適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

HAYAMI SAORI Special Live 2019 ”CHARACTERS” 大阪公演

今月で消滅する夏季休暇の最終日を月曜にくっつけ、3連休。土曜は知人の家に泊めてもらい、ボードゲームやカードゲームで遊んだり、「発表」をしたり。ありがとうございました。


さて、「はやみんキャラソン中心のライブをやる」と知ったのが夏。版権の都合上、キャラソンライブは映像化されることがあまりないんですよね。
更に、一度も生で聴いたことがない曲を聴ける、またとない機会。何が何でも行きたい。そう思ってライブの円盤を買って応募…したけど微妙な番号。10列目くらいだったかな?
はやみんの十数年のキャリアの中で歌ったキャラソンが膨大すぎてカバーは不可能だったので、とりあえず東京公演のセトリを見て知らない曲を聴いていくことに。
希望としては『初恋』『踊り子』『風がなにかを言おうとしてる』『白いココロ』『潮風のハーモニー』『dis-』辺りが聴きたかった。…古い曲ばっかり。情報が止まっている。


入場後はドリンクを手早く受け取って、2ブロック目の前方くらいまでは行けました。番号にしてはそこそこ良いところだったかな。どうせオルスタなら前行かないと。以下セトリ。

1.やさしい希望
2.木漏れ日のコンタクト
3.その声が地図になる
4.NAKED GENIUS
5.Sacred Bullet~紅の十字架
6.Have a strong will~木枯らし
7.夢の果てまで
8.きみを想うとき
9.想うコト
10.fallen down
11.風が何かを言おうとしてる
12.Jewelry
13.ダーリン
14.新しい朝
15.secret base 〜君がくれたもの〜 (10 years after Ver.)


~アンコール~


16.レンダン
17.メトロナイト
18.ワンスモア(新曲)
19.Startice(新曲)
20.この世界がいつかは


太字にしてあるのがキャラソン枠。過半数がキャラソンだったんですね。セトリ自体は東京と同じだったので、聴いてきておいてよかった、と思いました。
『木漏れ日のコンタクト』、スタドラは『モノクローム』と『秋色のアリア』ばっかり聴いてたからアレだけどこれも懐かしい。改めて聴くと良い曲だな、と。
『NAKED GENIUS』はエッジの効いたライブアレンジが格好良かった。ここで一気に盛り上がりましたね。


『夢の果てまで』が今日も聴けて大満足。本当に名曲。『セキレイ』『俺妹』『そらおと』は懐かしくて色々思い出してしまった。『白いココロ』じゃなかったかーwとか思いつつ。
そして『風が何かを言おうとしてる』。今回来て本当に良かったな、と思いました。高校生の頃からずっと聴いていた曲を、十年以上の時を経て生で聴ける喜び。言葉にできないですね。
『secret base』も、これをはやみんのソロで聴ける機会ってめっちゃ貴重だよな、と思いながら聴き入っていました。あと数年で『あの花』から10年と思うと恐ろしくなる。


…で、キャラソンとは何の関係もないですが『レンダン』からの『メトロナイト』最高でしたね。
『レンダン』はファーストアルバムの中でもかなり好きな曲なんですが、今回のコンセプト的に来るとは思っていなかっただけに尚更。はやみんの正確で美しい音程とリズムが体に染み渡る。
『ワンスモア』はライブ用に、と仰ってましたが、一緒に歌えてかなり楽しい曲でした。そしてライブのたびに新曲を披露するはやみん、どんだけすごいんだよ…。
『Startice』も静かに盛り上がっていくのがとても良かった。今日が初公開だったらしいけど、もうMV上がってますね。仕事が早い。
そして最後にキャラ名義でのデビュー曲である『この世界がいつかは』で〆る構成が美しかったですね。声優・早見沙織が好きな人にはたまらないセットリストでした。


いつも思っていることをまた思ったんですが、はやみん、CDで聴いてももちろん上手いけど、ライブだとCDより上手い。どうなっているんだ。
特に今回は10年前とかの曲も結構やっているから余計に思ったんですが、アレンジを加えて、当時より更にハイクオリティに仕上げている。本当にすごい。


来年の全国ツアーも発表されましたし、また近場は行きたいですね。オルスタなのは足が辛いので、座って聴きたいのは正直なところですが(笑)
アニメを好きでいてよかった、声優・早見沙織を好きでいてよかった。そう思えたライブでした。願わくは、今後歌謡曲のカバーライブがあれば絶対に行きたい。

A&G NEXT BREAKS FIVE STARS FINAL FESTIVAL@ライブ配信

元々今日は岡山にいる予定だったのですが、用事が台風で中止に。タイムシフトではなく、リアルタイムで配信を見られることになりました。
前も書いたけど、こういうトークイベントを配信してくれるの、地方民にとっては本当にありがたいですね。こういう流れがもっと広まってくれると嬉しい。


トークイベントは各人ごとに「○○だったで賞」みたいなのを授与して名場面を流すコーナーとSTAR LINKSのコーナー。どちらもめっちゃ笑いました。
セクシーなりっさんをイジるみんなとか、「この中で一番部屋が汚そうなのは誰?」のお題で4:1で即みにゃみに決まったりとか。


そしてお色直しからの卒業式風の朗読劇にミニライブ。朗読劇は思ってたより大分ネタ色が強くて笑ってしまった。ともよちゃんだけパンツスーツだったのが印象的でした。
ミニライブは、今までイベントに参加していなかったのでラジオで流れているのを聴いた程度でしたけど、良いですね。『夕焼けオレンジ』がいきなり刺さってしまった。
そして『五芒星』はもう反則ですよね。メロディックな音に感傷的な歌詞。泣かせるための曲かよ。演者も泣きながら歌ってたけど…。そしてともよちゃんとりっさんの上手さに改めて驚く。


締めの挨拶の最後で、ゆーきちが「今まで当たり前のように続けられたのは、パーソナリティだけではなく、見えないところで色々な人の努力があったから」と言っていたのがとても良いな、と。
今日のイベントにしたって正にそうで、あれだけ大きな台風が襲来してすぐの開催、1部を中止にするという苦渋の決断、会場の設営…。本当に裏で尽力してくださっていた人たちがいる。
配信環境まで整えてもらったからこそ、遠隔地にいる自分みたいなリスナーも「当たり前」に参加することができたわけで。素晴らしい縁に感謝しなければいけませんね。


挨拶といえば、ともよちゃんの「こういう(災害の)時に一番弱いのがエンターテイメントだけど、一番強いのもエンターテイメントだと思っています」という言葉も刺さりました。
自身、様々な現場で、演者の皆さんに活力をもらっているんですよね。今日も、画面の向こうからとても暖かいものを受け取れましたし、観ることができて、本当に良かったです。


今年はずっと、月曜の20時にラジオを聴くのが「当たり前」になっていただけに、ここ半月ほどは手持ち無沙汰だなあ、と思いながら過ごしているところです。
週の始めに楽しい時間を過ごせ、活力を貰えたことに大きな感謝を表したいと思います。パーソナリティの皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

アイカツスターズ!感謝祭 「We Are STARS」@ライブ配信

行こうか迷っているうちにチケットの応募状況を見て、これは無理だな…。と思っていたところ、まさかのバンチャでの有料配信。バンダイチャンネル最高。


イベントの流れとしてはまず、サイコロで出た目に応じて変わった話、悲しかった話、大笑いした話…等を四ツ星組、ヴィーナスアーク組、M4組、監督に語ってもらうコーナー。
次に、『笑っていいとも!』の100分の1アンケートみたいな、観客にアンケートして最も人数が少なかったら勝ち、みたいなコーナー、そして、最後にミニライブコーナー。


トークコーナーは、放送期間、ひいては収録期間が長いからこそというのもあるんでしょうけど、とにかくキャスト同士のエピソードが多くて、絆の強さを感じました。
マクドにみんなで買いに行ったり、アフレコ中に他のメンバーで遊んだり、果ては音響がいない時に監督が代理で音響監督やったり。色々裏話が聴けて楽しかったです。
そういえば、夜の部は突然「だるまさんが転んだ」が始まるとかいう謎の展開でしたね。しかもめっちゃ尺取ってたし自由すぎる。なんだこれ…。
でも「だっちゅーの」ポーズをする前田佳織里さんに、ひよっちが「胸部分が残念なので…」とか言ってたところで、画面の前で爆笑してしまいました。かおりんごめんなさい。

アンケートコーナーは、船で来た人、朝にステーキを食べた人…意外に結構いるんだなあ、と思いました。でも映画観てない人の時にすぐ手を挙げた人は反省すべきでしょ。観なさいよ。


ミニライブコーナーセットリスト(カッコ書きの部分が夜公演)

1.STARDOM!(episode Solo)
2.POPCORN DREAMING♪(裸足のルネサンス)
3.ハッピー☆パンチ
4.ドリームステージ(Summer Tears Diary)
5.スタージェット
6.We are STARS!!!!!
7.スタートライン!
8.MUSIC of DREAM!!!
9.Bon Bon Voyage!


久しぶりにちゃんと聴いてみて改めて思ったんですが、良い曲が多い。『POPCORN DREAMING♪』好きなのでイントロでめっちゃテンション上がりました。居間の中で。
アニメしか追いかけていなかった自分でも、流石にこう何回も見ていると歌唱担当の顔と名前も一致するようになってきましたね。藤城リエさん、美人だし歌上手いな…。
『スタートライン!』は声優と歌唱担当の共演でアツかったですね。特に5thフェスがシンデレラと被って来られなかったローラ役の朝井さんが出ていて良かったなあ、と。
というか、後ろに作品を代表する名エピソードであるところの第86話「涙の数だけ」の映像流すのは反則ですよね。泣きそうになってしまった。心憎い演出しやがって…。


どうやら有料配信を見た人は7000人もいたらしいですね。自分みたいな地方民にとっては日曜開催のイベントへの参加は軽々とできるものではないので、とても有り難かったです。
タイトル通り、色々な「感謝」の言葉を述べるシーンが多かったですけど、観客としても今回のイベントを見られたことに、コンテンツ自体に感謝したいですね。
1年半前に放送終了したアニメで、これだけの人を集められるコンテンツ。『アイカツ!』シリーズの人気の高さを改めて感じますね。それだけ素晴らしいコンテンツだということ。
出演者の皆さんが口々に「また色々な曲をデュエットしたい」と仰っているのを聴いて、その通りだと思いましたし、これはもう大きなハコでまたフェスをやるしかないですよね。
会場のキャパの何倍も配信にお金を払った人がいるこのシリーズなら絶対いけるはず。期待しつつ、『アイカツオンパレード!』も楽しんでいきたい。そう思った日曜日でした。

キ上の空論#11 『紺屋の明後日』@あうるすぽっと

「夫の葬儀中、そこに来た夫の同僚に一目ぼれをした未亡人。その夜に息子を殺害した。未亡人が息子を殺した理由は?」

これ、有名なサイコパス診断ですけど、このタイプのサイコキラーが出てくるとは思わなくて驚きました。名塚さん演じる飯田、不気味だったな…。


…さて、今日は夕方から、池袋で舞台を観てきました。


kijyooo.com



実は最初から行こうと思っていたわけではなかったのですが、先日終了した、黒沢ともよさんのラジオの中で、度々この舞台の稽古の話をされていたので気になっていて。
いつだったか、オープニングトークでかなりの尺をとって今作の魅力について語っておられるのを聞き、「殺人事件の加害者と被害者」というテーマにも惹かれたので観に行くことを決めました。
「ふらっと遊びに来てください」とか仰ってましたしね。1000km近く離れてるし、ふらっと、という距離でもなかったんですが。あくまで気持ちだけふらっと。
飛行機が若干遅延してどうなることかと思いましたが、どうにか開演に間に合って良かったです。初めて飛行機会社のアプリ入れてみたけど便利ですね。チェックインが楽。

岐阜県のとある町。
定食屋で働いているツヅリは、新入りの辺見に仕事を教えていた。不器用で愛想のない辺見を苦手に思うツヅリだったが、ある日、同じキーホルダーを身につけている事に気づき、
それをきっかけに仲が深まっていく。やがてツヅリは辺見に特別な感情を抱くようになる。


月日は流れ、定食屋の仕事に慣れてきた辺見は、店長の幸村と、従業員の蘭と一緒に『パブ・アクア』へ飲みに行く事に。一方ツヅリは、飲み友達の絵美とアクアに向かった。
たまたま合流した5名は酒を酌み交わすが、ツヅリは絵美の様子がおかしい事に気づく。後日、絵美に電話すると、21年前に自分の姉が辺見に強姦され殺されたと言うのだ。
ツヅリは、真剣に話を聞くふりをして、まったく信じていなかった。


隣町での出来事-。
清掃のアルバイトをするヨシトは、休憩中に女子中学生のアイネと出会う。なんとなく話を始めた2人は、日が経つに連れ、互いに心を開くようになる。
数ヶ月後、LINEを交換した2人は毎日のように連絡を取るようになっていた。
だが突然アイネとの連絡が途絶えてしまう。アイネは何者かに殺されていた。


隣町で起こったアイネの事件を知り、ツヅリは辺見について調べ始める。そんな中、便利屋を名乗る阿部に辿り着く。


一方、絵美はヨシトと接触し、辺見への復讐を目論むのだった・・


あらすじが公式サイトにあったので貼っとこう。舞台上のビジョン?に「PHASE:○」みたいな表示が出てきてスピーディーに転換したり、
定食屋の机と、あとは立方体の椅子くらいしかセットがないのに、場面場面で様々な小道具として使って見せる演出。
時系列をバラバラにし、同じ場面を後から別の人物の視点で描き直すことで、さっき言った言葉を重層的に描き出す手法。変化球でしたが、とても面白かった。


演出こそ奇抜でしたが、ストーリー自体は、21年前の殺人事件の犯人と、隣町で起こった、よく似た殺人事件の真相を…という、割と王道で分かりやすいもの。
和やかに進んでいく序盤から一転、中盤以降は重い展開が続き、その中にもたまに笑える場面があったりして。2時間半近く休憩なしで、観てるだけで少し疲れた(


21年前の殺人事件は、当事者以外から見たら過去の話かもしれない。でも、被害者家族からしたら、ずっと終わっていない、今も続く話。
そして、加害者自身も、「いつまで贖罪すれば終わるのか」と思い、苦しみ続けている。とても難しい問題を扱っているんですよね。


でも、ニイナのように、殺された家族の分まで前向きに生きよう、と思う気持ちもまた、心の動きとしてはありえる話なんだよなあ、と。一方で、復讐を企む絵美の気持ちも理解できる。
理性的な行動と、感情的な行動の境目って、いったいどこにあるんだろう、と。絵美の「私が狂っとるんかねえ!?」という悲痛な叫びが、まだ頭から離れません。


一方、観客の側としては「出所したあと、定食屋で働く辺見」を長く見ているため、ツヅリのように、辺見側にともすれば肩入れしそうになるんですけど、そこはとてもバランス感覚が良くて。
終盤の行動や絵美との会話、そしてラストの独白を聞いていると「やっぱり普通の感覚ではないな…」と感じるんですよね。本当に、何が正しいのかわからなくなってくる。
救いのない話ですけど、結局は「苦しみ続けなければならない」というのが答えなんでしょうか。外野はともかく、当事者間にとっては、年月が解決してくれるような単純な問題ではない。


新垣里沙さんを始め、演者の皆さんの演技に生の温度を感じる、良い舞台でした。まるで現実と空想の狭間にいたような感覚。来てよかった。良い縁に恵まれました。
行った動機でもあるので絵美についても書いておくと、彼女が一番感情を露わにするキャラクターだったのでは。
酒に酔うところ、必死に電話をするところ、辺見に詰め寄るところ…。「役者」としての演技を存分に堪能できたと思います。やっぱりこの人すごいわ。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops! DAY2@ライブビューイング

今日はアイドルマスターシンデレラガールズの周年ライブ、幕張公演2日目のライブビューイングに参加してきたので、その感想を。


LVをやっている最寄りの映画館(他県)まで1時間半強かかり、平日18時開演だと間に合わない。更に、今回は幕張にしか、担当アイドルである中野有香ちゃん(役の下地紫野さん)は出演しない。
更に牧野さんも出るし…と、行きたい要素しかなかったのに、何故平日開催…と半ば諦めていたのですが、昨日の夜10時頃、1日目のセットリストを眺めているうちに気づいてしまいました。


「今日(DAY1)ってもしかして『ヒカリ→シンコキュウ→ミライ』も、まゆのソロ曲も歌ってないのでは?」という、とても重要な事実に。


これはつまり、明日行けば、少なくとも前者は開始数曲目でない限り、確実に聴けるということ。この機会を逃すと後悔するのでは、という勘が働いたので、急遽空いていた最前列の座席を押さえ
職場からタクシー→→新幹線→タクシーのコンボで遅れて参戦してきました。昨年感じた辛さを払拭するような、まゆの、牧野さんのパフォーマンスを自分の目で見て確かめるためにも。
昨日のセットリストを見る限り、2曲全体曲からのMCで、次のブロックもソロはあって1曲。『ヒカリ→シンコキュウ→ミライ』の曲調は序盤より中盤以降向きだろうし
『エヴリデイドリーム』とか『マイ・スイート・ハネムーン』もおそらく後半のはず。だからどっちも聴ける…はず!と自分に言い聞かせながら映画館に向かいました。以下セットリスト。

1.Vast world
2.comic cosmic
3.ハイファイ☆デイズ
4.TOKIMEKIエスカレート
5.DOKIDOKIリズム
6.きゅん・きゅん・まっくす


自分が入った時はちょうどTOKIMEKIエスカレートの最中でした。最前列を曲中に横切るわけにもいかず、袖で聴いて…たら間髪入れずDOKIDOKIリズムへ。2姉妹共演はアイデア賞だった。
曲が終わり、自分の席に移動して画面を見た瞬間『きゅん・きゅん・まっくす』が始まり、画面に映る下地さんの笑顔。来て数十秒で「今日来て良かった~」と思うチョロいオタク。

7.なつっこ音頭
8.ましゅまろ☆キッス
9.Halloween♥Code


茶番シンデレラガールズ劇場を挟んで次へ。『なつっこ音頭』は割と好きな曲なので楽しかった。円盤見た時も思ったけど佐藤亜美菜さんがリアルありすで、ずっと目で追ってしまった…。
Halloween♥Code』は自分がデレステで初めてイベントを走ったとても思い入れ深い曲なので、聴けて良かったです。やっぱり3拍子アニソンは最高なんですよね。猫耳のあざとさよ。

10.ドレミファクトリー!
11.Twin☆くるっ★テール
12.ヒカリ→シンコキュウ→ミライ
13.あんきら!?狂騒曲


また寸劇を挟んで次へ。この前青ラボのイベントに来てた時に思ったんですけど、佳村はるかさん、美人ですね…。(今更) 
とかしょうもないこと思いながら聴いてたら遂に『ヒカリ→シンコキュウ→ミライ』が来る。4thは円盤で、前回の名古屋は現地で。そして今回はライブビューイングで。
三様にアイドル・中野有香のソロ曲を聴いたわけですが、今回はとにかく、笑顔が印象的でした。有香の魅力を十二分に発揮した、素晴らしいステージだったと思います。

14.O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!
15.小さな恋の密室事件
16.Gossip Club


次のブロックは開幕が『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!』。正直昨日の深夜に参加を決めたので、当然ながら予習している暇なんて申し訳ないけど全然なかったんですよね。
それでも、この曲は100%やるだろうし盛り上がりそうだから、と購入して聴いてみたら存外面白い曲でした。ライブが初見じゃなくてよかった。
『小さな恋の密室事件』はソロかと思いきや2人だったという。特に書く機会も言う機会もなかったけど、えりぴょんめっちゃ可愛くないですか?すごくタイプ。
次の曲は知らない曲だ、と思ったら新曲だったのかな?ギャル集団たち、顔が良い。「初見ですぐにノれてしまう、素敵な」曲で楽しかったです。

17.谷の底で咲く花は
18.君への詩
19.キミのそばでずっと


ここの寸劇に下地さんが出ていた。ギャル有香マジ卍。チョベリグからの『谷の底で咲く花は』とか温度差ヤバすぎるだろ、って一人でウケてました。仕事で聴けなかった友人が可哀想…。


…で、今日は『君への詩』にやられてしまったという話がしたい。最初の全体曲を見ていないので、牧野さん全然出てこないんだけど…?と思ってたところ、ようやく出番が!と喜び
やっぱりきれいな歌声だ…。とか呑気に思ってたら「君に見ててほしいの」「信じてくれた君に「ありがとう」」「ずっと心配かけてたんだね」と、歌詞が胸に突き刺さりました。
牧野さんを心配しながらも、ずっと追いかけ続け、今日も結局諦めきれなくて無理やり来てしまった。そんな境遇とシンクロしてしまい、こみ上げてくるものがありました。


思うに、「歌詞が深い」とか自分で勝手に掘り下げて感動するのも、まあそれはそれで悪いことではないと思うのですが、個人的には、単に「深い」かどうかは本質ではないような気がしていて。
もっと単純に、十人いれば十人、百人いれば百人、プロデューサー毎に背負っている「物語」は違っていて、その個々の「物語」と、数多ある楽曲のどこかが、個々にシンクロする。
もちろんどこに共鳴するかはその人次第。『always』とかもっと顕著だと思いますが、そうなりやすいように作ってある、という話なのではないかな、と。要は制作側が上手い、と。


…話が逸れましたが、1年越しで追ってきた「前回の名古屋ドームDAY2の清算」は、この『君への詩』を聴いた時に果たされた。自分はそう感じることができて、とても嬉しかったです。

20.メルヘン∞メタモルフォーゼ!
21.Kawaii make MY day!
22.追い風Running
23.Blooming Days
24.エヴリデイドリーム
25.明日また会えるよね


『メルヘンデビュー!』またやらないかなー、って思ってたけどこっちだった。いやどっちも楽しいんですけどね。まりえってぃが楽しそうで何よりです。
来るだろうとは思ってたけど『Kawaii make MY day!』はめっちゃ高まってしまった。「カ゛ワ゛イ゛イ゛ー!」のコールは本能で叫んでたら聞き苦しい絶叫になってしまった。
まあ最初、なーはーがセンターだったので、「いや元々有香センターだから!もっと映して!!」とか思ってたのも事実ですが。オタクは狭量なので。
あと『追い風Running』は隣のオタクが大音量で「おはよう!!!」って絶叫してたので鼓膜が破れるかと思いました。しまゆき、魔性の女だった…。


そして『エヴリデイドリーム』のイントロが流れ、これで完全に来た目的を達した、と思って、よく見たら何故か2人いる。あれは…橘ありす?
というわけで、まさかのまゆ&ありすのデュエット。完全にステージ上にまゆとありすが顕現していました。特にありすの再現度は本当にすごい。佐藤亜美菜、イタコか何か?
今日の牧野さんは、Cメロをとてもチャーミングに歌い上げているのが印象的でした。ワンマンライブではこんな声なかなか聴けないし、やっぱりこの空間は特別ですね。

26.TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!!
27.SUN♡FLOWER
28.秋めいて Ding Dong Dang!
29.Orange Sapphire
30.サマカニ!!
31.LOVE & PEACH
32.無重力シャトル


ここからはトークを挟んでラストスパートブロック。盛り上がる曲しかなくて最高に楽しかったけど明日筋肉痛になるかもしれない…。
『Orange Sapphire』とか来ると思ってなかったので良い意味で驚きでした。「パッショーン!」って言うの楽しかったな。ゆずの曲もどっちもノれましたし。

33.M@GIC☆
ーアンコールー
33 TRUE COLORS
34 お願い!シンデレラ


挨拶を挟みつつ、周年曲とか、恒例のおねシンとか。おねシン、めっちゃカメラが牧野さんを映してくれたので感謝しかなかったです。本当にありがとう。
まりえってぃと並んでダッシュしているのを見て、去年のことを思い出しました。演者の皆さんが『M@GIC☆』の歌詞に言及されてましたが、結束の強いカンパニーだな、と。
終演後は隣の見知らぬプロデューサーと「当日急に行くことにしたけど、やっぱり来てよかったですね」「最前列は首が疲れますけどw」とか話して解散。お疲れ様でした。


昨日の夜の見立て通り、聴きたい曲が聴けたし、面白いコラボも聴けたし、総じて満足のいく公演でした。無理して来て良かったです。
特に、自分の中での6thの消化不良だった部分を消化できたのがとても大きい。ついでに担当アイドルのソロ初披露も見られて、言うことないですね。
欲を言えば、去年自分の横で関ちゃんPが号泣しているのを見てから関ちゃんが気になるようになったので、『楽園』をまた聴きたかった、というくらいか。
平日18時という、行きたくてもLVすら見られなかったプロデューサーも大勢いるんだろうと思うと、遅れながらでも参加できただけでありがたかったな、と。一期一会ですからね。


アイマスに関わってから迷走しているのでは」みたいな印象を持っている人もいると思うんですけど、いち牧野ファンとしては、決して迷走ではないと思っています。
声優業にワンマンライブ、舞台業、ニコ生、そしてシンデレラ。今の牧野さんは様々な仕事をこなし、限界を超えてどんどん引き出しを増やしている。
向上心とたゆまぬ努力に頭が下がる、とはいつも書いていることですが、自分がすることは、やっぱりこれまでも、これからも、見守ることしかないのかな、と。
そして、牧野さんとの関わりの中で、正の循環を作っていくこと。例えば、先日、牧野さんが観光大使を務める上富良野町に寄付をし、ラベンダーオーナーになった、とか。


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ここ数年、富良野ラベンダーティーで繋がった絆に感謝の意を表して。返礼品のメロンは一人暮らしには持て余したので実家の母と祖母のところに送りましたけど(
貢がせてくれというわけでも、逆に勝手に発注して本人に迷惑かけるでもなくこれからも可能な範囲で、良い影響を受けられたら嬉しいな。そんなことを思ったライビュでした。

ミュージカル「SMOKE」@浅草九劇

今月始め、急にこの週関東出張が決まる。せっかく関東に会社のお金で行けるんだし、何かイベントないかな?と探したところ、高垣さんが出演されている舞台が千秋楽だと。
客席が2桁しかないので、当然チケットは売り切れていたのですが、色々と「努力」して何とか行けることになりました。

浅草で降りるのは初めてだったのですが、なんというか、京都の新京極商店街みたいな雰囲気で、懐かしさを感じました。
浅草九劇は舞台を取り囲むように四方に3列くらいの座席があるという珍しい構造。自分は2列目の端だったのですが、役者の皆さんが出入りする時に本当にゼロ距離の真横に来る。
手を伸ばさないでも触れるんじゃないか、くらいの至近距離で熱演されているので、こっちまで緊張してしまいました。一体感のある劇場だったなあ、と。


27歳で夭折した詩人・李箱(イ・サン)の作品に着想を得て作られた韓国のミュージカルを日本版に翻案したもので、貧乏から抜け出すために令嬢・紅(ホン)の誘拐を企てる
海(ヘ)と、超(チョ)の3人を描く、というあらすじだけ読み、予備知識なしで観劇したんですが、かなり哲学的な話で面食らいました。中盤、3人は同一人物である、という
核となる設定が明かされたのはショッキングでした。そしてそれを熱演する3人の演技力と歌唱力。完全に引き込まれてしまい、気付いたら終わっていた、そんな感じ。


ameblo.jp

性別や年齢、国籍も超えて
芸術の素晴らしさを共有し、
〝好き〟という想いで繋がった心は、
誰も傷つけることができない
無敵で美しいものであると、
私は信じて願っています。


好きな声優さんがこれだけ体を張って、全身全霊で演じている舞台を、至近距離で観劇することができた。まず、そのことを喜びたいですね。
アニメ以上に、舞台は一期一会だと思いますし、来られて本当に良かった。次はいつになるか分かりませんが、また機会があれば観てみたいなあ。

BEST FRIENDS! スペシャルLIVE 〜Thanks⇄OK〜

月初に急な出張が決まり、折角だからなんか土日にイベントないかな?と探したところ、出てきたのが『アイカツフレンズ!』のワンマンライブ。
当初はチケットも持ってなかったし、無理して行かなくても…と思ってたんですが、1週間前に「重大発表がある」という情報が公式から発表される。
これは現地で聞いておいた方が良いのでは?と思い、急遽参戦を決定しました。東京まで4時間の旅はYoutubeでひたすらMVを予習していたら終わりました。


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品川で降りて、「Homemade Ramen 麦苗」へ。数年前に知人に紹介してもらって行ったんですけど、めちゃくちゃ美味しいんですよね。
ラーメンって手軽なのでよく昼食べる時は選択肢に挙がるんですけど、自分が今までに食べた醤油ラーメンの中で一番美味しいと思います。
特に奇抜な具材はないのに、全てが高レベルでまとまっている。スタンダードな高クオリティラーメン。次はつけ麺も試そうかなあ。


食べてからは横浜へ移動してアニメイトで『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の新刊を購入し、読みながらパシフィコ横浜まで。
夏祭りか何かが近くでやっていて、客層が割れていてちょっと面白かったです。『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』、久しぶりに聴きました。

1.ありがと⇄大丈夫
2.Believe it
3.窓-ココロ-ひらこう
4.セカイは廻る
5.Girls be ambitious!
6.みつけようよ♪
7.おけまる
8.この世界はすばらしい
9.導かれて
10.偶然、必然。
11.絆 ~シンクロハーモニー~
12.アイデンティティ
13.愛で溢れている
14.みんなみんな!
15.個×個
16.Have a dream
17.Dear ALL FRIENDS!愛をこめて!
18.そこにしかないもの
19.いっしょにA・I・K・A・T・S・U!
20.プライド
21.新たなるステージへ
22.ひとりじゃない!
23.アイカツフレンズ!


ーアンコールー


24.アイドル活動!オンパレード!ver.
25.アイカツフレンズ!


印象的だったというか、単純に楽しかったのはやっぱり『おけまる』ですかね。こういう掛け合いやってると、ライブに来たなあ、という感じがすごくする。
『Girls be ambitious!』もその点楽しかったし。『みつけようよ♪』も楽しく…と、書いていて改めて思ったんですが
やっぱり作中での存在感も、曲も、ハニーキャットは強いよなあ、と。主役、というわけではないですが、存在感は一番あるのではなかろうか。


もう一つ印象的だったのは、ラブミーティアの二人の安定感ですね。流石、2人ともソロ活動をしているだけはある。特に大橋彩香さん。
アイデンティティ』も生で聴けて嬉しかったですが、同時にパフォーマンスに感服しきりでした。流石某巨大コンテンツでセンターを張ってるだけのことはある。


リフレクトムーンの曲も、演出が凝っていて面白かったですね。知人のせいで桑原由気さんをなんとなく目で追っていましたが、確かに歌声が可愛かった。
急に特別出演して謎MVを披露したアイビリーブの2人には笑ってしまいましたが、最後にそれどころではない重大発表があったせいで全部印象が飛んでしまった。
単純に、また『アイドル活動!』を聴けたことへの嬉しさがありました。何度聴いても名曲。複雑な感情も色々出てきたけど、それはまた別の記事で。


単純に参加して楽しかった、というのと、初めて行ったんですが、パシフィコ横浜ってかなり見やすいなあ、というのがもう一つ。ほぼ最後尾くらいでしたが
オペラグラスとスクリーンでほとんど問題なく見えました。次になにかイベントがあった時も、積極的に選択肢に入れてみても良いかもしれないなあ。
終わった後はしゃぶしゃぶを堪能してから友人宅へ。『まちカドまぞく』を布教したけど、あまり琴線に触れていなかったようで悲しい。USAとUSB。

牧野由依の大人だっていいじゃない!青春laboratory イベント Vol.2 第一部

日曜の朝起きるのが面倒だったので、昨日の大会後に新幹線で一気に東京まで移動し、友人宅へ宿泊。いつもありがとう。


kaitopoketto.hatenablog.comkaitopoketto.hatenablog.com


正直、自分が本当に好きなのはあくまで天使の歌声を持つ歌手・ユイマキノなので、この手のは参加しなくても…という気持ちはありつつ、前回が神イベだったので参加するか迷っていました。
加えて日曜開催。遠方住み故、2部に参加していたら終電がなくなってしまうし、参加するとしても1部だけ。色々迷ったのですが、結局迷ってるなら行くべきだろ、と思って1部だけ参加。


会場が御茶ノ水全電通ホールということで、近くの店を探し、カレー屋の「エチオピア」へ。「エチオピア・ナイルレストラン・パク森」の3○でおなじみ。すぐクイズの話になるやん。


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チキン+野菜カレー。辛さを0~70の71段階から選べる、とかいうシステムでしたが、辛いの苦手だし、0でも中辛くらいですと言われたので1で。かなりスパイシーなカレーでした。
あと小さなじゃがバターが食べ放題という珍しいシステム。写真だとわかりにくいけどお皿が結構深く、ボリュームがありましたね。また食べたい。てかあの辺カレー屋やたら多かったな…。
まだ開場まで時間があったので、本屋を物色して古典とかラノベとか色々購入。参加前にカバンがめっちゃ重くなってしまった…。5列目の真ん中のブロックで、なかなかの良席でした。


まずは全員でラジオ体操第一(牧野さんのピアノ伴奏つき)、DVDのダイジェスト版を流しながら振り返りフリートーク、特技見せましょうコーナー披露とかいう茶番、
参加者から募ったアンケートへの回答、『secret base~君がくれたもの~』の合唱、プレゼント抽選、お渡し会、という流れ。


ラジオ体操、数年ぶりにやったけど体が軽くなって良いですね。これからも休日の朝にやろうかな…。すぐ家を出てしまうようになったからあんまりやらなくなってしまった。

フリートークは「誰がセリフを一番セクシーに言えるか選手権」が面白かった。割とみんなイメージが違うというか。そして最後にオチ担当になって途中で切られるゆい㌧に爆笑。

特技見せましょうコーナーは虎のきぐるみ。「猛虎魂を感じる」とか言われてて笑う。唐突に西勇輝のモノマネをしながらストラックアウトをやるゆい㌧に…ってゆい㌧の話しかしてねえ(

アンケートへの回答コーナーは「応援している球団が不調だと周りがネガティブになって流されそうになります」みたいなことが書いてあったので「ヤクルトファンかな?」と思いきや
なんと巨人ファンだったのが衝撃でした。今首位やんけ!「阪神ファンは1打席ごとにすぐ評価変えるから…」っていうゆい㌧の言葉に同意しかなかった。ホンマそれな。
「くたばれ読売」とか汚い応援はしないようにしている、という話は印象的でしたね。甲子園行くとどうしてもそういう人いるけど、そっちに合わせる必要はないからなー。

合唱コーナーは単純に楽しかったですね。めっきり歌う機会とかなくなってしまったし、本気で歌う、という行為そのものが楽しい。牧野さんに伴奏とコーラスまでやってもらえるし贅沢すぎる。


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何度お渡しされても慣れない…。いつも満面の笑顔で接してくれるのはとてもありがたいですね。アイマスは行けないから次はいつになるやら…。最近行きすぎたしちょうどいいか。
3人ゲストがいらしてましたが、佳村さんは本当に美人だったし、金子さんは雰囲気も喋りもとても癒し系で和んだし、ゆい㌧は関西弁と関西のノリが聴いていてとても心地よかった。
佳村さんも似たようなことを仰ってましたが、アーティスト・牧野由依と全然違った一面が見られる貴重な機会なんですよね。茶番過ぎて笑うけど。楽しいひとときでした。

Voice-Stage「本番です!」

後輩と上司がお盆に取るというので、一足先に今日から夏季休暇。休みの日程自体が1週間前くらいに決まったので、割と突貫工事で休みの予定を立てました。
そして、今日は行こうと思ってたけど日程がな…と思って見送っていた、牧野さんが出演する舞台?を観に行くことに。平日なら空いてるだろう、という予想もありつつ。
一週間前でも会場の真ん中くらいの席が取れたのでまあ良かったかな。若手俳優が出ていたからか前後左右全員女性で、いつもと勝手が違いすぎて若干困惑しました(


ボイスステージ、というのはアミューズの新しい試みとのことでしたが、朗読劇と舞台を混ぜたような演目でした。零細動画配信企業にアフレコのために集められた
脇役俳優、舞台女優、中堅アイドルの3人が色々な作品を吹き替えていく、というのがあらすじで、劇中劇という側面がありつつ、アフレコ時特有の間の取り方とか雰囲気も再現する…
といったような。「それぞれの良いとこどりをした作品」と仰っておられましたが、確かに色々な要素を楽しめたのは良かったです。笑いあり涙ありで、楽しい90分間でした。


様々な作品を吹き替える、という設定上、牧野さんが色々な役を演じているのが見られたのがとても良かった。韓国ドラマの恋人役、犬、子供番組の司会、店員、ヤクザの愛人、少年、
そして女の子が生まれてから嫁入りまで。少年とかなかなかレアでしたね。そこでの麻生さんとの『アメイジング・グレイス』のアカペラは素晴らしかった。天使の声でしたね。
麻生かほ里さんといえば自分の中では『アラジン』のジャスミンのイメージで、『A Whole New World』が大好きだったので、歌声が聴けて嬉しかったです。素敵なデュエットでした。


牧野さんは割と持ち味である透明感のある声を活かした配役が多いので、普段聴けないような役柄を色々見られたのは楽しかったですね。犬の鳴き声は迫真の演技で笑ったし、関西弁で演じる
ヤクザの愛人とかレアすぎる。アニメだとこういうの適材適所というか、他の声優さんに振られることも多そうなので、こういうのはこの場ならではの魅力だなあ、と感じました。
学園祭でも、よくあるアフレココーナーで普段演じないようなキャラクターの演技を聴くのが好きなので、そういう意味では自分向きだったのかな、と。


あと、舞台という特性上、演じているときの表情、体の動きまで楽しめるのがとても良かった。4人のコミカルな掛け合いがとても面白くて、何度も笑いました。
そして普段そこまで気にしてないんですが、今日の牧野さんは可愛すぎた。暖色系のチェックのスカートに白のトップス、という割とシンプルな衣装だったのですが
何故かストライクゾーンど真ん中で、何度か直視できなくなりました( 急に参加を決めたけど本当に行ってよかった。普通のイベントより密度が濃いし、この手のは優先度上げるべきかも…。

ミュージカル「ひめゆり」

前回の記事の続き。前日に友人の家に泊まって、昼にラーメンを食べました。


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暑かったので冷やしつけ麺。いきなり限定メニューに行ってしまったし、次は普通のも食べよう。
そしてろくに時間を確認してなかったために電車の時間が微妙になってしまったので送ってもらいました。この借りは近いうちに返そう。


会場に入ると、前年度に主演されていた高垣彩陽さんからの花が。昨年も高垣さんがブログで幾度かこの演目に触れられているのを見てはいたのですが
当時は何かと被って断念したんだったかな…。そう考えると不思議な縁を感じますね。最前列の右側に座り、演目が始まりました。


自分が観た映画の『ひめゆりの塔』は、とても救いのない映画で、最後にはガス弾と機銃掃射で全滅してしまう、という壮絶な終わり方だったのですが
今回の「ひめゆり」ではそうではなく、主人公のキミを含め数人は生き残るんですよね。病院から撤退するにあたり、負傷して動けない患者に青酸カリを飲ませて殺したり
洞窟に避難している時に、赤ん坊が泣き止まないのを見て、アメリカ軍に見つかってしまうことを恐れた軍曹が赤ん坊と母親を殺して静かにさせたり。
キミも、あれだけ軍人を献身的に看護し、殺してくれと嘆願する兵士を止めながら、檜山上等兵が目の前で死ぬのを見て「私も殺して」と叫ぶようになる。


そして、クライマックスに婦長が身を挺してキミを守り、ガス弾の攻撃からキミは奇跡的に生き残る。そこで歌われる曲が『生きている』なんですね。
歌詞に「生きていく怖さに 死にたくなった」「生きてこそめぐり逢い 新しい何かが生まれる」「命を与えられて 私は生きている」とあります。



本田美奈子.「生きている」


観ていて感じたのは、この作品の一番根本にあるメッセージは、某ジブリアニメのキャッチコピーではないですが、「生きろ。」ということなのかな、と。
味方に「処分」された兵士。食料調達の途中で、撤退中に、仲間をかばって、次々死んでいった仲間たち。数え切れないほどの犠牲者の上に、今「生きている」ことの重み。
だからこそ、「死にたくな」るけど、「生きてこそめぐり逢」う。命を「与えられて」いる。だからこそ、私達は生きなければならないのだ、と。


そして、死んでいった人たちのことを、ひいては何十年も昔になってしまった沖縄戦の悲劇のことも、決して忘れてはならないのだということ。
こういう題材、正直苦手なんですが、単純な反戦厭戦ではなく、ミュージカルとしてコミカルな部分もありつつ、「生きる」ことを結論に持ってきているところに、とても好感を持ちました。
決して「生きるって素晴らしい」とか「生きててよかった」という意味付けがされているわけではなく、「生きている」という、単純な、それでいてとても重い事実が主眼にある。



…さて、主目的である黒沢さんですが、流石というか上手かったですね。主演の中では歴代最年少らしいですが、それを全く感じさせない演技。
1幕の最後とか、上等兵が目の前で殺された時とか、特に迫真の演技でした。歌もそつなくこなしているし。やっぱり多才なんだなあ。と。才能に惹かれがち。
普段耳にしている声優の演技は声だけですが、舞台だと身振り手振り、表情に至るまで全身で演技しなくてはならない。黒沢さんに限らず、立ち居振る舞いの細かさに舌を巻きました。
テーマ性の重さと、来た理由のミーハーさとがどうにもミスマッチで困るんですけど( そのどちらにも満足できる公演でした。来て良かったです。
パンフレットに黒沢さんの沖縄レポートがあったので読んでいると、沖縄に行くのを勧めてくれたのは高垣さんだと。好きな声優同士のふとした繋がり。こういうの嬉しいですね。


…そして、こういう内容であれば、昨年、高垣さん主演のキミも観たかったなあ、というのが正直なところ。こればっかりは仕方ないんですが、あれだけミュージカル向きの歌唱力と
ひたむきさ、涙もろさを併せ持つ高垣さんのこと、さぞかし素晴らしい舞台だったんだろうな、ということは想像するに余りある。来年万一高垣さんに戻ることがあったら絶対行こ。
逆に、今度は黒沢さんの非ミュージカルの舞台も観てみたくなってきました。幸い、年内にまだ2作品も出演予定があるとのこと、どちらかには行ってみたいですね。…貯金する気あるのか。