適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

タイムマシン

ゴールデンウィーク最終日に風邪を引きました。まあ今日から出勤日だったんですが、しんどいのは久しぶりなせいか風邪のせいか分からなくなりましたね。明日も早出だし早く寝よ…。

タイムマシン (光文社古典新訳文庫)

タイムマシン (光文社古典新訳文庫)

古典SFにも親しんでおこうということで、とりあえずベタなやつを。タイムトラベラーが80万年後の未来へ行って人類の行く末を見て帰ってくるというのがあらすじ。
昨今人気の所謂タイムリープものと違い、未来に移動するので、現実をやり直す、とかそういうベクトルではなく、遠い未来で如何にして生きて帰ってくるか、というのが主眼になっていました。
単純な冒険小説としても面白く読めますし、イーロイとモーロックが現代社会の階層を風刺しているのは明らかなので、当時の社会へのアンチテーゼとして読むのもまた面白いですね。
人類はイーロイのように幸せに暮らせるのか、と思わせつつ後半の怒涛の展開、含意はともかく、純粋に物語として楽しく読めました。もっと早く読んでおくべきレベルの古典ではあったけども。