適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

このはな綺譚 ★★★★★★★★☆☆

友人のあしか様(高学歴)(高収入)(はよクイズ復帰しろ)に勧められたので見ることに。確か当時は「またよくある女キャラしか出てこない日常ものか」と思ってすぐ見るのやめたような?
次は2クールくらいのものがいいかな?とか思ってたらこのはな綺譚幼女戦記で1クールものを2つ見てしまった。まあこれで実質2クールですよね。次は何にしようかな…。


主人公である狐娘の柚が、温泉旅館・此花亭で働く、というお話。めっちゃ短くまとまってしまった。感想終わり。
…ではなく、先輩の仲居たちとの交流が描かれていく、のはまあ良いとして作品の特徴としては、1話完結で温泉を訪れた客との交流を通して柚の成長が描かれているところでしょうか。
一見したイメージでは、あまり成長物語としての側面がありそうには見えなかったのですが、割としっかりと柚にフォーカスされていて、見やすかったです。


各話も割とインパクトの強いものが多く、特に五話「梅雨送りし」とか八話「かりそめの訪客」辺りはハッとさせられました。薄々そうなのかな?と思ってたのですが、途中で明かされる
「此花亭はあの世とこの世の境界にある」という設定が上手く機能していましたね。人の生き死に、それに伴う出会いと別れ、というテーマを単話で切り口を変えながら見せていく。
もちろん、作品全体としては(百合ものであるが故にその手の描写があることを除けば)日常系らしい優しい世界観で、とても綺麗な作品だったな、と。「綺譚」という名前の通りですね。