適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

2023年度冬クールアニメ総括

先月行ったイベントの感想を書こうと思ってそのままにしていたら年度が変わっていた。年を取るごとに月日が過ぎるのが早くなる。
毎度の繁忙期なのでしばらくは忙しいのですが、日付が変わる前に毎日さっさと寝ることで対応しています。でも帰宅時間が遅くなると夕食作るのが面倒になって粗食になりがち。

葬送のフリーレン

なんだかんだで、『フリーレン』が一番面白かったかも。最初の数話を観た時は「うーん…」って感じだったんだけどなあ。尻上がりに面白くなっていった印象。
昔からこういうハイファンタジーには苦手意識があったので、普通に楽しめるようになったのは感性の変化なのか?

薬屋のひとりごと

日常の謎」っぽいミステリで、『氷菓』を思い出しました。エピソードが単発もしくは数話でまとまっていて観やすかったし、面白かったですね。キャラの名前は覚えられなかったけど。
続きは来年だったかな?こういう年単位で間が空く作品、最近もはや新番チェックとかまともにしなくなったせいでいつの間にか放送されてそう…。

ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season

学園モノを観るのがキツくなってきて老いを感じるというか、『友崎くん』もそれでリタイアしたのですが、『よう実』は学園っぽさが薄いのでなんとなく観られてしまった。
強敵感を出していた坂柳が過去の万引きを騒ぎ立てるくらいの小者にしか見えず、3期全体を通して「なんだこのアニメ…」って感じでしたけどね。最終話の告白はある意味笑いましたが。

魔法少女にあこがれて

ヒロピンは嫌いじゃないって思ってたけど、要は女性不利の亜種なんだよなあ。1週遅れのあこがれverを待っていたのですが、準エロアニメを観るのは『不徳のギルド』以来ですかね。
後半キャラクターが増えてからはちょっと勢い落ちたかなーという感じがしますが、概ね楽しめたかなと。人には勧められませんが!

メタリックルージュ

正直、つまらなかったな…。令和にロボット三原則とか人造人間と人間の違いとか持ち出すなら、もう少し上手く料理してほしかった。悪役の動機がフワっとしすぎだろ。
簒奪者回りの設定もほぼ死んでたし、これ2クール以上の構想だったのでは?昔からボンズのオサレアニメに苦手意識があったけど、今回またその印象が強まってしまった。

僕の心のヤバイやつ

なんでこれで付き合ってないんだよ、とツッコミながらの1クール。遂に付き合ってしまった…。
そういえば学園モノはキツくなってきたはずなのに『僕ヤバ』は観られたのは…オタク臭さが薄かったからか?

スナックバス江

世間的にはそこまで評価高くないイメージだけど、普通に毎週楽しめたんだけどな…。30分枠じゃなくてもいいような気はしたけど、結局15分でも2クールになるだけか。
エンディングのカラオケを観てて思ったけど、コロナ禍前は二次会で夜中までスナック突き合わされて歌う、とかあったなあ、と。もう行くこともないだろうなあ。


継続して観ているのが『ダンジョン飯』。なんか最近ストーリーが最初とは違った方向に転がっていって目が離せない感じになってますね。
今期は最低限『ユーフォ3』と『ヒロアカ7期』を抑えてればいいかな。あとは流れで…。日曜夕方にEテレで観るユーフォ、贅沢で良かったです。

話数単位で選ぶ、2023年TVアニメ10選

今年は年度が変わってからほとんどアニメを観なくなってしまったため、書くかどうか迷ったのですが、せっかくだしタイトルだけでもということで。
来年は簡易更新ではなく、ちゃんと書くこと…というか習慣的にアニメを観ることを一つの目標にしたいですね。


1.『虚構推理 Season2』 第15話 雪女のアリバイ
2.『冰剣の魔術師が世界を統べる』 第5話 「世界最強の魔術師である少年は、戦場で邂逅する」
3.『トモちゃんは女の子!』 #09 天使の素顔
4.『僕とロボコ』 #18 造語とロボコ
5.『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』 第3話 海に沈んでもぬれないもの、なに?
6.『ちいかわ』 063 お祝い
7.『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』 第7話 今日のライブが終わっても
8.『スキップとローファー』 第8話 ムワムワ いろいろ
9.『【推しの子】』 第8話 【初めて】
10.『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima +』 第9話 The North Wind and the Sun.


今年は全然アニメを観なかった割に印象的な作品が多かったので、例年くらいの作品数を観ていたらめちゃくちゃ豊作な1年だったのかも。
日常に忙殺されて無趣味になっていくのは本意ではないので、来年は色々立て直しを図っていきたいですね。

2023年度春クールアニメ総括

大幅に観る作品が減ったとはいえ、観終わったものについては書き残しておかねば、と。ある意味、このブログのメインコンテンツでもあるので。
時間がなかったとはいえ、『鬼滅』『ドクスト』辺りすら観ていないのは自分のアイデンティティクライシス感あるので、どこかで追いつけたら…時間あるかな…。
なにせ、5月末くらいまで『推しの子』すら1話も観てなかったですからね。ネタバレになりそうで『アイドル』も聴いてなかったし。お察しという感じ。

僕とロボコ

最高でしたね。短編ギャグアニメとしては申し分ない。やっぱり大地監督のギャグアニメ好きだなー。
なんなら、オリジナル展開とかでいいから、1年くらい放送してほしかったくらいなのですが…。今観てる短編、『ちいかわ』だけだからなあ。

久保さんは僕を許さない

設定がまず意味不明だったし、それ以上にこれで恋心を自覚してないって設定が無理ありすぎる。教育に悪いのでは(?)
中二病漫画のアニメ映画に一緒に付き合ってくれる同級生の女の子は流石にフィクション度合い高いけど、花澤ボイスが良すぎるので全部許せてしまうのがまた…。

天国大魔境

「天国」の描写と「魔境」の描写が交互になされ、一見接点がなさそうに思えた両者の繋がりが明かされた時のカタルシスがたまらない。
シロとミミヒメ、オーマの末路とか、気づいた時は結構な衝撃でした。『進撃の巨人』にちょっと似たところもあるような。
ただ、思いっきり未完で終わったのと、中盤以降で明かされる伏線が物語を根底から揺るがすレベルなせいで、軽く見直せないアニメより、漫画向きかも。2期に期待したい。

僕の心のヤバイやつ

原作は読んでいたのですが、付き合うまでの過程をアニメ化すると、やっぱり甘いなあと。序盤のリアルすぎる中学生男子の会話とかは、作者の過去作品を思い出しましたね。
最初は山田の声がちょっと解釈違いでしたが、観ているうちに慣れました。羊宮さん、最近の若手女性声優の区別がつかない自分でもダメ絶対音感が機能するレベルには特徴的。
昔はラブコメの所謂鈍感主人公を「頭おかしいのかな?」くらいで処理してたけど、市川みたいな「自己評価が低い故に向けられた好意を疑う」はリアリティあるかもと思ったり。

山田くんとLv999の恋をする

あらすじを見て、最初は女性向けなろう(笑)とか思ってたけど、案外面白くて最後まで観てしまいました。山田がイケメンすぎる。惚れてまうやろ。
距離感バグりおたくとか、妹の外見をネトゲアバターにしてる兄とか、冷静になるとキモい設定もありましたが。中高生の頃入り浸ってたチャットにいたネカマを思い出しました。

異世界はスマートフォンとともに。2

6年ぶりのアニメ化でストーリーほぼ忘れてたけど、別に観る上で問題はなかった。
ハーレムの人数が増えたことくらいしか印象ないけど、やっぱりこの間延び加減は唯一無二だな、と。6年後くらいに3期があったら観るかな…忘れてそう…。

スキップとローファー

年明けにファンクラブで黒沢さんがやけにこの作品について語るので、気になってはいたけれど、それに見合うだけの良い作品だったと思います。
自分はずっと「嫉妬は不要な感情だ」と思って生きてきたけれど、この作品のテーマの一つには「嫉妬」があると思っていて。
ミカを始め、みんな思うようにならないことがあり、嫉妬し、大なり小なり傷ついても、きちんとそれを昇華して前向きに進んでいく。
…正直、30代の今観ると、ちょっと眩しすぎてキツい部分もありましたが。もう少し若い時に出会っていたら、もっと感銘を受けたかもしれない…。

この素晴らしい世界に爆焔を!

相変わらずの『このすば』ワールド。学園編はやや退屈でしたが、卒業してからのほうが楽しく観られたような。たまにカットインしてくるカズマとアクアも面白い。
そして、エンディングテーマがオシャレでかなり好みでした。前回のエンディングもカントリー調でかなりリピートしてたし、地味に曲が良いんだよな。

アイドルマスターシンデレラガールズ U149

アイドル1人ずつ当番回がありつつ、最終的には橘ありすの物語として締める、お手本のような1クールのアイドルアニメといった感じ。流石に儲かってるのか、作画も良かったし。
生配信でみりあちゃんが心無いコメントで曇ったり、昭和の異物みたいな上司がいたり、Pにリアリティのある無能感があったり…と、変にストレス与えてくるのが印象に残ってます。

トニカクカワイイ 第2期

割と毎週、楽しく2人の新婚生活を楽しく観ていました。やっぱり畑先生は日常モノを描いた方が絶対面白い。明らかに『ハヤテ』のシリアスな時より面白いしな。
とはいえ、そのうち先生がやりたいであろうシリアス展開にまたなっていくんだろうな、と思うと…。もう24巻も出てるのに驚いてしまう。『女子校編』も楽しみです。

BIRDIE WING -Golf Girls' Story-

1話を観た時は、まさかこんなストーリーになるとは予想していなかった。女の子2人のゴルフアニメ、というとゆるそうに感じるけど、友情・努力・勝利のアツい作品でした。
スクライド』ばりの必殺技や、『ガンダム』を意識したキャスト等々、お遊び要素も面白く、まさに自分が好きなタイプの作品という感じ。2クール楽しませてもらいました。

魔法少女マジカルデストロイヤーズ

秋葉原がオタク街だった時代…みたいな設定が『電池少女』と被ってるのは事故だったとしても、ちょっと技巧に寄りすぎてエンタメ性が低かったな、という印象。
まともに完結したとは思えないオチだったのがかなりマイナスだし、ちょっと加齢臭が漂う作品だったかなー。何で完走したんだっけ?総合的に判断してだったかな?

機動戦士ガンダム 水星の魔女

面白かったけど、1期と比べてしまうと自分の中では結構盛り下がってしまったな、と。ハエ叩きで「やめなさーい!」辺りがピークだったかな…。
スレッタとグエルの物語としては良かったと思うのですが、2クール目以降のミオリネの影の薄さが顕著で、そこが最後まで引っかかりましたね。
「スレッタと母親」「アーシアンスペーシアン」という大きな2軸の噛み合わせも微妙で、ちょっと散漫になってしまったような印象。
あと、終盤で今までのガンダムの名シーン全部盛りみたいな展開になったのはちょっと面白かったですね。令和の『∀ガンダム』なのかもしれない。

【推しの子】

最初が90分もあって長すぎたので挫折していましたが、そこを乗り越えたら確かに面白く、話題になっていたのも分かる気がしました。
フィクションの範疇を出ないレベルでのリアル感の調整が絶妙で、描かれているテーマも社会問題になっている旬のものだし。だからこそ炎上したのかもしれませんが。
ストーリーはまだこれから、というところだと思うので、2期も楽しみですね。あと重曹ちゃん可愛すぎワロタ。

S:BIRDIE WING -Golf Girls' Story-
A:スキップとローファー・【推しの子】・天国大魔境・機動戦士ガンダム 水星の魔女・僕とロボコ
B:トニカクカワイイ 第2期・山田くんとLv999の恋をする・僕の心のヤバいやつ・久保さんは僕を許さない・この素晴らしい世界に爆焔を!アイドルマスターシンデレラガールズ U149
C:異世界はスマートフォンとともに。2
D:魔法少女マジカルデストロイヤーズ
E:


あえて分けるとこんな感じ。他にもかなり話題作がある当たりクールだったという認識なので、多忙な時期で観られなかったのはちょっと残念。また機会があれば。
とはいえ、14作品完走しているのも事実。案外時間はあったんだけど、本当に最近ダラダラ過ごす時間が増えすぎているんですよね…。加齢による体力の低下かな。


現状、夏クールのアニメは継続含めて週に17本視聴中。2本が短編で実質15作品と考えたら1日2作品なので、多すぎず少なすぎずといったところでしょうか。
特筆して面白い!という作品はないですが、『アンデッドガール・マーダーファルス』とか『るろうに剣心』辺りは楽しんで観ています。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー ★★★★★★★★☆☆


ニューヨークで配管工を営む双子の
兄弟マリオとルイージ
謎の土管で迷いこんだのは、魔法に満ちた新世界。
はなればなれになってしまった兄弟が、
絆の力で世界の危機に立ち向かう。

帰省ついでに観に行こうとショッピングモールに行ったら、なんと最終的には満席。マリオってそんな人気映画だったのか…。


あらすじを引用した通り、ストーリーはオーソドックスというか、マリオたちがクッパの侵略に立ち向かうというシンプルなストーリーでした。
ピーチ姫が超武闘派というか、戦うヒロインになっていたのは令和だからなのか。メガネとか黒人とかそういう属性になってないだけマシか(非ポリコレ発言)。
ただ、劇伴や効果音など、原作準拠のものがとても多く、「ファン向け映画」という評価は言いえて妙だな、と。ファンの範囲が広すぎるだけで。
個人的にテンション上がったのは、ドンキーコングと戦うシーンで『DKラップ』が流れた時ですね。DK64、遊び倒したからなー。



楽しいだけで特に何かが残るわけではないですが、アトラクションとしてとても楽しめる、「こういうのでいいんだよ」的な作品だと思いました。
映画のあとは高校の同級生と久しぶりに集まって、ご飯を食べたりお酒を飲んだり。卒業以来10年以上ぶりでも、当時のノリですぐ会話できるのが男子校社会の良いところ。


プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章 ★★★★★★★★★☆

暗殺された王位継承権第一位のエドワード王子の葬儀が執り行われる中、アルビオン王国の貴族たちは王位継承権第二位のメアリー王女、
同三位のアーカム公・リチャード王子のどちらが王位を継ぐか、ノルマンディー公がどう動くのか、という話題で持ち切りだ。


アーカム公はプリンセスに、自分とノルマンディー公どちら側につくか問う。
あらゆる民族が平等になる世界へと修正することを願いながらも、エドワード暗殺の黒幕であるアーカム公に、プリンセスは心が揺れる。
そんな中、共和国のコントロールから王室の情勢を探るべく、アンジェとドロシーにメアリーの侍女として潜入任務が下る。
王位継承権第一位となった重圧に押しつぶされ疲弊するメアリー。混沌とする王位継承の行方、アーカム公の陰謀がついに動き出す―。


アルビオン王国に蠢く闇が、チーム白鳩を呑み込んでいく――。


都会に遊びに来た時の空き時間といえば映画。…ということで、今日は有給を取って昼過ぎの飛行機を予約し、朝から『プリプリ』の3章を観てきました。
調べてみたけど例によってうちの県では上映館なし。前回は確か隣の県まで観に行ったんだったかな?まあ、深夜アニメの更に続編映画だから仕方ないですね。


ストーリーは若干忘れ気味でしたが、今回のメインは腹の探り合いで、終盤まであまりストーリーが動かなかった分、観ながら思い出していけば問題なかったかな。
手段はともかくとして、アーカム公にもノルマンディー公にも信念があるので、今回みたいにアクション成分少なめでも、政治劇として楽しめるのは強いですね。


それにしても、チーム白鳩の面々、今回はかなり窮地に陥ってしまったわけで、このまま1年とか待たされるのはなかなか辛いというか、生殺し感が半端ないですね。
次がいつになるのかわからないけど、どうにか年内にならないだろうか。ガルパンよりは終わりそうな感じあるけど、それでも完結3年後とかだと遅すぎるしなあ。



観終わってからは蒲田に移動して、久しぶりに「らーめん飛粋」へ。学生時代、初めて食べた家系ラーメンと味が似てるんですよね。
数年前、お腹が空いていても特製にすると胃袋的にはキャパオーバーだと学んだので、デフォルト+ライス。これくらいで丁度良い。体に悪い味がするけど、たまに食べると美味しい。



まだ飛行機の出発時間までは余裕があったので、先日始まった令和アニメ検定を10クレ。4500点弱までは行ったけど、バンドリにノータッチなのがキツくて、点が伸びませんでした。
なろう系の長いタイトルの作品の成語が多く、スコアアタックだとだるそう。「マグカップ」と「イエスタデイ」のキューブが10クレしかやってないのに何度か出てきてイライラする。



最後に、10クレの中で一番「おお~」ってなった問題でも貼っておきますか。観ていた作品の内容問が一番楽しい。欲を言えば、トキちゃんが選択肢に出ていればもっとよかった。

2022年度冬クールアニメ総括2

kaitopoketto.hatenablog.com
明日から新年度。既に何作か新番組も始まっていますが、とりあえず前回の続きで、残りの作品について少しずつ書いていきます。
春クールは比較的前作を観ていた続編が多いので、結構視聴本数が多くなるかもしれないのですが、最近惰眠を貪りすぎなので、減らせばいけるかな…。
それより、昨日からまた花粉のせいなのかホコリのせいなのか、鼻をかみすぎて痛い。僕の鼻のヤバいやつになってます。鼻ヤバ。

トモちゃんは女の子!

1話の感想ではn番煎じのすれ違いラブコメだとか、ダウナーちゃんりなはちょっと…。みたいなことを好き放題に書いてたけど、良い方向に化けましたね。先見の明なさすぎ。
主人公の親友ポジションのキャラは好きになりがちとはいえ、策士策に溺れるタイプな群堂みすずを中心に観ると面白さが倍増。みすずの出番が多い回は大体面白かった。
友人には冗談半分に「トモちゃんりな」とか言ってたけど、まさかマジでちゃんりなが実質主人公になるとは。でも、一番好きなのはキャロル回かも。

スパイ教室

思った以上に茶番要素多めの極上アニメだった感。いや、監督・脚本・制作会社を見たら予想できるだろという話なんですが、序盤は真面目そうに見えたので…。
特にキリの良いともいえない…というかクリフハンガー的に終わって2期に続く感じらしいけど、いつになるのかな。リリィちゃんはアホ可愛いと思いましたが。

Buddy Daddies

殺し屋と親を亡くした娘の疑似家族アニメ。…少し前にもアイドル×心臓移植の設定が被ったことがありましたが、これも企画が不幸にも被ってしまったのかな…。
ただ、被った先が某ヒット作品ということもあり、今作も手堅く面白かったですね。あとオープニングテーマが結構好きで、ふと脳内再生してしまう曲でした。
独身オタクがアニメで子育ての上澄みだけ疑似体験することに対するモヤモヤを感じなくはないけど、ターゲッティングは成功していると思うので、深く考えないようにしよう。
しかし、木野日菜さんの声は割と唯一無二ですよね。幼い声だと久野さんもいるけど、木野さんの高音はまた系統が違うし。先日結婚発表してたのには驚きましたが。

犬になったら好きな人に拾われた。

会沢さん目当てでなんとなく観ていたけど、思っていたよりエロアニメでした。月城が主人公の部屋で角オナし始めた時は流石にドン引き。ライン越えてるだろ。
結果的には別に観なくても良かったかな…とは思うんですけど、一応ストーリー自体はかろうじて存在していたし、まあいいか…。『不徳のギルド』が面白すぎたんだろうな。

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

「なんでそれで付き合ってないねん!」と毎週ツッコミたくなるような、甘いのは甘いけどある種不気味な作品だった。人工甘味料アニメ。
ただ、これで最後まで付き合わずに終わっていたらともかく、きっちり結ばれて終わったのは好印象。『バレンタイン・キッス』のカバーは一時期よく聴いてました。

TRIGUN STAMPEDE

原作や元のアニメを知らないのでなんとも言えないんですけど、こういう世界観の作品だと知らなかったので、尻上がりに面白くなっていった印象です。
最初はエンディングで対して出てこない双子がフィーチャーされているのは何故?と思っていたけど、こんな設定だったのか、と…。
オレンジ制作のちょっと無機質なデザイン、ガンアクションという点においてはちょっとマイナスに作用していたようにも思うので、戦闘シーンがイマイチだったかな…。

イジらないで、長瀞さん 2nd Attack

『天使様』と違い、こいつらは最後までやっぱり付き合わなかった。というわけで、3期も期待してます。
やってることは基本的に1期と同じだけど、センパイがコンタクトにしたり、長瀞が柔道部に入ったり、作中での時間は普通に流れてるんですよね。
本編とは関係ないですが、須ノ宮の声を聞いて「りえりーが出てるな」と思ってクレジットで確認したら鈴代紗弓って書いてあったという。年を取ってダメ絶対音感も衰えてますね。

便利屋斎藤さん、異世界に行く

最近、異世界モノはほぼ1話切りだったので、久しぶりに楽しんで1クール完走した異世界アニメになったかも。世間での評価は芳しくないような気がしますが。
何の必要があったのかわからない群像劇描写のおかげで、中短編を連ねたような構成になっており、ダレずに観られたのが大きいのかもしれない。キャラも良かったし。
終盤、「死刑囚が希望する他人のために命を捧げることを認めるべきか」という流れで、死刑制度の意義に切り込む展開か?とワクワクしたんですが、そういう作品ではなかった。
これもダメ絶対音感ネタですが、ラーヴェラが千和さんだったのに気づかなかったのはかなりショック。今まで端役以外で気づかなかったことなんてなかったのに…。

虚構推理 Season2

今期指折りの佳作。特に「雪女編」と「スリーピング・マーダー」が秀逸で、不完全な情報を提示されたり、所謂「信頼できない語り手」によるミスリードが行われたり。
コロンボ』シリーズ的に最初に犯人が明かされているように見えて、更にどんでん返しがあったり。1期で鋼人七瀬とバトってた時と比べても数段面白くなっていました。
あと、主題歌の『ヨトギバナシ』も良い。作品の雰囲気を表すような曲の入りから、サビまではポップに、そしてサビでまた盛り上がる。アニソンらしさを感じて好きですね。

ポケットモンスター めざせポケモンマスター

ポケモンのアニメを観るのはかなり久しぶり(たまに単発で観ることはあったけど)でしたが、毎週懐かしみながら、楽しんで観ていました。
当時のエンディングや、『水の都の護神』の劇伴まで使われる演出が心憎い。スニーカーの話が出ていたのに『タイプ:ワイルド』が予想できなかったのはちょっと悔しい。


前の記事と合わせて全部で20作品。継続は『ちいかわ』『僕とロボコ』の2作品ですが、どちらも短編なので、実質的には来期からは全部新規作品と考えてもいいかな。
ただ、放送延期が『NieR:Automata Ver1.1a』『あやかしトライアングル』『久保さんは僕を許さない』と3つもあるので、放送再開を忘れないようにしないとですね。

S:僕のヒーローアカデミア(第6期)
A:虚構推理 Season2、ポケットモンスター めざせポケモンマスター、冰剣の魔術師が世界を統べる、ブルーロック、異世界おじさん、トモちゃんは女の子!、メガトン級ムサシ、転生王女と天才令嬢の魔法革命、
B:TRIGUN STAMPEDE、便利屋斎藤さん、異世界に行く、イジらないで、長瀞さん 2nd Attack、お兄ちゃんはおしまい!、にじよん あにめーしょん、お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
C:Buddy Daddies、うる星やつら、シュガーアップル・フェアリーテイル、スパイ教室
D:犬になったら好きな人に拾われた。
E:


あえて分けるならこんな感じか。『ヒロアカ』は別格として、『虚構推理』『冰剣』『ブルーロック』は特に面白かったかな。というか、今期は全体的に自分好みの作品が多かったのかも。
来年度はちょっと仕事内容が変わるので、まず視聴時間を確保できるかが不透明ではありますが、2023年度も面白い作品に巡り会えますように。


2022年度冬クールアニメ総括1

また放置してしまった。一番筆が乗るのがアニメ感想なのは、多分一番長く書いてきた話題だから仕方ないのかな。いい加減先月の記事書かないと。今週中になんとか。
内部人事の結果、来月から仕事内容だけ中間管理職になってしまって憂鬱です。というか、せめて給料上げてほしい。まあ、典型的な年功序列JTCだから無理なんだけど。
…というわけで、いつものように短文で観終わった作品について触れていきます。今期は(も?)放送延期が多すぎて、忘れそうになりますね。

異世界おじさん

度重なる延期で、正直いつ放送開始だったか忘れてしまったけど、いわゆる「異世界アニメ」の中では、トップクラスに面白かったです。
異世界側と現実側で2度楽しめるという特長は、今期だと『ツンリゼ』とかもそうなのかな?ゲームネタも絡めつつ、キャラも立っていた。おじさんの声も良いですしね。

メガトン級ムサシ

往年の有名スーパーロボット系アニメをごった煮にしたような設定のオンパレード。欲張りセットすぎるとは思いましたが、久しぶりにまともなロボットアニメを観た気がする。
ただ、終盤は延期の果てにかなり駆け足になり、最終話で回収できなかった設定をいくつも出してきて終わりというのはちょっとな。4クールくらいの構想だったのかな?
ヤマトがアーシェムとの幸せな家庭を願いながら爆発戦死したのに、生き返って強引なハッピーエンドなのもうーん…。概して良い作品だし楽しめたけど、終わり方がね…。

うる星やつら

30代前半のオタクを狙い撃ちしたようなキャスティングのリメイク作。大体1話2部構成でそれなりに楽しめたけど、可もなく、不可もなく…。
ブコメというにはコメディ成分が強いし、全体的にノリも古いように感じたのは、そういう時代の作品だから当たり前か。2期は来年らしいですね。
ただ、主題歌はどれも秀逸で、特に『トウキョウ・シャンディ・ランデヴ』は当初よく聴いてました。…今更ながら、変なMAD動画に使われていることを最近知ったけど。

僕のヒーローアカデミア(第6期)

今期も文句なく最高に面白かった。…とはいえ、6期は全体的に鬱屈としていたし、人間の嫌な部分も描写されていたしで、観ていてキツいところもありましたが。
今まで以上に「ヒーロー」の存在意義を問うのも面白かったのですが、終盤で「アカデミア」要素、友人との繋がりに回帰してくる構成には思わず涙腺が緩みました。7期も楽しみです。

ブルーロック

「男しか出てこない」で話題だったサッカーアニメ。『アオアシ』レベルとは言いませんが、かなり楽しめました。
サッカー描写は半分超能力バトルだったけど、女性向け要素というか、男同士の重い人間模様を意識的に観ていくとさらに楽しめた感じ。2期も楽しみですね。

転生王女と天才令嬢の魔法革命

安定して面白かった。基本的にはアニスとユフィという限定された関係性の中で物語が展開していくので、難しく考えずに観られたのもありそう。
当初、単純な嫌われ役だと思っていたアルガルドの本心が明らかになっていく辺りは特に良くできていたし、「魔法」という設定も活きていた。
…けど、最終話で急に百合百合しはじめたのは驚いた。雰囲気百合アニメだと思っていたのに、本性表すやん。『天使様』といい、今期のCV石見舞菜香キャラは肉食系。

お兄ちゃんはおしまい!

最初の数話は本当に気持ち悪いくらい性癖垂れ流しだったけど、まひろが中学に編入する辺りから、毒にも薬にもならない日常系アニメになった印象。
…と思っていたら、最終話でまた気持ち悪い方向に舵を切って終わってしまった。いくらなんでも妹に握らせるのは性的虐待だろ…。
大前提として、TSが趣味ではないので結構なマイナスなんですけど、作画がやたら良かったので総合すると及第点か。いかにもアニソンらしい主題歌も評価点ですかね。

冰剣の魔術師が世界を統べる

今期のダークホース。凡百のしょうもないラノベアニメと思っていたら、手を変え品を変えた奇抜な演出で笑いを取ってくる、最高のギャグアニメでした。
レイの過去回想が綺麗に今に繋がって、仲間との友情に回収されていく5話の構成は特に秀逸で、それからは毎週更新日に欠かさずチェックする作品になっていました。
作画も今ひとつだし典型的ハーレムアニメながら、視聴者を楽しませようとする気概を毎週感じる。この手のB級作品は正直好みではないけれど、それを差し引いても良作でした。

シュガーアップル・フェアリーテイル

周囲から心無い嫌がらせを受けながらも、健気に頑張る女の子と、それを支えるイケメン妖精。少女漫画の世界観という感じでしたね。
ジョナスを筆頭に、嫌がらせをしてくる男たちが対した報いも受けずにずっと出続けるので、得られるカタルシスの釣り合いが取れていないように感じました。
アンとシャルが引き離されたところで終わって2期、というのもモヤモヤするし。悪くはないんだけど、ここまでストレス溜まる展開ならもっと解決編を感動的にしてほしい。

にじよん あにめーしょん

5分アニメの割にはかなり毎週楽しんでしまったな。半分以上はリアルタイム視聴していた気がするし。かすみ、璃奈、せつ菜、最終回辺りが特に良かった。
ニジガク、他シリーズに比べてストーリー性が薄いというか、縦軸が弱いぶん、こういうキャラにフォーカスした同人的な作品は強いですよね。


ひとまず10作品。来週には観ている分が延期分除いて最終回を迎えるはずなので、残りはその時にでも書こうかな。
例によってチェックできていないのですが、来期は結構大型タイトルや続編が多いらしいので、忙しくなりそう。リアルで精神参ってないといいんですけどね(遠い目)。

BLUE GIANT ★★★★★★★★★☆

ようやく人間ドックの結果が帰ってきたけど、視力とか血糖とか、色々な数値がじわじわ悪化していて加齢を感じる。いいかげん週末にお菓子をバカ食いするのやめないとな。
あと自覚症状がないから、と放置してる不整脈のせいで毎年総合判定Dなので見栄えが悪い。静脈を焼灼する手術で治るらしいけど、入院してまで…というのが正直なところ。

さて、ずっと書いていませんでしたが、先日東京に出た時に新宿で観てきました。土曜の夕方とはいえ満席だったんですが、そんなに人気な作品だと思わなかったので驚き。
別に公開週に行ったわけでもないのになあ。1席ポツンと空いた席を取ったら、カップルとカップルの間だったのも久しぶりの体験。女の子とアニメ映画を観に行く人生とかいうifルート。


学生時代は一応金管楽器をかじっていた身として、一番格好良い金管はサックスだと思うんですよね。アルトもバリサクも。ソロパートは「主役」って感じがして。
そのサックスの格好良さを、映画館の音響で体感できたという点において、有意義な映画体験だったと思います。ジャズ、演奏するのは難しいけど、聴くのは楽しい。
欲を言えば、あといくらか払って、もっと良い音響のところで観たら更に良かったのかも。それこそ、ライブのような音圧を感じられるくらいなら…って、流石に無理か。


ストーリーは多分原作を圧縮したであろう駆け足さで、深く没入するまでには至らなかったのですが、沢辺の事故にはビビりました。唐突すぎて『ジョゼ虎』かと思った。
それと同じくらい出来すぎだと思ったのが玉田というか、もう天才レベルだろと思うのですが。『ブルーロック』でも凪くんがそれ以上に天才だし、漫画はそんなもんか。
なんか演奏シーンがイマイチ、みたいな評判は目にしていたけど、確かに違和感はあるけど、音を聴いていればそこまで気にならなかったかな。奇抜な演出も織り交ぜられていたし。


総合すると、娯楽映画としては申し分ない出来、という感じかな。最近のアニメ作品、『ブルー』から始まるタイトルがアツい傾向。

つみきのいえ ★★★★★★★★☆☆

気づかないうちに花粉の季節になっていて辛いですね。去年買った薬が1週間分残ってるので、本当に耐えられなくなったら飲み始めようかな。
3月ということで異動の季節なのですが、今年も自分の転勤はありませんでした。僻地5年目確定。抜け出せる気がしない。マジで激務を覚悟で総合職に転換希望出すか?
直近3年でうちに配属された新人の8割が辞めるのに、外から誰も来てくれないせいで今年も頭数だけ新人で穴埋めだし。どんどん安定以外に長所がなくなっていく…。
とにかく、明日からは上手く交渉して、最低限の責任と労働時間で済むように根回ししないと。今年度はちょっと暇すぎたし、多少残業して趣味に充てるお金を得るのも悪くはないけども。
一応、半分くらい異動か退職する崩壊した部署の穴埋め要員にされて病む可能性はありますが、現状自分が動くと今度は今の部署が崩壊しそうだし、多分ないと信じたい。


…と、近況報告だけというのもなんなので(本来はそういう目的で始めたブログだけど)、短編アニメを観たので軽く感想でも。

水に沈みかけた街で孤独に暮らす老人。彼の家は水面が上昇する度に上へ上へと、積み木を重ねるように伸びていく。
彼はなぜひとりで暮らしているのか、徐々に解き明かされる物語。数々の賞に輝く、淡く切ない物語です。

ナレーションは長澤まさみ
加藤久仁生監督の短編アニメ映画
水没する町に暮らす老人を描く
第81回アカデミー賞を受賞


この「ナレーションは長澤まさみ」のイメージが強かったので、サイレントでちょっと驚きました。ナレーションがあるパターンとないパターンがあるっぽい。
サイレントでも十分世界観は伝わってくるので問題はなかったのですが、家の下層へ潜る過程で、意識の底に沈んでいた記憶と対面するという演出が面白かったです。
娘夫婦がどうして一緒に住んでいないのかは分からないけど、誘いを断って思い出のある家に一人で住み続けたのかな。不便でも思い入れのある家を離れられないのはよくあるし。


単純に家族の繋がりを感じる温かい作品だと思ったのですが、Amazonのレビューを読んだら「家族が素晴らしく孤独は寂しいという安易な結論」みたいな批判意見があって笑いました。
孤独は寂しいことなんだよ、という結論の作品を観るのも辛い、ということは、どのような境遇なのか…。そういう作品に逆張りしないような心持ちでいたいですね。

漁港の肉子ちゃん ★★★★★★★★☆☆

愛情深い性格ゆえに、これまでの人生、ダメ男ばかりを引き寄せては、何度もだまされてきた母・肉子ちゃん。
とんでもなく豪快で、子どもみたいに純粋な母に比べて、しっかりもので大人びた性格の小学5年の娘・キクコ。
ふたりは肉子ちゃんの恋が終わるたびに各地を放浪し、北の漁港の町へと流れ着く。
漁港で途方にくれる母娘の胃を満たしたのは、一軒の焼き肉屋「うをがし」の焼肉だった。
妻に先立たれ、店をたたもうとしていた店主・サッサンは、目の前に現れた肉子ちゃんを”肉の神様”だと思い、「決しておなかを壊さないこと」を条件に肉子ちゃんを雇いいれる。
こうして、サッサンが所有する漁港の船を住処に、肉子ちゃんとキクコの新しい生活が始まった……!


公開当時気になっていたけど、観に行かずじまいだった作品がプライムに来ていたので。
冒頭から独特なアニメーションで肉子ちゃんの生い立ちが描かれ、漁港に着いてからの前半はキクコの小学生女子特有の悩みが中心に描かれる。
女性同士のナワバリバトル、ここ最近小説でも似たような話を読みすぎて食傷気味だけど、やっぱり大変だよな。自分だったら上手く立ち回れた気がしない。
最初はマリアちゃんに同情しているのか?と思ってたけど、二宮にクラスの状況を説明している間に自分の気持ちに気づくシーンは良かったな。良い子すぎる。
二宮のチック症は明言されなかったけど、ヤモリや神社が喋るのもファンタジーだと思ってたらキクコだったし、肉子ちゃんも含めて「グレーゾーン」の人の話だったのかな。


父親の話が明らかに伏せられていたので、何かあるんだろうなとは思っていたけど、後半はやっぱり…という感じ。感動より「身勝手だな…」が若干勝ってしまった。
過程がどうあれ、結果的には肉子ちゃんみたいなちょっと頭の弱い人の善意につけ込んだわけだしなあ。あれだけ良い子に育ったからこそ美談になってはいるけれど。
でも、サッサンとキクコとの対話シーンは感動しましたね。「子供らしさは大人の幻想」、その通りすぎる。まあ自分は当時から特に内面が成長してないだけともいう。


アニメーションはかなり独特かつ綺麗だったんですが、ジブリ…というか、『トトロ』のオマージュは何だったんだろう。バス停のシーンとか笑ってしまった。
ジブリと同じくらい食べ物が美味しそうで、ミスジ、久しぶりに食べたくなりました。最近毎日グラム70円の胸肉とささみしか食べてないんだよな…。