夜に友人と秋葉原で寿司を食べ、上野のカプセルホテルに泊まって、翌朝にひたちに乗っていわきまで。
せっかく東京に来たので、関東近郊でどこか行こうかな、と色々考えた結果、今年の夏は1泊2日で福島県に行くことにしました。
行きやすかったから、というのが1つの理由で、もう1つの理由は先日観た『薄暮』の聖地巡礼に行きたかったから。というわけで観光を挟みながら舞台探訪。
着いたのが11時前。まずは駅前の喫茶店「ブレイク」へ。
朝食を食べていなかったので、まずサンドイッチを食べてから、デザートのつもりで劇中に出てきたパフェを頼みました。
そしてサイズが予想以上で焦る。確かに劇中でも大きさに驚いてたよな…、とか思ったけど今更どうしようもない。生クリームの山と格闘しながらなんとか完食。昼ご飯はこれになりました(
食べ終わった頃にちょうど電車が来ていたので、まずは富岡方面に1駅乗って草野駅まで。まだ震災の影響で全線開通してないんだな…と。あれからもう8年も経ったのに。
ただ、草野駅は無人駅で、同じく現在の最寄り駅が無人駅の自分としてはちょっと親近感もあったり。バス停間を歩く佐智を見習って、駅からモデルの昌平中高まで登山を開始しました。
下片寄のバス停は存在しないとのことだったので、代わりに公民館前。
道中。人通りも少ない上に緑が多くて気持ち良かった。確かに少し歩きながら、考え事をして帰るには良いかもしれないなあ、とか思いながら。
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途中からの山道は結構しんどかったけど無事到着しました。野球部の生徒さんたちが練習に来ていて「こんにちは!」と挨拶してくれました。不審者でごめんね…。
自分も彼らくらいのころ、『ハルヒ』の聖地に住んでいて、同じく「巡礼」しにくる人たちを怪訝な目で見ていたなあ…とか思い出しながら。自分が見られる側になるとは。
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そこからはいわき駅方面まで歩いて下山。真昼に10キロくらい歩いたので結構疲れました。ハイキングは好きなんですけど、すぐ足が痛くなってしまうのが辛いところ。
駅前のデパートにあった展示コーナーを撮影してから、今度は水戸行きに乗って「アクアマリンふくしま」へ。
「これ くらげじゃなくて メンダコですよ」(『やが君』ネタ)
クリオネとチンアナゴ。水族館何年ぶりに来たかわからないけど結構楽しいですね。
『スーパードンキーコング』の海中にしか見えないサンゴ礁と、ピクサーの作品で観たような南洋の魚たち。
…と、満喫してから隣接しているイオンモール小名浜のポレポレシネマズに寄り、壁に『薄暮』のイラストがあるのを見てからバスでいわき駅へ。
いわきのバスの運転手さん、乗り間違えそうな子供に丁寧に教えてあげていて、親切さに驚きました。自分は京都市バスのぶっきらぼうなイメージが強かったので…w温かい。
夕食はどこで食べるか決めていなかったので、適当に歩いて駅前の居酒屋に入りました。
盛り合わせとカツオの刺身。
メヒカリと西京焼き。
カニの天ぷらと生ウニ。
日本酒を飲みながら魚介を堪能していたら一人で諭吉が飛んでいた。まあいわきにお金を落としたいという思いもあったのでいいか。とても美味しかった。
宿はいわき湯本温泉の旅館を予約していたので、また常磐線で湯本駅まで。特に何も考えずに駅を降り、歩きながらふと顔を上げると
「これ、佐智の家の近くのコンビニやん!」と。よく調べてなかったんですが、ここから通ってたんですね。嬉しい偶然でした。
旅館に着いて温泉で疲れを癒し、1日目終了。お湯の温度がかなり高くて、日焼けにしみて痛かったです。こんな熱い温泉だとは知らなかった…。
最近色々取沙汰されているアニメですけど、自分が出資した映画を観て温かい気持ちになり、実際に舞台を訪れ、現状に肌で触れながら、楽しく観光して経済を回す一助になる。
こういう正の循環も確かに存在しているんですよね。作品のキャッチコピーではないですけど、「愛がある」ことを忘れず、これからもアニメと接していきたい。そう感じた1日でした。