適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

下妻物語 ★★★★★★★★★☆

10年近く前に大学の社会学の授業で一部観て、割と印象に残ってたのですが、アマゾンプライムで見放題なことに気づいたので最後まで観ることにしました。ちょうど日曜は一日中雨でしたしね
自分がよければそれでいい、と思い好き勝手に生きるロリータ少女の桃子と、いじめられっ子の殻を破りたくて不良になりレディースとして原付で下妻を爆走するイチコ。交わることのなさそうな2人が(ry
2人が次第に仲良くなり、物語が進んでいくわけですが、桃子は次第に自分中心主義から他人、というかイチコを思いやるようになり、逆にイチコは群れていることに疑問を持って独り立ちしようとし、
次第にアイデンティティを確立していくのが興味深かったですね。急にアニメタッチになったりとか、割と外連味のある演出ではありながら、その実はビルドゥングスロマンとして描かれている、という…
宮迫博之とか樹木希林とか、脇役がいちいち名演なのも良かったです。あとやっぱり僕の中で深キョンといえば『富豪刑事』なので、お嬢様みたいな役はすごく合ってると感じてしまうんですよねー