適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

嵐が丘

嵐が丘〈上〉 (光文社古典新訳文庫)

嵐が丘〈上〉 (光文社古典新訳文庫)

読むラノベがなくなったので図書館で読みやすそうな本を漁ってました。シャナの最終巻を買ったので忘れないうちに読まないと…
前から気になってたんですが、ようやく読めました。これがポロロッカ現象ってやつですね、間違いない…というのも、興味を持ったきっかけが

これのストーリーのモチーフになってたからなんですね。これを読んでから三年半、ようやく元ネタに手を出したというわけです
感想としては、とにかく文学少女で流人君が言ってた「愛と憎しみは同じ性質のものだ」ということに尽きますね。それほどまでにヒースクリフの愛情は異常でした
キャサリンを狂ったように愛し、死後も愛するゆえに一族を憎んで冷酷な仕返しをしていく…そしてその復讐劇の果てがあれでも、本人は幸せなんだろうな、と…
E・ブロンテがその短い生涯を賭したからこそ、こんな激しい愛憎劇を書きあげられたんでしょうね。少なくとも不自由なく生きている人間には書けない小説だと思います
こういう常軌を逸した話を普通に暮らしながらにして疑似体験できるから読書は楽しいですね!…といっても最近まともに本読んでないんでアレですがw
まあつまりは何が言いたいかというと、とても興味深くはあるけど実際こんな体験をするのはまっぴらごめんだということです。ロックウッドの立場でも嫌だわ(