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明朗・潑溂・無邪気なブログ

魔女っこ姉妹のヨヨとネネ ★★★★★★★★★☆

新年初のアニメ映画はこれになりました。映画館で散々宣伝されたせいで気になってしまって…
えっと、最近書いてなかったのを思い出したので今更ですが、以下はネタバレ感想なので読むのは自己責任で…あ、トップにも書いてたか(


今年一番面白い映画でした!…という冗談は置いといて、エンターテイメント性に富んだ素晴らしい映画だったと思います
ヨヨが人間界に迷い込んでしまい、人間界で起こる怪事件の原因を人間界の男の子、タカヒロと一緒に探っていく…というのがおおまかなストーリーかな?
初っ端から魔の国でのモンスターとの戦闘から始まり、全体的にアクティブなシーンが多いので飽きずに最後まで見ることができる、という点がまず好印象で
皆に幸せになってほしい、という願いを込めて作り出された装置が利己的な願いによって歪んでしまうもそれが純粋な願いで覆る、というベタなオチもよかったですね
ところどころハリウッド映画とかジブリ映画とか他のアニメ映画のパロディ的なシーンがあってニヤリとしたり…大きなお友達が見ても子供が見ても楽しめると思います


特に上手いと思ったのは従者の黒猫、ビハクの死を通じてネネが「死」の概念を理解するところですね。魔の国では死者を蘇らせる魔法があるために、そのシーンまで
ヨヨは人間が死ぬのを恐れることが理解できないという描写がいくつかあるのですが、人間界に留まって魔力が弱まったヨヨがビハクを蘇生する魔法に失敗して
泣き崩れ、死を理解したのちに救急隊員にマッサージで蘇生してもらって喜ぶ、という場面が特に印象に残りました。ビハクのところに駆け寄るまでに地面に
散らばった夜店の金魚が跳ねているんですが、それにヨヨは目もくれないという所でそれとなくヨヨの死生観の違いを仄めかしていたのは上手いな、と…


ベタ褒めしててufotableの回し者みたいですが、不満点がないわけではなく、魔の国とか魔法など、基本的な描写についての説明が圧倒的に不足していたと感じました
想像できなくはないレベルではありましたが「え、そんな設定だったの?」と観ている途中に何度か思ってしまったので、もう少し尺取って描写してもよかったかな、と
ただ700円のパンフレットを買えばそこら辺は詳細に説明してあったので、買って読めってことなんですかね?wあんまり説明調になってもつまらないし難しいのかなあ

まとめると、理路整然とした説得力のあるストーリーを求めている人には合わないかもしれないけどただ楽しみたい、という人には最高のアニメ映画ってところですかね
つまりは自分がアニメに求めているものにすごく合致していたのでかなり高評価、ということですw正直ブルーレイが出たら買ってもいいなあ、と思っています
あとみかこしの主題歌はすごく良かったです!あの感動的な歌がスタッフロールの余韻にひたっている時に流れてたのも評価の底上げにつながっている可能性があるくらい(