適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

第三の男 ★★★★★★★☆☆☆

第三の男(字幕版)

第三の男(字幕版)

  • メディア: Prime Video


親友のハリーの招きでこの街を訪れた作家マーチンスは到着早々彼が死んだと知らされる。
彼の死には第三の男が立ち会っていたというのだが...


アマプラの会員特典枠に出てきたので、そういえばタイトルしか知らんな、と思って観ることに。しかしこのあらすじ、手抜きすぎじゃない?


死んだと思った友人のハリーが実は生きているのではないかと、ハリーの元恋人と一緒に調べているうちに、事件の真相が明かされて…という流れ。
まあ、良く出来ているとは思いますが、令和に観ても新鮮、とまではいかないですね。マーチンスとアンナ、そしてハリーの三角関係がもう少し盛り上がると思ったんだけど。
もちろん、アンナの意志が固かったからこその、名シーンと名高いラストが活きてくるのは理解できますが、ビターエンドだよなあ。


結局、マーチンスをウィーンに呼んだ理由って何だったの?って思って調べたけど、結構同じような疑問を持った人は多いらしい。
子供とか死んでるし、ハリーの裏の顔も結構えげつなくて、善悪を描いた作品とも言えるだろうけど、その辺も特に琴線に触れるような主題ではなかったかな。


…あと、これは完全に文脈を無視して現代日本で観ているのが原因なんですが、全編を通して鳴っている主題歌が完全にヱビスビール…というか梅田駅で流れてるやつ。
結構ハードなサスペンスなのに、音楽がずっとビールなので拍子抜けしてしまいました。地下水路とか、映像はすごいと思うけど、話が今一つだと好みからは外れるかな…。