもんか。継続はフルバ2期、ミュークルドリーミー、プリチャン。観ていた中で、途中で放送中止になった作品が5つくらいあるので、来期は新番と併せて観ていきたいですね。
特に面白かったのは『波よ聞いてくれ』、『イエスタデイをうたって』、『かぐや様は告らせたい』、『球詠』、『邪神ちゃんドロップキック’』辺り。前回も書いたけど、当たりクールでした。
昔と違って、例によって新番組のチェックは全くしていないので、適当に目についたものから観ていくスタイルで。毎年この時期は作品を観る気力が減退するので、ぼちぼちやっていきたい。

2020年度春クールアニメ総括1

10代の頃から書いていたものを30代になっても書いている、そういうところに幸せを…感じるのかは分かりませんが、いつも通り進めていきましょう。

球詠

タイトルくらいしか知らなかったけどとても良かった。鋭く変化する魔球という武器がありながら、最後に勝敗を分けたのは自ら過小評価していた直球だった。最後の打席は燃えたなあ。
芳乃というマネージャー的立ち位置からの描写が深みを与えていましたね。加えて珠姫の考える投球の組み立てと、それを可能にする詠深の鋼メンタル。あれだけ強心臓な投手、頼もしすぎる。
作画はかなり不安定なところも多かったですが、ストーリーが満足行く出来だったので補って余りある、という印象。やっぱり野球アニメは大体何を観ても面白いですね。

八男って、それはないでしょう!

八男という設定が鍵になるのかと思いきや、早々に強大な魔法力を得て、好き放題やっている。引っかかりが少なく、どうにも見どころに乏しい作品でした。
終盤、八男と貴族という設定から生まれるしがらみが障害になるのはちょっと面白くなるかな、と期待しましたが、結局敵がショボいのであまりスッキリせず。全体的に薄い。

かくしごと

とにかく姫ちゃんが可愛い。あんな可愛い娘がいたら人生もっと頑張れるのかもしれない。…とか不覚にも考えてしまいました。
ギャグ部分は久米田節ながら、感動ポイントは抑えてくるニクい作品でしたね。久米田先生、実は昏睡していて…って設定好きだよなあ。

サクラ大戦 the Animation

単純に面白くなかった。莫斯科華撃団(実際は…だったけど)と戦って、クラーラを追いかけて…で気づいたら終わってたというか。そもそも、隊員一人ひとりの当番回すらちゃんとあったっけ?
このキャスティングならもっと歌を推してもよかったと思うけどそれもほとんどなかったし。原作ファンの評判も芳しくなさそうだし、誰も得してないのでは?

LISTENERS リスナーズ

何かそれっぽいことを言って、それっぽい雰囲気で格好良い曲を流せばそれっぽくなるのでは?みたいな、中身の薄い作品でした。ボーイ・ミーツ・ガールものとしても並以下じゃないかな…。
曲は良かったと思うし、好きな声優さんも何人も出ていたんですけど、それだけに、ただ薄い、というのは耐え難かったなあ。自分がオサレ系アニメは趣味じゃない、というのも大きいですが。

波よ聞いてくれ

今までに観たことのないような題材でしたが、面白かったです。ミナレの淀みないトークを聴くのがとても心地良い。展開もどう転ぶのか全く読めないし、いちいちリアクションも面白いし。
最終話、放送中に地震が起こるのは数年前の地震を思い出したし、とても臨場感がありました。…後出しみたいでアレなのですが、自分も石見舞菜香さんの声割と好きです。

イエスタデイをうたって

「愛とはなんぞや」というサブタイトルが今作を端的に表していたかと。ドラマチックなことはあまり起こりませんが、だからこそ「生っぽい」人間模様が観られてとても面白かった。
原作のボリュームを再構成した手腕もすごいし、キャストの名演もすごい。原作付きの作品をアニメ化すると、どうしても歪になる点が出てきますけど、今作はかなりの成功例ではなかろうか。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

タイトル長いしおもんなさそう…と思ってたけど観てみたら結構楽しかった。内田真礼さん演じるカタリナのキャラクターに拠る所が大きいと思うので、キャストの勝利なのでは。
楽しいけど特にストーリー面での引っ掛かりはなかったので、心に残るタイプの作品ではなかったけど流石に求めすぎか。2期いる?って思うけど、まあ多分放送されたら普通に観そう。

邪神ちゃんドロップキック’

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名作。(数ヶ月前のコピペ)


体感これで半分くらいなので、残りはまたの機会に。終わってみれば、今期はかなりの当たりクールだったように思います。

マイ・ベスト・アニメ10選⑧ ~アニメ映画編~

他ジャンルについては以下の記事で。
kaitopoketto.hatenablog.com

―――選出ルール―――


・基本的に放送年順に並べる。
・軽く紹介文を入れる。
・順位はつけない。
・複数ジャンルに跨っている作品については適当に分類する。


最後はアニメ映画。このジャンルも意外に詳しくないかも。特に新作はお金を払って映画館まで行かないといけないので、地方住みだと一段ハードル上がるんですよね。
逆に、都市部に住んでいた時よりも、遊びに行ったときに「ついでに空き時間に何か観るか」と思うようになったので、ここ数年の方が良く観るようになった気もしますけど。

⑧-1.『うる星やつらビューティフル・ドリーマー』 (制作:ぴえろ 監督:押井守 1984年公開・98分)

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

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押井作品はあまり得意じゃないのですが、これは単純に面白いので。楽しそうな学園祭パートから徐々に違和感に気づいていく、という不気味さ。
そして後半の夢邪鬼との戦い。100分間ダレることなく楽しめる上に、後世の作品に与えた影響が大きい。今思えばこれが元ネタだったのか、みたいな。
歴史的に意義のある名作って単体で見ると古さを感じて微妙…っていうのはよくある話ですが、今作は今観ても充分面白い。原作とは別物ですけど。

⑧-2.『東京ゴッドファーザーズ』 (制作:マッドハウス 監督:今敏 2003年公開・92分)

東京ゴッドファーザーズ

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クリスマスに観たくなる作品なので、日本アニメ界の『素晴らしき哉、人生!』と言っても過言ではない(過言)今作を。
今敏監督の作品はどれも好きなんですけど、中でも一番明快でハートフルな今作は特にお気に入りです。
3人のホームレスがクリスマスの夜にゴミ捨て場で拾った赤ちゃんを巡って騒動が起こる、というストーリー。
「絆」がテーマになっていて、ホームレスの3人と社会との絆を、赤ん坊が救っていく。結局、人間讃歌みたいな作品が好きなんだよな。

⑧-3.『河童のクゥと夏休み』 (制作:シンエイ動画 監督:原恵一 2007年公開・138分)

河童のクゥと夏休み

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教育に悪いからと『クレヨンしんちゃん』を観せてもらえなかったタイプの家庭だったので、原恵一監督といえば個人的にはこの作品。
現代に蘇った河童の子供・クゥと、主人公の小学生・康一、そして康一を取り巻く人間との人間関係を描いた作品。観ると岩手に行きたくなる。
マスコミの行き過ぎた報道やいじめ問題をかなりリアルに描いており、子供向けかと思いきや、結構ハード。人間の汚い部分の描写が上手い。
河童や龍や座敷わらしみたいな非日常を登場させながら、その他の描写に圧倒的なリアリティがあるので、違和感がないのがすごいと思います。
逆にリアルすぎてやや単調と言えなくはないけど、だからこそひと夏の思い出を追体験できる名作。ただ、人間や動物が酷い目に遭うシーンが苦手な人には厳しいかも…。

⑧-4.『涼宮ハルヒの消失』 (制作:京都アニメーション 監督:石原立也 2010年公開・168分)

涼宮ハルヒの消失

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涼宮ハルヒ』シリーズは、地元が舞台であったり、学生当時に丁度流行ったりしていたので、自分にとってはまさに思い出のアニメ、なのですが。
そういう思い出補正を抜いて考えたとしても、『消失』はSFとして傑作だと思うんですよね。まさに平成の『ビューティフル・ドリーマー』。
日常に感じる違和感、そしていつもの日々を取り戻すために奮闘するキョン。その中で、自分が本当は何を求めていたのかに気付かされることになる。
ラノベの主人公に自分を投影するのは思春期の特権かもしれませんが、少なくともこの作品に関しては、観ている間は自分もキョンの立場で、実際に手に汗握ることになる。
それだけの魅力がある作品だと今でも思っています。『エンドレスエイト』の評判が悪すぎて観ていない人がいそうなのが本当に惜しい。京アニを代表する映画作品。

⑧-5.『トイ・ストーリー3』 (制作:ピクサー・アニメーション・スタジオ 監督:リー・アンクリッチ 2010年公開・103分)

トイ・ストーリー3(吹替版)

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家族がディズニー好きで、自分も子供の頃から色々観ていたので、『ライオン・キング』や『おしゃれキャット』とかとも迷ったのですが…。
やはり『トイ・ストーリー』は外せないし、1作選ぶなら『3』かな、と。悪役のロッツォが今までで一番怖くて、スリリングな展開が楽しめる。
今シリーズが好きなのは「おもちゃとしての目線」が徹底されていること。遊んでもらうことが幸せ、という、人間とは違う価値観で動いている。
だからこそ、ラストにアンディがボニーにおもちゃを譲るシーンは、『1』『2』を観てきた視聴者には感涙モノ。
…この感動を昨今流行りのポリコレ要素で塗りつぶしてきた『4』は今でもやっぱり納得できないなあ。単体なら悪くはないけど、続編としては…。

⑧-6.『心が叫びたがってるんだ。』 (制作:A-1 Pictures 監督:長井龍雪 2015年公開・119分)

心が叫びたがってるんだ。

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  • 発売日: 2017/09/22
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岡田麿里さんが関わった作品も、どれも好きなんですが、多分今まで『とらドラ!』くらいしか入れていなかった気がするので、映画枠でこれを。
主人公・成瀬順が子供の頃、父親が浮気相手とラブホから出てくるのを見た、と母親に話したせいで家庭が崩壊したことがトラウマで、言葉が話せなくなる…という。
もうこの導入だけでマリー度100%。文化祭でのミュージカルを通じて、順が言葉を取り戻していき、そして言葉の持つ重みにも気づく。こういう青春モノっていいですよね。
個人的に『グリーンスリーブス』という楽曲にとても思い入れがあるので、順が歌いながら現れるシーンを劇場で観た時、全身がゾクゾクしたのが今でも忘れられません。
超平和バスターズだと、昨年公開された『空の青さを知る人よ』も良かったな。マリー作品は自伝を読むと観え方がまた違うので、併せてお勧め。



⑧-7.『ガールズ&パンツァー劇場版』 (制作:アクタス 監督:水島努 2015年公開・119分)

ガールズ&パンツァー 劇場版

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他に挙げた作品は全てストーリーが好き、という理由で選んだのですが、今作だけは単純に観ていて楽しいから好きな作品、ということで。
廃校を阻止するために戦う、というあらすじはテレビ版と同じで、特に目新しさはないのですが、かつて対戦した高校のメンバーが仲間に加わる展開はオタクがみんな好きなやつ。
映画館の音響で、手に汗握る攻防戦を観るのが本当に楽しい。正直TV版はそこまでハマらなかったのですが、映画はお勧め。映画というよりは体感型アトラクションですけど。

⑧-8.『この世界の片隅に』 (制作:MAPPA 監督:片渕須直 2016年公開・129分)

この世界の片隅に

この世界の片隅に

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舞台は昭和前期の広島。主人公・すずが呉の事務官に嫁ぎ、戦中を生き抜いていく様子を描いた半生記。
あまり戦争映画は得意ではないのですが、今作は戦争そのものではなく、市井の人々にフォーカスしているのが興味深い。そして主演ののんがハマり役すぎる。
完全版も少し前に公開されましたが、改めて観てもやはりすごかったですね。物語が1945年8月に近づいていくにつれ、否応なく高められる緊張感。
昨年の夏休みに呉に聖地巡礼しましたが、良い街でした。受験で使わなかったから日本史に疎いんですけど、作品を通じて興味が出てくるのも悪くない。

⑧-9.『リメンバー・ミー』 (制作:ピクサー・アニメーション・スタジオ 監督:リー・アンクリッチ 2018年公開・105分)

リメンバー・ミー (吹替版)

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  • 発売日: 2018/05/29
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ミュージシャンを夢見るメキシコの少年・ミゲルと、死者の国で暮らす骸骨のヘクターとの触れ合いから、世代を超えた家族愛を描いた作品。
帰省する度に親に観ろ観ろと言われ、借りてきて観てみたら本当に面白かった。序盤はそこまでか…?と思っていたんですけどね。
ヘクターとデラクルスの正体、そしてママ・ココに関するエピソードが繋がっていく後半のカタルシスがとにかく素晴らしい。ミュージカル調なんですが、歌も良いんですよね。
これを観たのが、生まれてからずっと一緒に暮らしていた祖父を亡くしてすぐだったのも印象深い理由の1つかも。そして原題『Coco』のネタバレ感がヤバい。

⑧-10.『若おかみは小学生!』 (制作:DLE・マッドハウス 監督:高坂希太郎 2018年公開・94分)

若おかみは小学生!

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評判が良かったので半信半疑で観に行ったら、不覚にも劇場で泣いてしまったやつ。最近、昔より若干涙もろくなってしまっていて困る。
両親を交通事故で亡くした主人公・おっこが、春の屋の若おかみとして奮闘する、というストーリー。
小学生の女の子に辛い体験をさせ、奉公させる展開がハードで、可哀想だという意見も散見された記憶がありますが、個人的には、そこから一歩進んだところにメッセージを感じていて。
つまり、困難な状況にも負けずに他人のために尽くしていれば、きっと報われるし、居場所もできる。おっこの悲しみを丁寧に描いているからこそ、共感しやすい作りになっていると思います。



こんな感じで10作品。ジブリとかポケモンとかコナンとかは敢えて入れなかったけど、もし入れるとすれば、ジブリなら『千と千尋の神隠し』か『となりのトトロ』。
ポケモンなら『ミュウツーの逆襲』か『みんなの物語』。コナンなら『天国へのカウントダウン』か『ベイカー街の亡霊』かな。
社会情勢から直近では全然映画館に行ってないし、公開延期になった作品も多いけど、また落ち着いたら色々観に行きたいですね。スクリーンで観ることに意義があると思うので。


さて、計画性がなさすぎてほぼ1年かかったけど、何とか1年経つ前に80選が間に合って良かった。くぅ~疲れましたw これにて完結です!(ネタが古い)
実は直近ではあまりアニメを観ていない(当社比)ので、また色々発掘していけたらいいな。別にアニメという媒体に限らず、ですけどね。

マウス二人芝居 第五弾 もし太宰治が今現在の日本に現れたら

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www.youtube.com

交差点の前に建つビルヂングには、見たこともないほど大きなテレビがあり、
そこには、マスク姿の男が映っていました。
マスク姿の男は、「緊急事態宣言」がどうこうとか、「戦後最大の危機」がこうとか叫び、その声は、無人の渋谷に反響しました。

昭和の文豪“太宰治”が現代に蘇る
この緊急事態の日本に、昭和の文豪は何を思うのか?

「転生!太宰治シリーズ」最新作がマウス二人芝居に登場!!


なんか供給が来たので、買うことにしました(雑)。脚本の佐藤友哉ってなんかアニメ監督みたいな名前だけど、何を書いてる人だろう?と思って検索してみたら
フリッカー式鏡公彦に→うってつけの→殺人」と「1000の→小説と→バック→ベアード」の人でした。疑問が解けた。


自殺を図った太宰がなぜか現代に転生してきた、という設定で、精神的に不安定ながら、興奮するとものすごく多弁になるところ等、てらそまさんの好演が光っていました。
街頭インタビューに対し、ジャーナリズムとは、と一席ぶつところが特に面白かった。ダメ人間っぽいんだけど、逆に精神的な懐が広い、という魅力的なキャラクター。
黒沢さんは学校を中退し、歌手を目指す少女を演じていましたが、特有の生っぽい芝居で、とても良かった。歌まで聴けると思っていなかったので嬉しかったです。
ウイルスが蔓延して自粛が進んだ結果、歌手デビューの話が一旦白紙になる、という設定、現代を舞台にした、というか本当にそのまま現状の日本で笑ってしまったなあ。


こんなご時世でも、色々な供給があって、自分が楽しむと同時に、事務所や演者にお金を落とせるのはありがたいですね。
実質ドラマCDを買ったようなものだし、こういう企画がまたあれば聴いてみたい。良い買い物をしました(オタクはいつもそう言う)。

マイ・ベスト・アニメ10選⑦ ~ロボットアニメ編~

他ジャンルについては以下の記事で。
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―――選出ルール―――


・基本的に放送年順に並べる。
・軽く紹介文を入れる。
・順位はつけない。
・複数ジャンルに跨っている作品については適当に分類する。

今回はロボットアニメから。多分、一番観ていないジャンルな気がしますね…。
好みがどうこうというより、20世紀が全盛期のジャンル(だという認識)なので、単純に最近は放送作品数自体が少なく、観る機会もあまりないような。嫌いではないのですが。

⑦-1.『無敵超人ザンボット3』 (制作:サンライズ 監督:富野喜幸 1977年放送・全23話)

無敵超人ザンボット3 Blu-ray BOX

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サンライズが独立して初のアニメ作品。主人公の神勝平とその家族が、地球侵略を企む宇宙人・ガイゾックと戦う、というストーリー。
観たことがない人にも、所謂「人間爆弾」のシーンが有名なので、「所謂「鬱アニメ」なのでは?」と思われがちかと思うのですが、実際はそんなことはない。
ガイゾックと戦う中で一般人にも被害が出て、敵と戦っているはずの主人公たちが恨まれる、という展開は、この時代ながら単純な勧善懲悪に留まらず、今観ても面白い。
敵もどこかコミカルながら、やっていることは極悪非道。そして終盤で明かされる敵の侵略の意図と、そこで描かれるエゴイズム。ラストシーンもとても印象的。
主人公を演じている大山のぶ代の演技があまり上手くない(直球)ことと、作画がところどころ不安定なのはご愛嬌ということで。23話で短くまとまった作品だと思います。

⑦-2.『太陽の牙ダグラム』 (制作:サンライズ 監督:高橋良輔 1981年放送・全75話)

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ロボットアニメ界の大河ドラマ。地球の植民星・デロイアで、地球からの独立を目指すグループ「太陽の牙」に、地球連邦評議会議長の息子である主人公のクリン・カシムが参加。
父親と仲間との間で揺れながら、少しずつ太陽の牙の面々と結束を深め、独立を目指して戦う。簡単に言うと独立戦争を描いた作品。
地球側のやり方に疑問を覚えてデロイア側へ寝返る兵士、逆にデロイアを裏切って地球側につこうとする仲間、はたまた権力を求めて虎視眈々と下剋上を狙う部下、等々…。
政治ものとして、とても面白い群像劇。ただ本当に長いので、それが長所でも短所でもある。自分は骨折で入院して他にやることが何もなかった時に観始めてハマりました。
メカアクション的には結構地味なんですけど、どちらかと言うとアクションよりストーリーを求める人に勧めたい作品ですね。全話観てから1話冒頭に戻った時の感動は忘れられない。

⑦-3.『戦闘メカ ザブングル』 (制作:サンライズ 監督:富野由悠季 1982年放送・全50話)

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舞台はかつて地球と呼ばれていた惑星・ゾラ。ドーム状の都市に住む特権階級のイノセントと、その外で暮らす一般階級のシビリアン。
あらゆる犯罪行為が3日逃げ切れば無罪になる「3日の掟」があるゾラで、殺された両親の敵・ティンプを追う主人公のジロン。
上で挙げた2作品とは打って変わって明るい作風で、ギャグチックですらある。娯楽アクションロボットアニメといった感じで、好みに合うものでした。
ヒロインの性格に難があるので最初はちょっと…って思ってましたが、観進めていくと慣れるし愛着も湧く。ちょっと中盤グダるけど、後半はシリアスで、バランスの良い作品。

⑦-4.『装甲騎兵ボトムズ』 (制作:サンライズ 監督:高橋良輔 1983年放送・全52話)

装甲騎兵ボトムズ DVDメモリアルボックス

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  • 発売日: 2005/02/24
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■一般人の認識
ガンダム:安室とシャーがたたかう話
エヴァ:パチンコ
マクロス:歌う
ギアス:知らん
ボトムズ:アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、
もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。


このコピペ好き。…で、リアルロボットの傑作であるボトムズ。主人公機が特別でなく、使い捨てながら戦っていくのが新しい。主人公そのものが特別というか非凡なのですが。
ウド、クメン、サンサ、クエント…と舞台を変えながら、主人公・キリコは戦いの果てに、自らの出自に関わる真相に迫っていく。そして出てくる多くの魅力的なキャラクター。
味方も悪役も非常に印象的で(カン・ユーとか敵ながら割と好き)、ドラマが面白い上に、戦闘シーンも迫力がある。そして次回予告のフレーズが本当に格好良い。
惜しむらくは、後半キャラクターよりストーリーが先行した結果、やや抽象的になってしまって盛り下がったように感じてしまったところかな。それを差し引いても名作ですけど。

⑦-5.『銀河漂流バイファム』 (制作:サンライズ 監督:神田武幸 1983年放送・全46話)

EMOTION the Best 銀河漂流バイファム DVD-BOX1

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ロボットアニメ版『十五少年漂流記』。異星人の攻撃で取り残された子供たち13人(と大人1人)が、地球を目指して漂流するお話。
あくまで目的は地球に帰ることなので、攻撃されても撃退するのがやっと。バイファムはロボットとしてはあまり強くないんですよね。
子どもたちが力を合わせて難局を乗り切っていくのが単純に観ていて楽しく、それこそ『十五少年漂流記』が好きな人は楽しめる作品だと思います。
あと主題歌が英語なのも、ちょっと珍しい。この辺のアニメは主題歌も大体好きだから、カラオケに行くと歌いたくなりますね。…ここ何年かは全然行ってないけど。

⑦-6.『蒼き流星SPTレイズナー』 (制作:サンライズ 監督:高橋良輔 1985年放送・全38話)


自分が初めてハマった、思い出のロボットアニメ。舞台は1996年、米ソの東西冷戦が宇宙にまで拡大したという設定。
体験教室で火星に来ていた少年少女たちが突然謎の兵器から攻撃を受け、それを救ったのは青いロボットを操る見知らぬ少年。
1話の導入から印象的で、異星人の主人公・エイジが次第に皆と打ち解け、地球に帰還するまでの2クールはスリリングでとても面白い。
後半、グラドスに征服された地球、という設定で突如『北斗の拳』みたいな世界観になっているのはちょっと笑いましたが、異星交流というテーマはブレてないんですよね。
ロボットアニメ史に残るレベルの名悪役・ゴステロの存在も大きい。そして主題歌が名曲で、カラオケの十八番です。…まあ、最近行ってないから歌ってないですが(2度目)

⑦-7.『∀ガンダム』 (制作:サンライズ 監督:富野由悠季 1999年放送・全50話)

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ロボットアニメ10選をやるにあたり「キリがないから、『ガンダム』シリーズからは1作品にしよう」というつもりでした。そして何を選ぶかが難しかった。
やはり原点にして名作の初代、単純に面白い『G』、ニュータイプを独自解釈した『X』、初代のリメイクとして秀逸な『SEED』等々。候補はいくつかありました。
…でも、戦闘をメインに据えていないという目新しさ、余韻の良さ、富野ガンダムの総括というシリーズ内の意義を考えたら、『∀』かなあと。実際甲乙つけ難いというかつけられないし。
主人公のロラン以上に、ディアナ・ソレルとキエル・ハイムという、鏡の裏表のような2人の女性がメインに据えられており、演説や洗濯を始め、この2人のエピソードが特に印象的でした。
そして、ソシエの淡い想いも切ない。ガンダムシリーズで今作が一番最終回のインパクトが強かったかもしれないなあ。ロボットアニメっぽくはないけど、間違いなく名作。

⑦-8.『地球防衛企業ダイ・ガード』 (制作:XEBEC 監督:水島精二 1999年放送・全26話)


民間企業「21世紀警備保障」で埃を被っていたロボットのダイ・ガードが、謎の敵「ヘテロダイン」と戦う、というストーリー。
民間企業のロボットなので、武器を買うにもお金がかかるし、壊れたら修理費もかかる。ロボットと戦う以外にも通常の業務もある。
そして、警備会社ゆえに、目的は敵を倒すことではなく、住民を守ること。…こんな感じで、色々制約がある中で戦うのがリアリティと生活感があって面白い。
敵を倒すよりも、それで市民の家屋に被害が及ぶことを心配する、という展開はこの作品ならでは。倒さずに共存を選ぶようなエピソードもあるほど。
異星からの侵略者と戦う、とか国家間の戦争が、とかみたいなよくあるストーリーではないですが、個性的な作品だと思います。

⑦-9.『ガン×ソード』 (制作:AIC A.S.T.A. 監督:谷口悟朗 2005年放送・全26話)


ロボットアニメなのかと言われると微妙だけど、まあガワは間違いなくそうだからいいか。自分が谷口・倉田コンビの最高傑作だと思っているアニメです。
妻を殺された主人公のヴァンが、敵討ちのために旅をする、というシンプルなストーリーなのですが、この作品の肝はそこではないと思っていて。
キャッチコピーの「痛快娯楽復讐劇」が過不足なくこの作品を表しているのですが、「娯楽」なんですよね。遊びのエピソードがとても面白い。
「ハートに火をつけて」「海よ、サンキュー」「座標Xを追え」等のギャグ回が秀逸で、何度でも観たくなる。倉田脚本の真骨頂と言える。
ヴァンが追う「カギ爪の男」も、危険思想の全体主義者で、「個」を貫くヴァンとの対比が分かりやすく描かれてはいますが、やっぱり「痛快」と「娯楽」が2大要素かな、と。

⑦-10.『コードギアス 反逆のルルーシュ』 (制作:サンライズ 監督:谷口悟朗 2006~2008年放送・全50話)


『SEED』と並び、ゼロ年代でトップレベルにヒットしたロボットアニメ。今更説明するまでもないですが。
ダークヒーローの主人公・ルルーシュが、絶対遵守の力・ギアスと明晰な頭脳を武器に、一大勢力のブリタニアに反旗を翻していく、というストーリーは本当にワクワクしました。
戦闘シーンも面白ければ、能力と奇抜な計略の合わせ技による鮮やかな勝ち方、そしてギアスの暴走による不幸な事故など、どう転ぶか分からない展開がとても秀逸。
少し前に公開された新作映画には賛否両論ありましたけど、個人的には当時の雰囲気をまた味わえただけで充分嬉しかったです。『ギアス』以降、同レベルのロボットアニメを観ていない。



というわけで10作。富野高橋アンド谷口。ここ10年の作品1つもないし、いつも以上に偏りが酷いけど、実際この辺の監督作品は面白いから仕方ないですね。
どうしても話数が長めの作品が多いので気軽には勧めづらいけど、この辺は手堅いと思うし、今観ても充分に楽しめるはず。
一応「20代の締めくくりとして選ぶ」をコンセプトに去年始めたはずなのに、気づけば20代も残りが秒読み、って感じなので、誕生日までには最後のも書いてしまおうと思います。計画性/Zero。

ありふれた職業で世界最強 ★★★★★★☆☆☆☆

第1話 奈落の底の化け物

第1話 奈落の底の化け物

  • 発売日: 2019/07/09
  • メディア: Prime Video


“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。
つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ
異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?
脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。
「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」 奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強”異世界ファンタジー、開幕!


所謂異世界転生モノ。類似の作品が多い中、今作で特徴的だと感じたのは「主人公だけでなく、クラスメイト全員が異世界に転生する」点。
…なんですが、導入でそこについて全然触れないという謎の不親切さ。一人で迷宮を彷徨っているところから始まり、途中で断片的に回想が挟まる。
何となく設定を理解したところで主人公の性格が豹変して最強になる…という、感慨も何もないスピード展開で、掴みの弱さがひどい。当時は1話でドン引きして観るのをやめてしまったし。


2話以降はハーレム要素のあるハイファンタジーとして観られなくはないかな、というレベルでしたが、バトルシーンのCGがショボいという致命的な欠点が目に付きました。
1話のベヒモスを見て「えぇ…」ってなってしまったけど、100層のヒュドラも同等以上のヤバさだったし、最終話とか、一昔前のゲームレベルのCGだった。流石にちょっと…。
ショボいといえば、挿入歌を流してセリフ節約して展開を進めようとする手法が繰り返し使われるのも気になりました。どんな作品でも多少はあるけど、多用しすぎでしょ。


所謂ヘタレ系ではなく「目的達成のためなら手段を選ばない」という冷酷な主人公、献身的に従うユエ、コメディーリリーフのシアとティオ。キャラクターのバランスは良かったかな。
残念だなと思ったのが「主人公が最強になるまでが早すぎる」こと。1話はまるで早回しかよ、という展開の早さで、ここにもう少し時間をかけていれば説得力が違ったかも。
他のキャラも最強レベルのメンバーが多いせいで、CGのショボさと相まって、そこそこハードな世界観なのにも関わらず、戦闘シーンが面白くないんですよね…。


最初に主人公が絶望して…という展開、『盾の勇者の成り上がり』と通じるところがあるな、と思ったのですが、あちらは最初の絶望の描写が丁寧で、掴みがとても良かったと思っていて。
それと比べるとどうしても雑さが目立つ。結局、序盤以外は「ありふれた職業」って何だったっけ?というレベルでしか触れられていなかったので、タイトル詐欺まである。

これは『盾の勇者』の感想でも似たようなことを書いたのですが、所謂「ダークヒーロー」を主人公に据えるなら、それと同じくらい、敵の信念、建前に説得力を持たせてほしいんですよね。
今作だと、ハジメ以外のクラスメイトは殆どどうしようもないやつばかりな上に、描写も少なく影も薄い。相対的にハジメがマシかな?と思うくらいで、説得力が弱いと感じてしまう。
惜しい…というレベルに達しているかはともかく、少なくともこのアニメは(特に序盤の)構成がまずかったな、という印象でした。声を脳内再生して原作読んだ方が良いかもしれない。

リトルウィッチアカデミア ★★★★★★★★☆☆


魔女になることを夢見る主人公の少女・アッコがルーナノヴァ魔法学校に入学し、友人と様々な騒動を巻き起こす物語。
アッコが魔女の家系ではない日本人で、ホウキにも乗れない落ちこぼれ、という設定はふーん、くらいに思っていましたが、後半でその設定が活きてくる構成は良かったですね。
ストーリーの展開が遅いのでやきもきさせられましたけど、その分というか、単話完結のエピソードがどれも面白かったです。
8話「眠れる森のスーシィ」に一番センスを感じましたが、10話「蜂騒ぎ」で熊蜂の飛行が流れるのもセンス良い。14話「ニューエイジマジック」、18話「宇宙大戦争スタンシップ」も好き。


そしてトリガー作品一番の売りともいえる作画。とにかくよく動くし個性的。魔法祭とか、コンスタンツェの秘密基地(?)へ行く通路とか、最後の戦い辺りが印象に残りました。
最初にも少し書きましたが、アッコが魔法が使えない理由、そしてアッコの憧れであるシャイニィシャリオ。ここが繋がってくる後半がピークだったかな。


…とまあ、加点要素は結構あるのですが、一方で合わないなあ、と思った点もいくつかあって。まずはアッコの性格ですかね。熱血直情型バカというか。
もちろん、その気質で周りを巻き込んでいくからこそ物語は進んでいくのですが、流石にないわー、って思うところも結構あって。しかも成長するタイプの作品でもないし…。


あと、こっちのほうが大きいのですが、かなりのキャラクターがいて2クールなのに、「アッコとシャイニィシャリオの物語」に焦点が当たりすぎて他のキャラの影が薄いのが問題かと。
ダイアナの出自についてちゃんと掘られたのすらかなり後半だし、ロッテやスーシィですら、当番回があった後はせいぜい魔法祭くらい。
最後、みんなの力を合わせて奇跡を起こす展開になるのですが、アッコと他のキャラの積み重ねがもう少しあれば、もっと感動的になったのになあ、と思いながら観ていました。
トリガー作品、いくつか観ているんですけど、場面場面のインパクトは強いけど縦軸が弱いイメージがあって、観た後に残るものがあまりないように感じてしまうのがな…。


というわけで、全体的なストーリーが凡で、単話のクオリティと作画が良かったので、総合的に考えたら普通くらいかな、と。
それよりスーシィ役の村瀬迪与さん、新谷真弓さんみたいな演技がすごく強烈でした。どうやってこんな人材を見つけてきたんだ…。

僕のヒーローアカデミア(第4期) ★★★★★★★★★☆

第86話 垂れ流せ!文化祭!

第86話 垂れ流せ!文化祭!

  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: Prime Video


そういえば書いてなかったので。4期はヒーローインターン、死穢八斎會との戦い、そして文化祭。前半と後半で雰囲気がガラリと変わっていましたね。
分解と修復って能力として最強クラスなので、結構緊迫感がありました。ヒーロー側にも死者が出たし。ヴィラン連合にも出ましたけど。
ヴィラン連合というか、死柄木がどんどん悪役として魅力的になっているのが面白いですね。確信犯(本来の意味で)は強い。


一方、ジェントル・クリミナルとの戦いも、生死をかけた戦いではなかったですが、逃げられたら終わり、という条件が結構シビアでしたね。
しかしジェントルの過去が悲しかった。キャラそれぞれに信ずるところがあるのが今作の好きなところの一つですが、これは…。そしてラブラバ共々声が良い。大事なことですね。


そして文化祭編。観てる人全員思ってると思うので今更ですけど、耳郎ちゃん可愛すぎないですか?壊理ちゃんも笑顔になったし、86話は良かったなあ。
エンデバーもどんどん株を上げてきているし、5期も楽しみですね。作画がすごい上に話も面白くてキャラも魅力的だから本当に良い作品だと思います。

マイ・ベスト・アニメ10選⑥ ~ヒューマンドラマ編~

他ジャンルについては以下の記事で。
kaitopoketto.hatenablog.com

―――選出ルール―――


・基本的に放送年順に並べる。
・軽く紹介文を入れる。
・順位はつけない。
・複数ジャンルに跨っている作品については適当に分類する。


今回はヒューマンドラマ系(曖昧)。日常系よりもストーリーが展開し、学園系よりも恋愛がメインではないような作品を想定しています。主に部活モノ。
おそらく、ここ数年…というか、社会人になってからは、一番好きなジャンルですね。今でも無意識に青春の影を追い求めてしまうのだろうか。心は思春期、みたいな。

⑥-1.『カレイドスター』 (制作:GONZO 監督:佐藤順一 2003年放送・全51話)


放送順に並べるといきなり感動的名作の代名詞みたいなアニメを挙げることになってしまう。…いや、別にいいんですけど。
アメリカのサーカス集団「カレイドステージ」に憧れ、単身渡米した主人公・苗木野そらが、入団し、挫折を繰り返しながらトップスターになる様子を描いた作品。
やってやれない事はない!やらずに出来たら超ラッキー!やるとなったらやるっきゃ、ない!ない!ない~!」をモットーに、様々な困難に立ち向かうスポ根もの。
2クール目までは、他の団員やトップスターのレイラに少しずつ認められながら「幻の大技」を成功させる、という、そこそこ口当たりの良い展開なのですが
その後、メイが加入した3クール目辺りのそらの挫折は、当時観ていて結構キツいものがありました。だからこそ、それを乗り越えた4クール目のラストが感動的なんですけどね。

⑥-2.『ARIA』 (制作:ハルフィルムメーカー 監督:佐藤順一 2005~2008年放送・全52話)

ARIA The ANIMATION Blu-ray BOX

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  • 発売日: 2015/12/24
  • メディア: Blu-ray


いきなりサトジュン監督作品が被ってしまった。舞台はテラフォーミングされて水の惑星「アクア」となった24世紀の火星にある入植地、ネオ・ヴェネツィア
そこでゴンドラを漕ぎながら観光案内をする「水先案内人(ウンディーネ)」の少女たちから見た情景を描いた作品…って、有名すぎて今更書く意味があるのか。
今作で好きなのは、何と言ってもネオ・ヴェネツィアの空気感。他の作品では味わえない、穏やかな時間が流れているんですよね。藍華の声も良いし。
それだけに留まらず、3期では先輩の結婚と引退を通して、今までの日常が永遠に続くものではないことと、逆説的に日々過ぎてゆく今の愛おしさを描いているところが好きです。

⑥-3.『N・H・Kにようこそ!』 (制作:GONZO 監督:山本裕介 2006年放送・全24話)


大学を中退し、4年ひきこもっている主人公・佐藤。ある日、宗教勧誘に来た女性に同行していた謎の美少女・中原岬が、佐藤をひきこもりから脱却させようと「プロジェクト」を開始する…。
佐藤、虚言癖があり、何をしようとしても途中で投げ出し、エロゲーにハマり、ネトゲにハマり、成り行きで自殺オフに参加して死にかけ、マルチ商法にひっかかり…と清々しいまでのクズ人間。
…でも、そんな佐藤に心のどこかで共感してしまう自分がいる。そういう意味では、人生において鬱屈とした気持ちを抱えたことのないタイプの人には楽しめない類の作品かもしれないですね。
終盤、佐藤がひきこもりから脱却した理由が、絵に書いたようなハッピーエンドではなく、リアリティのあるものだったのも好きなところです。勿論ヒロインが可愛いのも重要なポイントですが。
あと、3つある主題歌が、それぞれ毛色が違いながら、全てとても秀逸なんですよね。特に『もどかしい世界の上で』は正にマスターピース。『踊る赤ちゃん人間』も好きですけど。



『N・H・Kにようこそ!』ED2 牧野由依『もどかしい世界の上で』


⑥-4.『おおきく振りかぶって』 (制作:A-1 Pictures 監督:水島努 2007~2010年放送・全39話)


野球を観るのは割と好きなので、野球アニメは大体どれも楽しく観ているのですが、「一番好きな野球アニメは?」と考えたら、やはり「おお振り」になるかな、と思います。
主人公・三橋廉は弱気でウジウジした性格の投手。ストレートと4種の変化球を、正確にストライクゾーンに投げ分けることができる、という精密機械のようなコントロールを持っている。
バッテリーを組む阿部隆也は頭脳派の捕手で、配球や相手の得意・苦手な球種を暗記する驚異的な記憶力を持ち、2人のバッテリーと、同級生たち1年生からなる10人チームで甲子園を目指す。
この作品の何が面白いかって、シンプルに「試合の描写が占めるウエイトが大きい」ところですね。地方予選2回戦、昨年の予選優勝校・桐青高校との試合に、実に後半1クールまるまる費やす
まるで本当に高校野球の試合を観ているかのように作品世界にハマってしまうんですよね。野球は観るけどこの作品は観たことがない、という人には是非おすすめしたいアニメ。

⑥-5.『アイカツ!』 (制作:サンライズ 監督:木村隆一 2012年放送・全178話)


新人アイドル・星宮いちごがトップアイドルになるまでを描いた作品。今作の魅力はそれこそ折に触れて書いているのですが、一言で言えば「アイカツ!は人生訓」。
トップアイドルの神崎美月から星宮いちごへ、そして大空あかりへと繋がる、途切れることのないバトン。魅力を書き始めるとキリがないですが、結局、その永遠性が一番好きなところかも。
楽曲も素晴らしく、ストーリーが進行するにつれて歌詞に込められたメッセージが実感できるようになるのもとても楽しい。話数の多さに最初は驚きますが、気付いたら全話観終わっています
原理主義者ではないですが、特にファーストシーズン(第50話まで)は出色の出来なので、「女児向けアニメはちょっと…」と敬遠せず、是非観てもらいたい作品ですね。

⑥-6.『プリティーリズム・レインボーライブ』 (制作:タツノコプロ 監督:菱田正和 2013年放送・全51話)


いつも戯れに視聴した作品に点数をつけているのですが、満点はあまりつけないようにしていて。その中で「10点満点じゃ足りないだろ…」と思うほど面白かったアニメ。
ダンス・ファッション・歌を融合したフィギュアスケートのような競技「プリズムショー」を題材に、プリズムスターを目指す6人の少女たちを描いた群像劇。
大きく分けて主人公サイドの3人と、ライバルサイドの3人に分かれるのですが、4クールに渡って展開される人間ドラマがとにかくアツく、そして重い。
親世代の確執、幼少時代の因縁、過度な期待と束縛、甘酸っぱい恋愛等々…。それぞれが様々な困難を乗り越え、競技に挑む様子はとても感動的でした。
前シリーズの「終盤のカタルシスが素晴らしい」という魅力をそのままに、6人それぞれの掘り下げやシャッフルユニットなど、最後まで飽きさせない構成が本当に見事。
重すぎて土曜の朝に子供が観るには辛い内容であること以外に欠点が思いつかない。放送中の任意のアニメを4本切って、まずこの作品を観るべき。

⑥-7.『ピンポン THE ANIMATION』 (制作:タツノコプロ 監督:湯浅政明 2014年放送・全11話)


読んで字のごとく、漫画原作の卓球アニメ。「努力だけでは才能には勝てない」という、重いながらもありがちなテーマではあるのですが、今作はそこに留まらない。
才能がある選手同士が戦った場合にはどうなるのか、という問題で、「愛」がキーワードになるのがとても好みでした。
湯浅監督による独特の作風とも上手くマッチしていたように思います。話数こそ短いですが、ノイタミナで一番好きな作品ですね。

⑥-8.『響け!ユーフォニアム』 (制作:京都アニメーション 監督:石原立也 2015~2016年放送・全26話)


惰性で楽器を続けていた高校1年生・黄前久美子が、全国を目指して吹奏楽に取り組むうちに、音楽の楽しさに目覚めていく作品。
吹奏楽部経験者なら誰しも味わったことがあるような悩み、ぶつかったことがあるような壁。それらの描写がとてもリアルで、とても考えさせられるアニメでした。
特に努力に関する描写が素晴らしい。ただ単に練習すれば上手くなるわけではないし、才能の違いもある。審査員の好みもある。先輩との上下関係もある。
その辺りをごまかさずに描いているところも好きですし、演奏シーンの描写が神がかっているところも好きですね。流石京都アニメーションといったところ。
あと、自分は基本的に「声優は作品に従属するもの」という価値観ですが、それでも、久美子は黒沢ともよさんが演じたからこそ、これだけ魅力的なキャラクターになったと考えています。

⑥-9.『風が強く吹いている』 (制作:Production I.G. 監督:野村和也 2018年放送・全23話)


故障から復活した元エリート・清瀬灰二が、暴力事件で退部した天才ランナー・蔵原走と、同じ寮に住んでいる計10人で箱根駅伝を目指す、三浦しをんの小説を原作とした作品。
10人は10人とも個性的で、必要以上には馴れ合わない。最初は箱根とか冗談だろ、と思っていた面々も、衝突を繰り返しながら次第に団結し、本気で箱根を目指すようになる。
年齢も素質も境遇も違う10人が、1つの目標に向かって頑張る、というのがただただ面白い。仲間の団結が強まった後半で箱根駅伝がはじまり、じっくり10区全てを描く点も良い。
特に「箱根駅伝に出場することがゴールだったのではないのか?これ以上努力する意味があるのか?」という中盤で生じた疑問に対するハイジの答えが好きですね。

⑥-10.『この音とまれ!』 (制作:プラチナビジョン 監督:水野竜馬 2019年放送・全26話)

この音とまれ! Vol.1 [Blu-ray]

この音とまれ! Vol.1 [Blu-ray]

  • 発売日: 2019/06/26
  • メディア: Blu-ray


廃部寸前の箏曲部。不良少年の愛、天才少女のさとわ。愛の友人や、部の関係を壊してやろうと近づいてきた妃呂も巻き込み、皆で全国大会を目指す。
主要キャラクターにそれぞれ重いバックボーンがあって、それが音楽や仲間と出会うことで救われていく。とても綺麗な作品だと思います。
多くの人には余り馴染みのないであろう「箏」という題材ですが、作中で演奏されている音楽がどれもとても良い曲で、つい聴き入ってしまう。
言わば、作劇上でも、また視聴者としても、「音楽の力」を感じられるような作品というか。特に最後、「天泣」の演奏シーンは白眉。


というわけで10作品。『N・H・K』だけちょっとクセが強いけど、どれもそこそこ堅い作品ではなかろうか。
他ジャンルに比べて最近の作品を選びましたが、このジャンルには未だに進化を続けていると思うので、近年も傑作が多いんですよね。これからも名作が色々出てくることに期待したい。

アニマエール! ★★★★★★★★☆☆

はじめてのチア

はじめてのチア

  • 発売日: 2018/10/12
  • メディア: Prime Video

主人公・鳩谷こはねが、河川敷でチアの集団を目にしたのをきっかけに、高校でチア同好会を設立。幼馴染やクラスメートを勧誘して部員を集め、チア部を結成するお話。
タイトルの「アニマ」は、ラテン語で「魂」、ギリシャ語のプシュケー…ではなく、多分キャラの名前に動物が入っているからでしょう。エールはチアだから。多分。


あまり馴染みのない「チア」という題材でしたが、スポ根的要素が強調されることはなく、あくまで「人の力になりたい」という点が主眼になっていましたね。まあ、きららだし…。
音楽に合わせて踊るイメージがありましたが、1話目の導入で『LOVE&JOY』が流れたところで、一気に引き込まれました。キャッチーな知っている曲が流れるのは掴みとして良いですね。
その後も『じょいふる』『LOVE2000』『CRAZY GONNA CRAZY』など、親しみのある曲で踊るのは観ていて楽しかった…のですが、最終話のmiwaだけ知りませんでした。老人。
音楽といえば、たまに流れるガッチャマンのイントロみたいな劇伴が印象に残りました。音楽担当manzoってクレジットにあったし、明るい雰囲気だったのもそのおかげかも。


部員を集めて同好会を部に昇格させ、最終回で大会に出る、という、まあ堅い構成ではあったのですが、良くも悪くも平凡だった印象。部員集まったのが8話とかでややスロウスタートだったか。
動画工房は同クールに『ウザメイド』がありましたけど、インパクトならあっちの方に軍配が上がるかな…。少なくともギャグのレベルはあっちのほうが数段上だったと思うので。
1話でcheerとchairのネタをやたら引っ張った時に「もしかしてヤバいのでは?」と危惧しましたが、幸い滑り倒しではなかったかな。悪気なくデブ煽りされてキレる虎徹が一番笑いました。
動画工房の日常系アニメ、やっぱり安定感はすごいんですよね。今期の『放課後ていぼう日誌』も楽しみにしてたんだけどなあ。