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万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

マイ・ベスト・アニメ10選① ~SFアニメ編~

―――選出ルール―――


・基本的に放送年順に並べる。
・軽く紹介文を入れる。
・順位はつけない。
・複数ジャンルに跨っている作品については適当に分類する。


先日書いた企画の1つ目。まずはSF系のアニメから、好きな作品を10個選んでいきたいと思います。面白い作品が多いジャンルなのでいきなり悩みましたが…。

①ー1.『カウボーイビバップ』   (制作:サンライズ 監督:渡辺信一郎 1998年放送・全26話)

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21世紀後半の太陽系を舞台に、宇宙船・ビバップ号に乗る賞金稼ぎのスパイクたちの活躍を描いた作品。エピソードごとに毛色が大きく違い、サスペンスだったり、ロマンスだったり、
ホラーだったり、サイバーパンクだったり、コメディだったり…とにかく飽きない。面白いSFアニメといえばまずこの作品。自分のお気に入りは22話「カウボーイ・ファンク」ですね。

①ー2.『無限のリヴァイアス』  (制作:サンライズ 監督:谷口悟朗 1999年放送・全26話)


舞台は23世紀。事故によって宇宙船・リヴァイアス号で太陽系を漂流することになった数百人の少年少女が、その極限状態の中で生き残ろうと互いに争い、次第に狂っていく様子を描いた群像劇。
おそらくはゴールディングの小説『蝿の王』がモチーフとなっていて、協力して困難を乗り切ろう、みたいなプラス面よりも、むしろ閉鎖されたコミュニティでの異常性が描写されている作品。
上級生が穏当に指揮していたのが次第に好戦的な政権になり、不和からクーデターが起こって独裁政権へ…みたいな展開は中々示唆的で面白い。問題点はキャラに元々狂ってるやつが多いこと(

①ー3.『BRIGADOON まりんとメラン』  (制作:サンライズ 監督:米たにヨシトモ 2000年放送・全26話)


下町の長屋に住む中学生・まりんと、異世界ブリガドーン」から来た謎のロボット・メランとの交流を描いた作品。序盤はほのぼのしたエピソードが多く、倉田英之の真骨頂、という感じですが
中盤以降、ブリガドーンからの攻撃が強まるにつれてまりん達が迫害されるようになり、一転鬱アニメになってしまう( まりんとブリガドーンとの関係等、伏線が最後に明かされる構成で
暗い展開の分のカタルシスは得られますし、「人間とロボットの交流」というテーマについてもよく描けている佳作だと思います。エンディングの『虹色の宝物』は名曲。



虹色の宝物


①ー4.『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』   (制作:Production I.G. 監督:神山健治 2002年放送・全26話)


電脳化が一般化され情報ネットワークが高度化する中で、光や電子として駆け巡る意思を一方向に集中させたとしても、「孤人」が複合体としての「個」となるまでには情報化されていない時代。
…というあらすじのフレーズが好きなのでそのまま引用しますが、そういう話です( サイバー犯罪などを扱う内務省の公安9課(通称:攻殻機動隊)のメンバーの活躍を描いた作品。
刑事ドラマ仕立ての単発のストーリーがまず面白く、加えて、思考戦車「タチコマ」などを巡り、「人間とは?」というアイデンティティについて掘られていくのがまた面白い。
そして、作品全体を通して起こる「笑い男事件」。深いテーマ、面白い筋立て、魅力的なキャラクターが同居した名作。自分が好きなのは17話「未完成ラブロマンスの真相」かな。

①ー5.『プラネテス』   (制作:サンライズ 監督:谷口悟朗 2003年放送・全26話)

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舞台は21世紀後半。自分の宇宙船を持つことを夢見て、宇宙のゴミ「スペースデブリ」を回収するサラリーマン・ハチマキと、彼が所属するテクノーラ社の社員を描いた作品。
近未来を舞台にしていながら、描かれているテーマはごく卑近なもので、登場人物もみんな人間味に溢れている。そしてストーリーが進むにつれ、格差を始めとした社会問題にも切り込んでいく。
18話の「デブリ課、最後の日」とか特に好きですね。全アニメの中でも最高峰のヒューマニズムもの。こういう言い方はあまりしないけど、もし1度も見たことがないなら絶対に見てほしい作品。

①ー6.『SoltyRei』   (制作:GONZO×AIC 監督:平池芳正 2005年放送・全25話)


コンピューターに管理された都市が舞台。妻を亡くし、原因不明の大災厄で娘も行方不明になり、心を閉ざしていた中年の賞金稼ぎ・ロイが、突然空から降ってきた
サイボーグ少女・ソルティと出会い、少しずつ心を開いていく、というお話。街を牛耳る大企業の裏の顔や、住民票を持つものと持たざるものとの格差社会…とか、ディストピア的な世界観。
ゼロ年代GONZOらしい中だるみ感こそありますが、ソルティの正体や大企業の真実が明かされる終盤、そして感動的なラストがとても思い出深い。中田譲治さんが好きになった作品でもある。

①ー7.『ゼーガペイン』  (制作:サンライズ 監督:下田正美 2006年放送・全26話)


舞浜に住む高校生・キョウが、先輩の誘いで荒廃した異世界へ召喚され、兵器「ゼーガペイン」で謎の敵・ガルズオルムと戦うことに。しかし、実は異世界だと思っていたのは本当の世界であり
今まで自分が暮らしていたと思っていた世界は、コンピューターのサーバー内にしか存在しない仮想空間である、という事実を告げられる…。設定の時点でもう面白いんですよね。
当時よく「ゼーガペインはまず6話まで見ろ」とか言われてて、最初に見た時はそれを知らずに5話くらいで「退屈だなあ」と切ってしまうという非常に惜しいことをした思い出があります(
とても素朴な演技(オブラート)をされている、この作品が初のヒロイン役だった花澤香菜さんの演技がストーリーと共に少しずつこなれていくのも必見(笑)。ED『リトルグッバイ』も名曲。

①ー8.『カイバ』  (制作:マッドハウス 監督:湯浅政明 2008年放送・全12話)

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記憶がデータ化され、肉体間の移動や、記憶の売買、書き換えなどを行うことができるようになった世界が舞台。記憶を失った状態で目覚めた主人公・カイバが、自らの記憶を
取り戻すために、体をいくつか乗り換えながら旅をしていく、というストーリー。…以上数ヶ月前のブログのコピペ( 前半は単話完結でカイバが出会う様々なキャラクターとの交友が描かれ
後半はカイバの出生の秘密が明かされていく。カイバとネイロ、バニラとクロニコ、ポポとサテ、キチとひょーひょー…等々、様々な「愛」の形が描かれた哲学的な作品。
湯浅監督特有の天才的な美術センスも遺憾なく発揮されていて、映像を見ているだけでも面白い。どの話も良いけど、千和ファンとしてはやっぱり3話「クロニコのながぐつ」を推したい。

①ー9.『STEINS;GATE』  (制作:WHITE FOX 監督:佐藤卓哉 2011年放送・全24話)

STEINS;GATE Blu-ray BOX

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今更シュタゲのあらすじを書いても、という感じなんですが、タイムリープものの傑作ですよね。話が動くまでがやや退屈で、原作やってる時は寝落ちしてしまったくらいなのですが(
話が動いてからはラストまで一直線、というくらいの勢いがある。SFとしてはいろいろ考え出すとあれ?ってなる設定も結構あるんですけど、キャラクターの魅力が、作品自体に
説得力を持たせてくれている。そういう意味では割とパワー系の作品かもしれないですね。ヒロインが色々いるように見せかけて、結局紅莉栖ルートがTRUEだと思えるように出来てるんだな。

①ー10.『放課後のプレアデス』  (制作:GAINAX 監督:佐伯昭志 2015年放送・全12話)


バラバラになってしまった宇宙船のかけらを探すため、プレアデス星人によって呼び出された5人の少女たち。少女たちに共通しているのは「変わりたい」という願いを持っていること。
かけらを探して海へ、月へ、宇宙へ、そして銀河系を飛び出し、遂には時空まで超えて…。ガイナックス作品にありがちな、無限にスケールがでかくなっていくやつは今作でも健在。
「変わりたい」という焦りを持っていた少女たちが「今の自分を大切にしたい」ということに気づく、というのは悪く言えば意外性はないですが、とても綺麗で素敵なオチだと思いました。
題材としては『ポッピンQ』に近いと思うので、好きな人は楽しめるかも?個人的には4話「ソの夢」が一番好きですね。決して牧野さん演じるひかるのメイン回だからというわけではなく。

総評

半分サンライズ作品になってしまった。好みというより、重厚なSF作品を作るという点ではやはり突出した会社なのかもしれない。それに比べてオサレSFやオサレロボットアニメの多い(ry
電脳コイル』『ノエイン もうひとりの君へ』『涼宮ハルヒの憂鬱』『プラネット・ウィズ』辺りは入れるか迷ったけど、ぼくのかんがえたさいきょうの10作品、という選出はできたかな。
解釈の分かれる難解な作品は好きではないので入れてないのも特徴かな?インスタントな作品が多い昨今ですが(※個人の感想です)、たまには過去作に触れてみるのも良いのではないでしょうか。