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恋は雨上がりのように ★★★★★★★★★☆

恋は雨上がりのように

恋は雨上がりのように

  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: Prime Video

2年前くらいに、小松菜奈主演映画を漁っていた時期があったのですが、その時期にちょうど公開されていた映画。
アニメもたしかその頃に放送していたんだっけ?多分、途中までしか観ていない気がするな…。今回、アマプラに入っていたので観ることにしました。


まず、キャスティングが絶妙ですね。小松菜奈が美しくて、大泉洋バツイチ子持ちの店長にぴったり。この時点で半分くらい勝っているようなもの。
あきらの「目つきがキツく、怒っているように誤解される」みたいなアニメ・漫画的表現が、上手く再現されてるのがすごいな、と思いました。漫画レベルの顔面してるんだもんな…。


女子高生が45歳のおっさんを好きになる、という、一見するとあり得なくない?みたいなあらすじなんですが、この作品、恋愛だけがメインというわけではなく。
夢を追い、挫折した少女と、同じくかつて夢を追い、挫折した中年男性が交流し、再び歩き出す。あたかも、交流が雨宿り、再出発が雨上がりであるかのような。
割と漫画原作の恋愛邦画は観る方なのですが、今作はとても爽やかで、すっきりとした気分になれるのが良かったです。


個人的には、図書館での「本ってね、一方的に勧められて読むものではないんだよ。合わなかったら、読み進めるのが苦痛になっちゃうでしょ。」というセリフが印象的でした。
本に限らず、勧められたり矯正されて触れたものって、思うように楽しめないことが結構あると思うんですよね。学生時代に読書感想文で読まされた本とか。
色々な作品に触れていると、「今出会えて良かったなあ」とか、逆に「もっと若い頃に触れていれば…」みたいな感想を持つこともしばしばなので。とても後味の良い映画でした。