適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

幕末太陽傳 ★★★★★★★★★☆


隠し砦の三悪人』が単純に面白かったので、娯楽要素が強そうなやつをもう1つ観よう、ということでこれ。
居残り佐平次」をベースに、他にも「品川心中」のほか、いくつかの落語がベースになっているんですが、それらが違和感なくストーリーに融合しているのがまずすごい。構成が巧みすぎる。
例えば、元の「品川心中」だと、金蔵のお染への仕返しががサゲになるわけですが、今作だと、佐平次が金蔵の仕返しを見破って、遺骸に扮した金蔵に熱湯をかける、という展開なんですよね。


とにかくものすごいテンポで作品が進んでいくのが特徴でありながら、フランキー堺演じる佐平次が遊郭の揉め事を鮮やかに解決していく、という流れが最後まで途切れることなく続くので
飽きずに、かつ分かりやすく楽しめたかな、と。登場人物が多いので全把握はちょっと困難でしたけど、それでもストーリーの理解には支障はなかったですし。
『落語心中』を見たときに出てきた落語のさわりを色々知れたので、観ていて少しは元ネタが分かったのも面白かった一因かもしれないですね。そういう積み重ねを大切にしていきたい。