適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

利己的な遺伝子 40周年記念版

利己的な遺伝子 40周年記念版

利己的な遺伝子 40周年記念版


偉い人に勧められたので、所謂しが読書…というのは半分冗談で、前から興味はあったのでちょうど良い機会かな、と。Kindleで買ったんですが2000円くらいしたので、何か高いなあと
思いながら読み進めていたら、全然読み終わらない。おかしいと思って調べたら、ハードカバーで500ページを超える本だったという…。まあ後半の方は解説が主なのですが
それでも相当時間かかってしまいました。まずいつも読むような物語とか文系の学術書と違って、意味を理解するために読み直したり一旦止まったり、というのがしばしば起こって
ただでさえ分厚いのになかなか進まないという。次はいつも読んでるような軽い本にしよう…。とはいえ、門外漢を読者に想定しているだけあって、思っていたよりはかなり
読みやすかったですね。センター試験レベルの生物の知識があれば、というレベル。色々な動物や昆虫の生態が例示されていて、動物番組を見るような気持ちで楽しく読めました。


ドーキンス自身が書いているように、「利己的」というタイトルが誤解を招きやすいというか、読むまで自分もエゴイズムとかそういう系統の話をしているのかと思っていたのですが
むしろ逆で、利他的に見えるような動物の振る舞いも、次世代へと遺伝子を受け継いでいく上で少しでも有利になるよう、「利己的」に動いた結果なのだ、と。利己的、という言葉だけを
見ると感情や恣意的判断が介在しているように感じますけど、一種の比喩なんですよね。ドライな遺伝子観を最初からずっと述べていって、最後にミームの概念を登場させて
人間は唯一遺伝子が決めたプログラムの裏をかくことができる存在である、と締めくくる。単純に読みものとしても面白かったです。40年経っても色褪せていないように感じるのがすごい。