適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

響け!ユーフォニアム ★★★★★★★★★☆

僕もかつては久美子と同じ低音パートでバンドを支え、関西大会で金賞を獲得したことがあったんじゃよ…何もかも皆懐かしい…


まずどうしても当時を思い出して懐かしんでしまうという補正があるのでアレなんですが、適度にリアリティがあって終始飽きずに楽しめました。
幸いにも当時は北宇治の吹奏楽部みたいにやる気がないメンバーが多すぎて…とかはなかったですが、それでも受験を控えた高3のコンクール前に友人が辞めるというのは
自分も経験しましたし、序盤の部内の温度差、対立はリアルでしたね。部活至上主義者は絶対いるからな…思い出語りに終始したいわけではないからやめておきましょう
そこからあれだけ部が一つにまとまるのはアニメだなあという感じですが、上手い下級生と上級生のソロの獲り合いとか実力主義のオーディションとか、どうしてもある程度
派閥ができてしまう吹奏楽部という集団がデフォルメしつつも上手く描写されていたのが印象に残りました。ずっと主人公の影の薄さが気になってたんですが、終盤で
吹かなくていいと言われてから悔しさのあまり…というくだりは本当にあるあるすぎて好感度が上がりました。ああいう時にどうしてもアツくなってしまうんだよな…
正直恋愛要素は消化し切れたわけでもないし無理に絡めなくても、とは思いましたがまあ、それが気にならないほど心を動かされるアニメだったので気にしないことにしますw
京アニの最近の作品の中では個人的に『たまこラブストーリー』に次ぐヒットでした。最近萌えアニメしか楽しめない体になってましたが一応感性は死んでいなかったようです(