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万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形- ★★★★★★★★☆☆

例によって海峡を越えて観に行ってきました。『かぐや様は告らせたい』と開始時間が同じだったので、女性客で長蛇の列になってて焦りました。そんな人気なのか…。


kaitopoketto.hatenablog.com


TV版の感想もついでに置いておこう。今回は「外伝」と銘打たれていて、どういう意味なのかな?と思ってたんですが、観ていると納得がいきました。
今回の主人公はあくまでイザベラとテイラーの2人で、ヴァイオレットはその補佐だったので。前半のイザベラパートでは手紙代筆より家庭教師がメインでしたしね。


離れ離れになってしまったイザベラとテイラー。それぞれが相手のことを想い、書いた短い手紙が心を打つ。90分の尺になっても、基本の構成は変わっていませんでした。
三つ編みのやり方をヴァイオレットがテイラーに教える時の「2本だとほどけてしまいます。3本で編むとほどけないのです」みたいなセリフは
2人の間を取り持っているヴァイオレットのことを表現しているんだなあ、とか、舞踏会のシーンでの絵画での鳥と終盤で空を飛ぶ鳥とか、
冒頭で手を空に伸ばすテイラーと、ラストでまた手を伸ばすテイラー、とか、対比表現がいくつかあって、観ていてとても興味深かったです。


映画でも、セリフなしで、人物の瞳の動き、表情の変化、手の動き、そういうもので感情を表現してしまうのは流石の一言。作画が最高に綺麗だからこそできる職人芸ですね。
テイラーがイザベラと初めて会った時、まだ言葉もよく喋れないほど幼いテイラーがイザベラの手を強く握りしめるシーンが特に印象に残りました。言葉よりも雄弁に語っている。
ラストも、単純に2人が再会してハッピーエンド、にしなかったのは良かったですね。あと、この前に他のラジオで演技論を聴いて以来、内山君の演技も気になるようになってしまった…。


色々感動シーンはあったのですが、一番涙腺に来たのはエンドロールでした。犠牲者の方々の名前が流れてきた時はもちろんですが、例のごとく「3拍子で良い曲だな~」と思って
ぼーっと聴いていたら、曲名が『エイミー』だと知った時の衝撃。そこから終わるまでは歌詞の1つ1つが心に染み入るようでした。そして帰宅してもPVを再生している。



茅原実里「エイミー」 MV Full Size 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』ED主題歌


最高水準の作画と音楽で良いものを観たなあ、という満足感はありますが、1つの作品として見ると、90分ある割に展開が単調で起伏に乏しかった、という印象なのも事実。
半分くらいにできたんじゃ…と思うのは、それだけ丁寧に描写していることの裏返しですが、起承転結の「転」がほぼないので、何か起こるのでは?と終始やきもきしていました。


クオリティはTV版と遜色ないので、好きだった人は観に行っても損はしないと思います。あと主題歌が本当に良いので、是非劇場で聴いて歌詞で僕のように「…あぁ…」ってなってほしい。
次回作の公開日は未定とのことですが、とにかく待ち続けたい。1アニメファンとして、1日でも早い再建を願ってやみません。


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観終わったあとは帰り道にあった、前に臨休だった海鮮丼の店へ。いろいろついてるし、これで税込1000円はなかなか。今度知り合いが来た時の選択肢に入れよう。