適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

動物農場 ★★★★★★★★☆☆

動物農場 [DVD]

動物農場 [DVD]

  • 発売日: 2009/06/10
  • メディア: DVD


原作は有名なオーウェルの風刺小説。1954年にイギリスで映画化されていたらしい。目に入ったので借りてきました。
小説は中学校の頃に夏休みの読書感想文になっていて、読んだらなかなか衝撃だった思い出が。今考えたら中学生に読ませる話じゃないだろ、と思うけど。


アニメになっても基本的なところは変わらずでしたね。むしろ読んだ当時は歴史についてあまり詳しくなかったから、今のほうが楽しめたかもしれない。
結局、労働者とその利益を享受する者がいるという関係は今でも変わっていないわけで、デフォルメこそされていますが、社会の本質を描いた作品ですよね。
当時は馬に感情移入していたような気がするけど、自分が豚の立場になっている部分も当然あるわけで。そういう仕組みに自覚的になれるという意味で訓話的。


そういえば、今作はナポレオンを打倒するハッピーエンド(?)でしたね。流石にアニメでバッドエンドは後味が悪いと思ったのだろうか。
まあ、結局は独裁者を打倒したら全て解決するはずもなく、また次の為政者が…ってなるわけなので、この終わり方も思考停止のハッピーエンドではないけども。
多分現代でリメイクしたらもっとナポレオンが単純悪ではない複雑なキャラになるんだろうなあ。結局、この作品に関してはどうしても懐かしさが先に立ってしまって…。

日本沈没2020 ★★★★★★★★☆☆


2020年、平和な日常が続く日本を襲った突然の大地震
都内に住むごく普通の一家、武藤家の歩(あゆむ)と剛(ごう)の姉弟は、大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく彼らを追い詰めていく。
極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。途方もない現実と向き合う中、歩と剛は、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身につけていく…


湯浅政明監督の新作ということで、とりあえず観てみるか…と。
突然起こった大地震、奇跡的に集まれた武藤家の4人は、生き残るために東京からの脱出を試み、サバイバル生活を…。くらいのあらすじは、まあ想定していたのですが。
この作品のすごいところは、先の展開の予測できなさと、異常なまでのスピード感。主要人物が脈絡もなくどんどん死んでいくんですよね。
とにかく、あまりに唐突に死ぬので、感情の置きどころが迷子になってしまう。極限状態とはいえ、全然悲しむ描写もないのが怖い(主人公がそれでキレてたけど至極全うな反応だと思う)。
ついでに、あんまり地震が関係ない死が多いんですよね。父親が爆死したところで「は?」ってなったけど、思えばあれが始まりで、以降はずっと最後までそんな感じだったかも。


個別に書いていくとキリがないんですが、大麻を育てて労働の喜びに気づくひきこもり、「母さんの味だ!」って大麻カレーを食べる引きこもり、超精度で弓で狙撃するヤク中ジジイ、
謎のラップバトル、起きたらサメに食われてる超展開、…挙げたらキリがない。教団の代表の超能力がホンモノだったことを始め、ほとんどの伏線らしきものは回収されずに終わるし…。


ある程度「こうなるだろうな」という予測を裏切ってくるのは確かに面白いのですが、今作に関して言えば、あまりにそれが多すぎて、トンデモ作品の域に入ってしまった感じ。
つまらないわけではないし、「おいおい」とツッコミながら観られはするけど、10話しかないのにかなり疲れました。映画化するらしいけど、正気か?としか言いようがない。

胡蝶綺 〜若き信長〜 ★★★★★★★★☆☆

第一話 元服

第一話 元服

  • 発売日: 2019/07/09
  • メディア: Prime Video


明日をも知れぬ戦国の時代を駆け抜けた織田信長。彼の元には常に乳兄弟であった池田恒興が控えていた。
ただ生き残るために、ひたすらにあがき続ける。史実を点として押さえつつ、信長を中心としたキャラクターたちが、それを乗り越え新たな物語を紡ぎだしていく。


勧められたのは半年近く前だったかな。観てからちょっと経ってしまったけど、そういえば感想を書いていなかったことに気づいたので。
冒頭に毎回「戦国の世を鬼神の如く駆け抜けたと言われる織田信長。ですが、私の知る彼は、少し様子が違います」という胡蝶のナレーションが入るのが特徴。
最近観た『信長の忍び』なんかは典型的ですが、フィクションの信長モノは、幼少期を描いていることが少ないように思います。桶狭間、金ヶ崎、石山本願寺、本能寺。
有名な史実は青年期以降の方が多いし。…で、今作ですが、桶狭間の戦いで終わるんですよね。結構斬新だと思いました。


ストーリーの軸になっているのは弟・織田信行との確執と、胡蝶。無知故全く知らなかったのですが、胡蝶については未だに謎も多いんだとか。
そこを逆手に取り、実は胡蝶の正体は…と展開していくストーリーは面白く、惹き込まれました。演者の中性的な演技に拠るところも大きかったかな。


キャラクターデザインとか服装は女性向けだな、と感じましたが、実は優しい信長像、というコンセプトと調和してたし、男性が観ても楽しめると思います。
終わり方が大分あっさりしていたな、と感じたのは、胡蝶まわりのエピソードのピークが中盤だったからかな。1クールの作品ではまずまずの佳作でした。

2020年度夏クールアニメ新番組

7月ゲームばっかりやっててアニメ観てなかったから書いてなかったことに気づく。

ド級編隊エグゼロス

なんなんだこれ…。ちょっと作画がマシになった15年前くらいのUHFアニメかよ、っていうチープさ。
放送時間が良いのでなんとなく見てますが、とりあえず言いたいのはこの作風ならせめて下着くらいは規制やめてほしい。あとパイセンの関西弁もおかしい。

Lapis Re:LiGHTs

話についていけなくて無理だった。単純に面白くなかったというか…。キャラを覚える前に脱落したので何ともいえないけども。

魔王学院の不適合者

陰キャの妄想ノートと思いきや姉妹に絡むエピソードがそこそこ面白く、かと思ってたらまた陰キャの妄想ノートになってしまった。
あらすじからの期待値は低かっただけに、思ったよりは楽しめてます。大沼信者なのでもう完走するしかない。あとエンディングのイントロが格好良い。

うまよん

短編なのであまり特筆することはないですが、そもそもキャラの名前をあまり覚えていないことに気づく。
正直、これだけメディアミックス展開しておいて本筋のアプリがまだサービス開始してないっていう状況がちょっと面白いですよね。

放課後ていぼう日誌

ようやく続きが放送されたのでかなり久しぶりに観たけど、やっぱり癒されますね。部長が一番好きです。

異常生物見聞録

海外産・六畳間の侵略者みたいな?数話観たけどこれもちょっと無理だったな。もし評判よかったら後追いしよう。

Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season

今のところは安定して面白い。1シリーズみたいに鬱屈した展開が続いたら毎週観るのがだるくなってしまいそうなので、展開次第ではまとめ観するかも。

デカダンス

1話と2話で印象が違いすぎて驚きました。あんまり好きなタイプの作品ではなさそうだけど、面白そうではあるので適宜観ていこうかな。

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE

エルドラが仮想現実ではなくリアルかも、みたいな展開になってようやく面白くなってきた。
まあでも、そうなると最早ガンプラである意味ってあまりないかもしれないけども。それ言い出したらちゃんとガンプラバトルやってたの初代くらいか。

宇崎ちゃんは遊びたい!

こういうのがクールに1作品くらいあってほしい。あおしまたかし構成作品の安定感が好き。

彼女、お借りします

ヒロインは可愛いけど主人公がキツすぎる。NHKの佐藤くんぐらいキツい。善良な小市民なのでクズを観るのはつらいですね。

ピーター・グリルと賢者の時間

エロアニメ枠。賢者の時間ってどういう意味なのかな?と思ったら…。ヒロインが鷺沢文香にしか見えない。
それにしても、アイカツのエマおねえさんのタイアップ作品がこんなエロアニメだなんて、女児が泣いてしまいそう…。

モンスター娘のお医者さん

設定はキモいけどまあ観られなくはない。キモいけど。異種族モノはなんだかんだ並くらいの期待値なのでこんなもんかな。

恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~

久しぶりに女性向けを観てる気がするけど、展開が早すぎてわけわからないのが面白い。あとやっぱり金元寿子さんの声には華がありますね。

富豪刑事 Balance:UNLIMITED

放送再開枠だけどこれも面白い。3話がシリアスかと思いきやギャグ回で笑ってしまいました。おばちゃんのパワー恐るべし。


継続が『プリチャン』『フルバ』『ミュークルドリーミー』かな。チェックすらしてない作品結構あるけど、続きものの前作見てない、ってのも結構多いんですよね。
悪名高い『日本沈没2020』と、それなりに評判の良い『GREAT PRETENDER』もどこかで観ておきたいところ。『天晴爛漫!』も再開してから観てないからついでに。
継続を除けば『富豪刑事』『ていぼう』『宇崎ちゃん』はそこそこ楽しみだけど、今期はあんまり好みの作品がないので、視聴モチベーション自体も下がっているのが現状…。

おもひでぽろぽろ ★★★★★★★★☆☆

おもひでぽろぽろ [Blu-ray]

おもひでぽろぽろ [Blu-ray]

  • 発売日: 2012/12/05
  • メディア: Blu-ray


「分数の割り算がすんなり出来た人は、その後の人生もすんなりいくらしい」


現在の自分に漠然とした物足りなさを感じている27歳のOL岡島タエ子は、休暇を取って姉の夫の実家がある山形へ出掛ける。
東京育ちのタエ子は、小さな頃から田舎のある生活に憧れていたのだ。旅の途中で、彼女はふと小学5年生の自分を思い出してしまう。
一度蘇った思い出はタエ子から離れていかなかった。小学5年生、それは女の子が一つ階段を昇って成長するためのさなぎの季節なのかもしれない。
いくつも思い出が浮かんでくるのは、自分に再びさなぎの季節が巡ってきたのだろうか。もう一度、自分を見つめ直す時なのかもしれないと、タエ子は思いをはせていく。
山形駅に着いたタエ子を待っていたのは、新しい農業に意欲を燃やしている青年、トシオとの出会いだった。
紅花摘みに田んぼの草取り、リンゴの袋がけ。トシオの案内でタエ子は田舎の気分を満喫する。
自然と調和しながら生きている農家の人々の姿に、地に足の着いた生活の魅力を発見するのだった。そして、東京へ帰る日の前夜、おばあちゃんから、思いもかけない話題が出る。


ジブリの中でまだ観ていなかったので。ジブリを観るの自体、『思い出のマーニー』以来だと思うので5年以上ぶり…?
山形に向かう途中で、子供時代のことを思い出す、という体で、子供時代と大人時代が交互に描かれるんですが、子供時代の方が淡いタッチだったところに拘りを感じました。
風景がすごく丁寧に描き込まれていて、リアリティを感じる。…とか思っていたところに、トシオの「田舎の景色は人間が作ったものなんですよ」というセリフが刺さりました。
自然と人間の共同作業が田舎だ、というトシオの論は興味深く、これを90年代前半に盛り込んであるというのは、かなり先進性を感じますね。


小学生時代のエピソードは、誰しも経験したようなものが含まれていて、懐かしい気持ちになるのではないでしょうか。
下の子で、女性だったらもっと共感できたのではないかと思うので、アラサー女子が観たらもっと刺さるのかも。思ったより生々しいエピソードもあって驚きました。
「晴れの日と雨の日とくもりと、どれが好き?」が甘酸っぱすぎる。絶対あれ美化されてるんだろうな、と思うんですが、子供時代の思い出ってそういうものですよね。


それに対し、大人時代のエピソードは、ちょっと唐突に感じましたね。田舎の人達の笑い顔もちょっと怖いし。農家の嫁になる、って、かなり重い決断な気がするんですけど。
まず、東京での仕事と一度向き合わなければいけないのでは?と感じてしまった。二十代でこの決断ができるまで、過去の自分と決別できた…ということなのかな。
そういえば、オープニングの演出が往年の邦画っぽいなー、と思ったんですが、作中でもいくつか小津っぽいところありましたね。高畑監督も好きだったのかもしれない。


ところで、主題歌の『愛は花、君はその種子』って『The Rose』のカバーだったんですね。初めて聴いたので驚きました。…まあ、原曲も高垣彩陽さんのカバーで知ったんですが。
ジブリの高畑作品、どれも主題歌は印象的なんですけど、内容はイマイチ刺さりきらないことが多い印象。今作はメッセージ性が強すぎる、とは感じなかったけどなあ。

2020年度春クールアニメ総括2

kaitopoketto.hatenablog.com



前回の続き。多分これで全部のはず。

プランダラ

俺たちの戦いはこれからだ!的な。まあ原作が続いてるならこれしかないのか。2クール観た割にはカタルシスなかったな。
何というか、シリアスとコミカルの切り替えが分かりづらく、困惑することが多かった印象。お色気シーンかと思えば、いつの間にか流血沙汰の戦闘シーンになっていたり。
いきなり学園編になった時は迷走か?と思いましたが、何だかんだあそことアビスの謎が明かされた辺りがピークだったか。あと小澤亜李さんの負けヒロインはハズれないですね。デブだけど。

神之塔 -Tower of God-

俺たちの戦いはこれからだ!その2。謎だらけだし、結局そのままになってしまったものも多いですが、試練を乗り越えて仲間と塔を登る、という筋は通っていたので割と楽しめました。
それにしてもあまりに道半ばすぎるので続きが観たいのですが、望み薄かなあ。Kevin Penkinの劇伴も良かったし、あまり話題にはなってなかったけど個人的には割とダークホース。

つぐもも

俺たちの戦いはこれからだ!その3。…というか、メインヒロイン級が複数殺されて、主人公が再起を誓って終わりってどういうことなの…。バッドエンドかよ、って思ってしまった。
メインストーリーよりむしろ、サイドのバカエロコメディ回の方が好きでした。…元は検定問とはいえ、この作品のキャラ連想とか何で作ろうと思ったんだろうなあ。

グレイプニル

俺たちの戦いはこれからだ!その4。今期そういう作品多いな。
作者のフェチが随所に滲み出ている気持ち悪い作風でしたが、お話自体は結構面白かったです。それだけに1クールで終わってしまったのはちょっと残念。

社長、バトルの時間です!

最初から最後まで特にヤマもオチもないまま終わってしまった。放送前はそこそこ期待してただけに、もう少しコメディ方面に振ってほしかったなあ。
会社に関する描写も薄かったし、そもそも全てにおいてかなりの薄味だったので、内容を求める作品ではなかったのかもしれない。ほっちゃんはまだまだヒロイン役イケると思います。

プリンセスコネクト!Re:Dive

何故ペコリーヌが両親に忘れられているのかとか、説明してほしいところはいくつかあったけど概ね満足。『このすば』の監督ということで、もう少しパンチを期待していたのですが…。
まあ、ソシャゲアニメって殆ど及第点以下みたいな作品が多いので(偏見)、そういう意味ではかなり健闘していたかな。リトルリリカル回とか好きでした。声優は関係ありません。

BNA ビー・エヌ・エー

悪くはなかったけど、どうにも薄い。獣人と人間との間の差別とか、伝えたかったであろうメッセージは理解できるけど、1クールでテーマに見合うだけの描写があったようには見えなかった。
ニナと人間界に行く話とか、野球回とか、単話で良いエピソードはあったけど、全体で観ると結局みちるは受け身なままで大した成長もなければ、純血主義の獣人が黒幕というのもイマイチ。
おそらく人種差別を暗喩した社会派な作品という側面もあったと思うのですが、完成度はそれこそ『ズートピア』の方が数段上だったような。やっぱりトリガーは肌に合わないんだろうなあ。

かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜

配信まで待てないので、毎回Abemaの最速配信を観ていました。目新しさはそこまでないはずなのに何でこんなに面白いんだろう。自分の好きなバランスにドンピシャだからなのかな…。
ミコが加わり、主にオチ担当として活躍することで、更にバランスが良くなったと思います。声も良いし。6話、11話とか、感動系のエピソードも好き。


こんなもんか。継続はフルバ2期、ミュークルドリーミー、プリチャン。観ていた中で、途中で放送中止になった作品が5つくらいあるので、来期は新番と併せて観ていきたいですね。
特に面白かったのは『波よ聞いてくれ』、『イエスタデイをうたって』、『かぐや様は告らせたい』、『球詠』、『邪神ちゃんドロップキック’』辺り。前回も書いたけど、当たりクールでした。
昔と違って、例によって新番組のチェックは全くしていないので、適当に目についたものから観ていくスタイルで。毎年この時期は作品を観る気力が減退するので、ぼちぼちやっていきたい。

2020年度春クールアニメ総括1

10代の頃から書いていたものを30代になっても書いている、そういうところに幸せを…感じるのかは分かりませんが、いつも通り進めていきましょう。

球詠

タイトルくらいしか知らなかったけどとても良かった。鋭く変化する魔球という武器がありながら、最後に勝敗を分けたのは自ら過小評価していた直球だった。最後の打席は燃えたなあ。
芳乃というマネージャー的立ち位置からの描写が深みを与えていましたね。加えて珠姫の考える投球の組み立てと、それを可能にする詠深の鋼メンタル。あれだけ強心臓な投手、頼もしすぎる。
作画はかなり不安定なところも多かったですが、ストーリーが満足行く出来だったので補って余りある、という印象。やっぱり野球アニメは大体何を観ても面白いですね。

八男って、それはないでしょう!

八男という設定が鍵になるのかと思いきや、早々に強大な魔法力を得て、好き放題やっている。引っかかりが少なく、どうにも見どころに乏しい作品でした。
終盤、八男と貴族という設定から生まれるしがらみが障害になるのはちょっと面白くなるかな、と期待しましたが、結局敵がショボいのであまりスッキリせず。全体的に薄い。

かくしごと

とにかく姫ちゃんが可愛い。あんな可愛い娘がいたら人生もっと頑張れるのかもしれない。…とか不覚にも考えてしまいました。
ギャグ部分は久米田節ながら、感動ポイントは抑えてくるニクい作品でしたね。久米田先生、実は昏睡していて…って設定好きだよなあ。

サクラ大戦 the Animation

単純に面白くなかった。莫斯科華撃団(実際は…だったけど)と戦って、クラーラを追いかけて…で気づいたら終わってたというか。そもそも、隊員一人ひとりの当番回すらちゃんとあったっけ?
このキャスティングならもっと歌を推してもよかったと思うけどそれもほとんどなかったし。原作ファンの評判も芳しくなさそうだし、誰も得してないのでは?

LISTENERS リスナーズ

何かそれっぽいことを言って、それっぽい雰囲気で格好良い曲を流せばそれっぽくなるのでは?みたいな、中身の薄い作品でした。ボーイ・ミーツ・ガールものとしても並以下じゃないかな…。
曲は良かったと思うし、好きな声優さんも何人も出ていたんですけど、それだけに、ただ薄い、というのは耐え難かったなあ。自分がオサレ系アニメは趣味じゃない、というのも大きいですが。

波よ聞いてくれ

今までに観たことのないような題材でしたが、面白かったです。ミナレの淀みないトークを聴くのがとても心地良い。展開もどう転ぶのか全く読めないし、いちいちリアクションも面白いし。
最終話、放送中に地震が起こるのは数年前の地震を思い出したし、とても臨場感がありました。…後出しみたいでアレなのですが、自分も石見舞菜香さんの声割と好きです。

イエスタデイをうたって

「愛とはなんぞや」というサブタイトルが今作を端的に表していたかと。ドラマチックなことはあまり起こりませんが、だからこそ「生っぽい」人間模様が観られてとても面白かった。
原作のボリュームを再構成した手腕もすごいし、キャストの名演もすごい。原作付きの作品をアニメ化すると、どうしても歪になる点が出てきますけど、今作はかなりの成功例ではなかろうか。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

タイトル長いしおもんなさそう…と思ってたけど観てみたら結構楽しかった。内田真礼さん演じるカタリナのキャラクターに拠る所が大きいと思うので、キャストの勝利なのでは。
楽しいけど特にストーリー面での引っ掛かりはなかったので、心に残るタイプの作品ではなかったけど流石に求めすぎか。2期いる?って思うけど、まあ多分放送されたら普通に観そう。

邪神ちゃんドロップキック’

kaitopoketto.hatenablog.com
名作。(数ヶ月前のコピペ)


体感これで半分くらいなので、残りはまたの機会に。終わってみれば、今期はかなりの当たりクールだったように思います。

マイ・ベスト・アニメ10選⑧ ~アニメ映画編~

他ジャンルについては以下の記事で。
kaitopoketto.hatenablog.com

―――選出ルール―――


・基本的に放送年順に並べる。
・軽く紹介文を入れる。
・順位はつけない。
・複数ジャンルに跨っている作品については適当に分類する。


最後はアニメ映画。このジャンルも意外に詳しくないかも。特に新作はお金を払って映画館まで行かないといけないので、地方住みだと一段ハードル上がるんですよね。
逆に、都市部に住んでいた時よりも、遊びに行ったときに「ついでに空き時間に何か観るか」と思うようになったので、ここ数年の方が良く観るようになった気もしますけど。

⑧-1.『うる星やつらビューティフル・ドリーマー』 (制作:ぴえろ 監督:押井守 1984年公開・98分)

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

  • 発売日: 2015/07/01
  • メディア: Prime Video


押井作品はあまり得意じゃないのですが、これは単純に面白いので。楽しそうな学園祭パートから徐々に違和感に気づいていく、という不気味さ。
そして後半の夢邪鬼との戦い。100分間ダレることなく楽しめる上に、後世の作品に与えた影響が大きい。今思えばこれが元ネタだったのか、みたいな。
歴史的に意義のある名作って単体で見ると古さを感じて微妙…っていうのはよくある話ですが、今作は今観ても充分面白い。原作とは別物ですけど。

⑧-2.『東京ゴッドファーザーズ』 (制作:マッドハウス 監督:今敏 2003年公開・92分)

東京ゴッドファーザーズ

東京ゴッドファーザーズ

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


クリスマスに観たくなる作品なので、日本アニメ界の『素晴らしき哉、人生!』と言っても過言ではない(過言)今作を。
今敏監督の作品はどれも好きなんですけど、中でも一番明快でハートフルな今作は特にお気に入りです。
3人のホームレスがクリスマスの夜にゴミ捨て場で拾った赤ちゃんを巡って騒動が起こる、というストーリー。
「絆」がテーマになっていて、ホームレスの3人と社会との絆を、赤ん坊が救っていく。結局、人間讃歌みたいな作品が好きなんだよな。

⑧-3.『河童のクゥと夏休み』 (制作:シンエイ動画 監督:原恵一 2007年公開・138分)

河童のクゥと夏休み

河童のクゥと夏休み

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


教育に悪いからと『クレヨンしんちゃん』を観せてもらえなかったタイプの家庭だったので、原恵一監督といえば個人的にはこの作品。
現代に蘇った河童の子供・クゥと、主人公の小学生・康一、そして康一を取り巻く人間との人間関係を描いた作品。観ると岩手に行きたくなる。
マスコミの行き過ぎた報道やいじめ問題をかなりリアルに描いており、子供向けかと思いきや、結構ハード。人間の汚い部分の描写が上手い。
河童や龍や座敷わらしみたいな非日常を登場させながら、その他の描写に圧倒的なリアリティがあるので、違和感がないのがすごいと思います。
逆にリアルすぎてやや単調と言えなくはないけど、だからこそひと夏の思い出を追体験できる名作。ただ、人間や動物が酷い目に遭うシーンが苦手な人には厳しいかも…。

⑧-4.『涼宮ハルヒの消失』 (制作:京都アニメーション 監督:石原立也 2010年公開・168分)

涼宮ハルヒの消失

涼宮ハルヒの消失

  • メディア: Prime Video


涼宮ハルヒ』シリーズは、地元が舞台であったり、学生当時に丁度流行ったりしていたので、自分にとってはまさに思い出のアニメ、なのですが。
そういう思い出補正を抜いて考えたとしても、『消失』はSFとして傑作だと思うんですよね。まさに平成の『ビューティフル・ドリーマー』。
日常に感じる違和感、そしていつもの日々を取り戻すために奮闘するキョン。その中で、自分が本当は何を求めていたのかに気付かされることになる。
ラノベの主人公に自分を投影するのは思春期の特権かもしれませんが、少なくともこの作品に関しては、観ている間は自分もキョンの立場で、実際に手に汗握ることになる。
それだけの魅力がある作品だと今でも思っています。『エンドレスエイト』の評判が悪すぎて観ていない人がいそうなのが本当に惜しい。京アニを代表する映画作品。

⑧-5.『トイ・ストーリー3』 (制作:ピクサー・アニメーション・スタジオ 監督:リー・アンクリッチ 2010年公開・103分)

トイ・ストーリー3(吹替版)

トイ・ストーリー3(吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


家族がディズニー好きで、自分も子供の頃から色々観ていたので、『ライオン・キング』や『おしゃれキャット』とかとも迷ったのですが…。
やはり『トイ・ストーリー』は外せないし、1作選ぶなら『3』かな、と。悪役のロッツォが今までで一番怖くて、スリリングな展開が楽しめる。
今シリーズが好きなのは「おもちゃとしての目線」が徹底されていること。遊んでもらうことが幸せ、という、人間とは違う価値観で動いている。
だからこそ、ラストにアンディがボニーにおもちゃを譲るシーンは、『1』『2』を観てきた視聴者には感涙モノ。
…この感動を昨今流行りのポリコレ要素で塗りつぶしてきた『4』は今でもやっぱり納得できないなあ。単体なら悪くはないけど、続編としては…。

⑧-6.『心が叫びたがってるんだ。』 (制作:A-1 Pictures 監督:長井龍雪 2015年公開・119分)

心が叫びたがってるんだ。

心が叫びたがってるんだ。

  • 発売日: 2017/09/22
  • メディア: Prime Video


岡田麿里さんが関わった作品も、どれも好きなんですが、多分今まで『とらドラ!』くらいしか入れていなかった気がするので、映画枠でこれを。
主人公・成瀬順が子供の頃、父親が浮気相手とラブホから出てくるのを見た、と母親に話したせいで家庭が崩壊したことがトラウマで、言葉が話せなくなる…という。
もうこの導入だけでマリー度100%。文化祭でのミュージカルを通じて、順が言葉を取り戻していき、そして言葉の持つ重みにも気づく。こういう青春モノっていいですよね。
個人的に『グリーンスリーブス』という楽曲にとても思い入れがあるので、順が歌いながら現れるシーンを劇場で観た時、全身がゾクゾクしたのが今でも忘れられません。
超平和バスターズだと、昨年公開された『空の青さを知る人よ』も良かったな。マリー作品は自伝を読むと観え方がまた違うので、併せてお勧め。



⑧-7.『ガールズ&パンツァー劇場版』 (制作:アクタス 監督:水島努 2015年公開・119分)

ガールズ&パンツァー 劇場版

ガールズ&パンツァー 劇場版

  • 発売日: 2016/04/05
  • メディア: Prime Video


他に挙げた作品は全てストーリーが好き、という理由で選んだのですが、今作だけは単純に観ていて楽しいから好きな作品、ということで。
廃校を阻止するために戦う、というあらすじはテレビ版と同じで、特に目新しさはないのですが、かつて対戦した高校のメンバーが仲間に加わる展開はオタクがみんな好きなやつ。
映画館の音響で、手に汗握る攻防戦を観るのが本当に楽しい。正直TV版はそこまでハマらなかったのですが、映画はお勧め。映画というよりは体感型アトラクションですけど。

⑧-8.『この世界の片隅に』 (制作:MAPPA 監督:片渕須直 2016年公開・129分)

この世界の片隅に

この世界の片隅に

  • メディア: Prime Video


舞台は昭和前期の広島。主人公・すずが呉の事務官に嫁ぎ、戦中を生き抜いていく様子を描いた半生記。
あまり戦争映画は得意ではないのですが、今作は戦争そのものではなく、市井の人々にフォーカスしているのが興味深い。そして主演ののんがハマり役すぎる。
完全版も少し前に公開されましたが、改めて観てもやはりすごかったですね。物語が1945年8月に近づいていくにつれ、否応なく高められる緊張感。
昨年の夏休みに呉に聖地巡礼しましたが、良い街でした。受験で使わなかったから日本史に疎いんですけど、作品を通じて興味が出てくるのも悪くない。

⑧-9.『リメンバー・ミー』 (制作:ピクサー・アニメーション・スタジオ 監督:リー・アンクリッチ 2018年公開・105分)

リメンバー・ミー (吹替版)

リメンバー・ミー (吹替版)

  • 発売日: 2018/05/29
  • メディア: Prime Video


ミュージシャンを夢見るメキシコの少年・ミゲルと、死者の国で暮らす骸骨のヘクターとの触れ合いから、世代を超えた家族愛を描いた作品。
帰省する度に親に観ろ観ろと言われ、借りてきて観てみたら本当に面白かった。序盤はそこまでか…?と思っていたんですけどね。
ヘクターとデラクルスの正体、そしてママ・ココに関するエピソードが繋がっていく後半のカタルシスがとにかく素晴らしい。ミュージカル調なんですが、歌も良いんですよね。
これを観たのが、生まれてからずっと一緒に暮らしていた祖父を亡くしてすぐだったのも印象深い理由の1つかも。そして原題『Coco』のネタバレ感がヤバい。

⑧-10.『若おかみは小学生!』 (制作:DLE・マッドハウス 監督:高坂希太郎 2018年公開・94分)

若おかみは小学生!

若おかみは小学生!

  • 発売日: 2019/03/15
  • メディア: Prime Video


評判が良かったので半信半疑で観に行ったら、不覚にも劇場で泣いてしまったやつ。最近、昔より若干涙もろくなってしまっていて困る。
両親を交通事故で亡くした主人公・おっこが、春の屋の若おかみとして奮闘する、というストーリー。
小学生の女の子に辛い体験をさせ、奉公させる展開がハードで、可哀想だという意見も散見された記憶がありますが、個人的には、そこから一歩進んだところにメッセージを感じていて。
つまり、困難な状況にも負けずに他人のために尽くしていれば、きっと報われるし、居場所もできる。おっこの悲しみを丁寧に描いているからこそ、共感しやすい作りになっていると思います。



こんな感じで10作品。ジブリとかポケモンとかコナンとかは敢えて入れなかったけど、もし入れるとすれば、ジブリなら『千と千尋の神隠し』か『となりのトトロ』。
ポケモンなら『ミュウツーの逆襲』か『みんなの物語』。コナンなら『天国へのカウントダウン』か『ベイカー街の亡霊』かな。
社会情勢から直近では全然映画館に行ってないし、公開延期になった作品も多いけど、また落ち着いたら色々観に行きたいですね。スクリーンで観ることに意義があると思うので。


さて、計画性がなさすぎてほぼ1年かかったけど、何とか1年経つ前に80選が間に合って良かった。くぅ~疲れましたw これにて完結です!(ネタが古い)
実は直近ではあまりアニメを観ていない(当社比)ので、また色々発掘していけたらいいな。別にアニメという媒体に限らず、ですけどね。

マウス二人芝居 第五弾 もし太宰治が今現在の日本に現れたら

f:id:kaitopoketto:20200614190641p:plain
www.youtube.com

交差点の前に建つビルヂングには、見たこともないほど大きなテレビがあり、
そこには、マスク姿の男が映っていました。
マスク姿の男は、「緊急事態宣言」がどうこうとか、「戦後最大の危機」がこうとか叫び、その声は、無人の渋谷に反響しました。

昭和の文豪“太宰治”が現代に蘇る
この緊急事態の日本に、昭和の文豪は何を思うのか?

「転生!太宰治シリーズ」最新作がマウス二人芝居に登場!!


なんか供給が来たので、買うことにしました(雑)。脚本の佐藤友哉ってなんかアニメ監督みたいな名前だけど、何を書いてる人だろう?と思って検索してみたら
フリッカー式鏡公彦に→うってつけの→殺人」と「1000の→小説と→バック→ベアード」の人でした。疑問が解けた。


自殺を図った太宰がなぜか現代に転生してきた、という設定で、精神的に不安定ながら、興奮するとものすごく多弁になるところ等、てらそまさんの好演が光っていました。
街頭インタビューに対し、ジャーナリズムとは、と一席ぶつところが特に面白かった。ダメ人間っぽいんだけど、逆に精神的な懐が広い、という魅力的なキャラクター。
黒沢さんは学校を中退し、歌手を目指す少女を演じていましたが、特有の生っぽい芝居で、とても良かった。歌まで聴けると思っていなかったので嬉しかったです。
ウイルスが蔓延して自粛が進んだ結果、歌手デビューの話が一旦白紙になる、という設定、現代を舞台にした、というか本当にそのまま現状の日本で笑ってしまったなあ。


こんなご時世でも、色々な供給があって、自分が楽しむと同時に、事務所や演者にお金を落とせるのはありがたいですね。
実質ドラマCDを買ったようなものだし、こういう企画がまたあれば聴いてみたい。良い買い物をしました(オタクはいつもそう言う)。

マイ・ベスト・アニメ10選⑦ ~ロボットアニメ編~

他ジャンルについては以下の記事で。
kaitopoketto.hatenablog.com

―――選出ルール―――


・基本的に放送年順に並べる。
・軽く紹介文を入れる。
・順位はつけない。
・複数ジャンルに跨っている作品については適当に分類する。

今回はロボットアニメから。多分、一番観ていないジャンルな気がしますね…。
好みがどうこうというより、20世紀が全盛期のジャンル(だという認識)なので、単純に最近は放送作品数自体が少なく、観る機会もあまりないような。嫌いではないのですが。

⑦-1.『無敵超人ザンボット3』 (制作:サンライズ 監督:富野喜幸 1977年放送・全23話)

無敵超人ザンボット3 Blu-ray BOX

無敵超人ザンボット3 Blu-ray BOX

  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: Blu-ray


サンライズが独立して初のアニメ作品。主人公の神勝平とその家族が、地球侵略を企む宇宙人・ガイゾックと戦う、というストーリー。
観たことがない人にも、所謂「人間爆弾」のシーンが有名なので、「所謂「鬱アニメ」なのでは?」と思われがちかと思うのですが、実際はそんなことはない。
ガイゾックと戦う中で一般人にも被害が出て、敵と戦っているはずの主人公たちが恨まれる、という展開は、この時代ながら単純な勧善懲悪に留まらず、今観ても面白い。
敵もどこかコミカルながら、やっていることは極悪非道。そして終盤で明かされる敵の侵略の意図と、そこで描かれるエゴイズム。ラストシーンもとても印象的。
主人公を演じている大山のぶ代の演技があまり上手くない(直球)ことと、作画がところどころ不安定なのはご愛嬌ということで。23話で短くまとまった作品だと思います。

⑦-2.『太陽の牙ダグラム』 (制作:サンライズ 監督:高橋良輔 1981年放送・全75話)

太陽の牙ダグラム DVD-BOX Ⅰ

太陽の牙ダグラム DVD-BOX Ⅰ

  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: DVD


ロボットアニメ界の大河ドラマ。地球の植民星・デロイアで、地球からの独立を目指すグループ「太陽の牙」に、地球連邦評議会議長の息子である主人公のクリン・カシムが参加。
父親と仲間との間で揺れながら、少しずつ太陽の牙の面々と結束を深め、独立を目指して戦う。簡単に言うと独立戦争を描いた作品。
地球側のやり方に疑問を覚えてデロイア側へ寝返る兵士、逆にデロイアを裏切って地球側につこうとする仲間、はたまた権力を求めて虎視眈々と下剋上を狙う部下、等々…。
政治ものとして、とても面白い群像劇。ただ本当に長いので、それが長所でも短所でもある。自分は骨折で入院して他にやることが何もなかった時に観始めてハマりました。
メカアクション的には結構地味なんですけど、どちらかと言うとアクションよりストーリーを求める人に勧めたい作品ですね。全話観てから1話冒頭に戻った時の感動は忘れられない。

⑦-3.『戦闘メカ ザブングル』 (制作:サンライズ 監督:富野由悠季 1982年放送・全50話)

戦闘メカ ザブングル DVD-BOX PART1

戦闘メカ ザブングル DVD-BOX PART1

  • 発売日: 2006/04/28
  • メディア: DVD


舞台はかつて地球と呼ばれていた惑星・ゾラ。ドーム状の都市に住む特権階級のイノセントと、その外で暮らす一般階級のシビリアン。
あらゆる犯罪行為が3日逃げ切れば無罪になる「3日の掟」があるゾラで、殺された両親の敵・ティンプを追う主人公のジロン。
上で挙げた2作品とは打って変わって明るい作風で、ギャグチックですらある。娯楽アクションロボットアニメといった感じで、好みに合うものでした。
ヒロインの性格に難があるので最初はちょっと…って思ってましたが、観進めていくと慣れるし愛着も湧く。ちょっと中盤グダるけど、後半はシリアスで、バランスの良い作品。

⑦-4.『装甲騎兵ボトムズ』 (制作:サンライズ 監督:高橋良輔 1983年放送・全52話)

装甲騎兵ボトムズ DVDメモリアルボックス

装甲騎兵ボトムズ DVDメモリアルボックス

  • 発売日: 2005/02/24
  • メディア: DVD


■一般人の認識
ガンダム:安室とシャーがたたかう話
エヴァ:パチンコ
マクロス:歌う
ギアス:知らん
ボトムズ:アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、
もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。


このコピペ好き。…で、リアルロボットの傑作であるボトムズ。主人公機が特別でなく、使い捨てながら戦っていくのが新しい。主人公そのものが特別というか非凡なのですが。
ウド、クメン、サンサ、クエント…と舞台を変えながら、主人公・キリコは戦いの果てに、自らの出自に関わる真相に迫っていく。そして出てくる多くの魅力的なキャラクター。
味方も悪役も非常に印象的で(カン・ユーとか敵ながら割と好き)、ドラマが面白い上に、戦闘シーンも迫力がある。そして次回予告のフレーズが本当に格好良い。
惜しむらくは、後半キャラクターよりストーリーが先行した結果、やや抽象的になってしまって盛り下がったように感じてしまったところかな。それを差し引いても名作ですけど。

⑦-5.『銀河漂流バイファム』 (制作:サンライズ 監督:神田武幸 1983年放送・全46話)

EMOTION the Best 銀河漂流バイファム DVD-BOX1

EMOTION the Best 銀河漂流バイファム DVD-BOX1

  • 発売日: 2011/08/26
  • メディア: DVD


ロボットアニメ版『十五少年漂流記』。異星人の攻撃で取り残された子供たち13人(と大人1人)が、地球を目指して漂流するお話。
あくまで目的は地球に帰ることなので、攻撃されても撃退するのがやっと。バイファムはロボットとしてはあまり強くないんですよね。
子どもたちが力を合わせて難局を乗り切っていくのが単純に観ていて楽しく、それこそ『十五少年漂流記』が好きな人は楽しめる作品だと思います。
あと主題歌が英語なのも、ちょっと珍しい。この辺のアニメは主題歌も大体好きだから、カラオケに行くと歌いたくなりますね。…ここ何年かは全然行ってないけど。

⑦-6.『蒼き流星SPTレイズナー』 (制作:サンライズ 監督:高橋良輔 1985年放送・全38話)


自分が初めてハマった、思い出のロボットアニメ。舞台は1996年、米ソの東西冷戦が宇宙にまで拡大したという設定。
体験教室で火星に来ていた少年少女たちが突然謎の兵器から攻撃を受け、それを救ったのは青いロボットを操る見知らぬ少年。
1話の導入から印象的で、異星人の主人公・エイジが次第に皆と打ち解け、地球に帰還するまでの2クールはスリリングでとても面白い。
後半、グラドスに征服された地球、という設定で突如『北斗の拳』みたいな世界観になっているのはちょっと笑いましたが、異星交流というテーマはブレてないんですよね。
ロボットアニメ史に残るレベルの名悪役・ゴステロの存在も大きい。そして主題歌が名曲で、カラオケの十八番です。…まあ、最近行ってないから歌ってないですが(2度目)

⑦-7.『∀ガンダム』 (制作:サンライズ 監督:富野由悠季 1999年放送・全50話)

∀ガンダム Blu-ray Box I

∀ガンダム Blu-ray Box I

  • 発売日: 2014/09/24
  • メディア: Blu-ray


ロボットアニメ10選をやるにあたり「キリがないから、『ガンダム』シリーズからは1作品にしよう」というつもりでした。そして何を選ぶかが難しかった。
やはり原点にして名作の初代、単純に面白い『G』、ニュータイプを独自解釈した『X』、初代のリメイクとして秀逸な『SEED』等々。候補はいくつかありました。
…でも、戦闘をメインに据えていないという目新しさ、余韻の良さ、富野ガンダムの総括というシリーズ内の意義を考えたら、『∀』かなあと。実際甲乙つけ難いというかつけられないし。
主人公のロラン以上に、ディアナ・ソレルとキエル・ハイムという、鏡の裏表のような2人の女性がメインに据えられており、演説や洗濯を始め、この2人のエピソードが特に印象的でした。
そして、ソシエの淡い想いも切ない。ガンダムシリーズで今作が一番最終回のインパクトが強かったかもしれないなあ。ロボットアニメっぽくはないけど、間違いなく名作。

⑦-8.『地球防衛企業ダイ・ガード』 (制作:XEBEC 監督:水島精二 1999年放送・全26話)


民間企業「21世紀警備保障」で埃を被っていたロボットのダイ・ガードが、謎の敵「ヘテロダイン」と戦う、というストーリー。
民間企業のロボットなので、武器を買うにもお金がかかるし、壊れたら修理費もかかる。ロボットと戦う以外にも通常の業務もある。
そして、警備会社ゆえに、目的は敵を倒すことではなく、住民を守ること。…こんな感じで、色々制約がある中で戦うのがリアリティと生活感があって面白い。
敵を倒すよりも、それで市民の家屋に被害が及ぶことを心配する、という展開はこの作品ならでは。倒さずに共存を選ぶようなエピソードもあるほど。
異星からの侵略者と戦う、とか国家間の戦争が、とかみたいなよくあるストーリーではないですが、個性的な作品だと思います。

⑦-9.『ガン×ソード』 (制作:AIC A.S.T.A. 監督:谷口悟朗 2005年放送・全26話)


ロボットアニメなのかと言われると微妙だけど、まあガワは間違いなくそうだからいいか。自分が谷口・倉田コンビの最高傑作だと思っているアニメです。
妻を殺された主人公のヴァンが、敵討ちのために旅をする、というシンプルなストーリーなのですが、この作品の肝はそこではないと思っていて。
キャッチコピーの「痛快娯楽復讐劇」が過不足なくこの作品を表しているのですが、「娯楽」なんですよね。遊びのエピソードがとても面白い。
「ハートに火をつけて」「海よ、サンキュー」「座標Xを追え」等のギャグ回が秀逸で、何度でも観たくなる。倉田脚本の真骨頂と言える。
ヴァンが追う「カギ爪の男」も、危険思想の全体主義者で、「個」を貫くヴァンとの対比が分かりやすく描かれてはいますが、やっぱり「痛快」と「娯楽」が2大要素かな、と。

⑦-10.『コードギアス 反逆のルルーシュ』 (制作:サンライズ 監督:谷口悟朗 2006~2008年放送・全50話)


『SEED』と並び、ゼロ年代でトップレベルにヒットしたロボットアニメ。今更説明するまでもないですが。
ダークヒーローの主人公・ルルーシュが、絶対遵守の力・ギアスと明晰な頭脳を武器に、一大勢力のブリタニアに反旗を翻していく、というストーリーは本当にワクワクしました。
戦闘シーンも面白ければ、能力と奇抜な計略の合わせ技による鮮やかな勝ち方、そしてギアスの暴走による不幸な事故など、どう転ぶか分からない展開がとても秀逸。
少し前に公開された新作映画には賛否両論ありましたけど、個人的には当時の雰囲気をまた味わえただけで充分嬉しかったです。『ギアス』以降、同レベルのロボットアニメを観ていない。



というわけで10作。富野高橋アンド谷口。ここ10年の作品1つもないし、いつも以上に偏りが酷いけど、実際この辺の監督作品は面白いから仕方ないですね。
どうしても話数が長めの作品が多いので気軽には勧めづらいけど、この辺は手堅いと思うし、今観ても充分に楽しめるはず。
一応「20代の締めくくりとして選ぶ」をコンセプトに去年始めたはずなのに、気づけば20代も残りが秒読み、って感じなので、誕生日までには最後のも書いてしまおうと思います。計画性/Zero。