ライグルの４−４のやつは綿矢りさの方だけ覚えてるのでもう片方が分かりません。 #なんとか脳 …なんか面白いと聞いたので借りてみました。原作は読んだことないんですけどね。
冒頭の拗らせオタク臭というかサブカル臭がキツくて観るのやめようかと思いましたが、観ていくうちに少しずつ引き込まれていきました。実は自分のことが大好きでプライドも高いのに、一方では自分に自信がない、
という主人公・ヨシカのキャラクター性は、割と陰寄りに生きてきた自分にとっては共感できるところがいくつかありました。まあヨシカが相当に極端なので流石にそれはないやろ…となるところも多々あったのですがｗ
結局ヨシカはイチとほとんど喋ったこともないし、観てるときも薄々気付いてはいたのですが、前半のエピソードってかなり妄想が入ってるんですよね。それが明らかになっていく中盤以降から加速し、露呈していく
ヨシカの「痛さ」というか、残念オタク女みたいなところを上手く松岡茉優さんが演じられていたのがこの映画の魅力の一つなのかな、と思いました。あの容姿で24年間彼氏ゼロのオタク女、っていうのはまず
あり得ないでしょ、って思ってしまうところなんですが、松岡さんはそういうオタクの気持ち悪さも上手く演じながら、一方でやっぱり可愛いところはしっかり可愛い、という…結構この作品、主演の力に依るところが
大きいのではないかと思いました。ニも最初は寒いし気持ち悪いなと思ってたけど少しずつ愛着が湧いてくるんですよね。「ちゃんと好き」、いい台詞だと思いました。でも多分この後もこいつら苦労しそうだよな…
