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オリエント急行殺人事件

オリエント急行殺人事件 (古典新訳文庫)

オリエント急行殺人事件 (古典新訳文庫)


関西杯も終わり、QMA熱も冷めてしまったので、移動時間は読書を、と買ってから結構放置していたこれを。友人の家の本棚にあって気になってたんですよね。
幸運な(無学な)ことに、この年になるまでこの作品のオチを知らずに生きてこられていたため、あ、そういう結末なんだ…って素直に驚くことができて良かったです。
ぼやけていた輪郭が次第にはっきりしていき、最後には一点に収斂する面白さ。正義とは何か?という話でもあって、推理小説という側面以外から見ても面白いですね。
巻末で作中の矛盾に対してツッコミがあったけど、全然気にしてなかった…( 最近フランス文学が続いてましたが、イギリスも良いですね。次もイギリスの作品読もうかな?