適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

雨宮天「PARADOX」並びに「Various BLUE」及び「The Only BLUE」

タイトルが思いつかず、とりあえず並べてみたところ、法律用語で「A及びB並びにC」と「A並びにB及びC」はどう違うか?という小話を思い出しました。
前者が「(A+B)+C」、後者が「A+(B+C)」みたいな。…いや、ふと思い出しただけで、本当にどうでもいいことですけど。


去年の秋、帰省したタイミングで高校の部活の後輩とご飯を食べに行ったときに、高校時代と同じノリで、声優談義に花を咲かせていました。
後輩が元々麻倉ももファンだったのは知っていたのですが、最近夏川椎菜のライブに行ったらしく、とても良かった、とのこと。


その2人が好き、ということは、TrySailのファンなのかな?と思って聞いてみたところ、「推してるのは2人なので」と言われて「1人足りなくない?」という疑問が。
結局、その場は方向性の違いにより解散しました。…と、謎の前置きは置いといて、雨宮天さん、実は結構好きなんですよね。ここで書いたことあったかは忘れましたが。
キャラクターだと駄女神が一番好み。個人的には、お淑やかなキャラより、感情を出してくるキャラクターの方が好みかな。キャリアの初期は似たキャラが多かった印象なので。


もちろん声も好きなんですが、雨宮さんのブログが結構好きで。なんか長いし小難しく見えるけど、よく読むとグダってるところが( TrySailの3人のブログは、三者三様に面白いんですよね。
ミリオンの北沢志保の誕生日に更新してる記事を毎年読んでいくと、キャラとの距離感が伺えて興味深い…とか、好きな記事を挙げていくと長くなるし本筋から逸れるので省略するとして。
後輩と上のような話をした秋口ごろ、ちょうど雨宮さんが歌謡曲中心のカバーリサイタルをやっていて、曲目がすごく魅力的で気になっていたんですよね。自分も割と昭和歌謡好きなので。
「そういえば、シングルとか結構出していた気がするけど、歌を全然聴いたことないな」と思って、TrySailの曲を数曲聴いて、そのままになっていました。
ちょうどアニサマの頃だったかな?『Sunset カンフー』とかその時初めて知ったんですけど、楽しい曲ですよね。当時は割とリピートしてました。



TrySail 『Sunset カンフー』-Music Video YouTube EDIT ver.-


…で、この記事を書こうと思ったのは、今期のアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』の主題歌を雨宮さんが担当されていて、耳にしたのがきっかけ。
というかこれ10枚目のシングルってマジか。『アカメ』も『七つの大罪』も観てないから、そんなにリリースしていたことに驚いた。そして歌手活動5周年らしい。



雨宮天 『PARADOX』Music Video(short ver.)


ブラスアレンジが効いた、ポップでキャッチーな曲。デビュー曲の『Skyreach』くらいしか知らなかった流行遅れオタクなので、こういう可愛い曲も歌うんだ、という驚きがあり。
サブスクでシングルとアルバムが聴けることに気づいたので、とりあえず今までに出たアルバムを2枚聴いてみよう、ということで、ダウンロードしてみました。


Various BLUE(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

Various BLUE(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

The Only BLUE(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

The Only BLUE(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)


聴き比べてみると結構面白い。タイトル通り、1枚目の方はロックやデジタルサウンドから、バラードに軽めのポップまで、様々な曲調の曲が収録されていました。『Glitter』が印象的でした。
対して、2枚目はコンセプトがはっきりしていて統一感がある。1曲目のエキゾチックな『エデンの旅人』からの、2曲目で軽快なスウィング・ジャズ『Shu!Bi!Du!Ba!』に繋がるのが格好良い。
そして、そこからは畳み掛けるようなロックナンバーの応酬で、ラストのバラード『誓い』に繋がっていく。間にバラードが挟まっていない辺りに、なんというか、攻めの姿勢を感じました。
リード曲が強いと、アルバム自体の印象も強くなりますよね。曲名も少し似てるし、みのりんの「Contact」で1曲目の『Contact』→『詩人の旅』を聴いた時の衝撃を思い出しました。懐古厨。
あと、歌唱力というか表現力は2枚目の方が明らかに上がってますね。1枚目は初々しいながらも、やや不安定に感じましたが、2枚目はそれもなく。同じロックでも結構歌い分けされてる印象。


このアルバム以降も、基本線はロックながら、『VIPER』は歌謡曲テイストだし、そして今回の『PARADOX』はド直球のポップ。恐らく新境地を常に開拓しようと試行錯誤されてるんでしょう。
今までブログは読んでても曲は全然聴いてなかったけど( 聴いてみると色々思うところがあって興味深い。何が言いたいかというと、サブスクって素晴らしいですね、ということです。
次またリサイタルやるならちょっと聴きに行ってみたい気もするけど、まあ言うだけならタダというやつで。今期は『空挺ドラゴンズ』『マギレコ』『リケコイ』と、よく声を聴いてる気がする。