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明朗・潑溂・無邪気なブログ

THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! ★★★★★★★☆☆☆

いつ行こうか迷ってましたが結局特典が変わるタイミングで行くことにしました。タイバニは女性ばっかりだったけどこっちは男性ばっかりでしたw
色紙は千早…でしたが特に千早には思い入れがなかったので知り合いの雪歩・真・貴音のと交換してもらいました。これが欲しかったから満足です!


おおまかな話の流れとしては、765プロのアリーナツアーが決定したのでそれに向けて皆で練習する、というものでした。
…あれ、一行足らずで終わってしまった( まあぶっちゃけこの映画に関してはストーリーなんて重要じゃないですからね!
…で、では何が重要なのかと言えばもちろんキャラクターの描写になってくるわけです


今回一番印象に残ったのが、春香は“すごい”ということですね。正直言ってグリマス勢はそれを際立たせるための引き立て役だったと思うくらい(
春香がリーダーに抜擢され、個性派の765プロの面々に加え後輩アイドルまで統率していかないといけない立場になるわけですが、優柔不断な性格が災いして
ついていけずにすれ違い、アイドルをやめると言い出したバックダンサーの矢吹可奈の処遇を巡ってトラブルになる、という…まあストーリー上の山場があります


そこで春香は可奈をやめさせないんですよね。メールを何度無視されても電話して断られても諦めず、家に押しかけ、近所を探し回ってやっと見つける…やりすぎだろ
しかもそこまで可奈にこだわる根拠が「本当は諦めたくないように感じたから」っていう直感なんですよねwいや春香らしいんですが…この直感を信じて最後まで諦めない
というところにまず強さを感じました。前向きな性格だ、というのはもちろんそうなんですけど、辛いことがあってもくじけずにアイドルとして出来ることを精一杯やる、と
いうことがどれだけすごいことで、またそれができる春香は強いのか、ということが、ゴシップや仲間の不和で潰れてしまった可奈との対比で描写されていました


それに付随して、765プロの皆の間の絆の強さというものも上手く描かれていたと思います。
練習に来ないバックダンサーを切るかどうかすら悩むくらい優柔不断なリーダーなのに、765プロの皆は心配こそするけれど春香を信頼し、最終的な方針には口を出さない
という安心感がすごく心地よかったです。千早は女房役のように春香の悩みを聞き、伊織はあえて厳しく言うことで春香や全体を気遣い、美希は一歩引いたところで…
とキャラによって態度こそ違えど、根底にあるのは春香への「信頼」でそこは揺るがないんですよね。見ていてシリアスなのにすごい安心感でした


そう考えるとこの映画は、春香、ひいては765プロのアイドル達の成長、そして結束力の高さ・絆の強さを後輩アイドルを出汁にして描いた、アニメ版アイマス
集大成として位置づけられるのではないでしょうか。主題歌『M@STERPIECE』のサビに「夢を初めて願って今日までどの位経っただろう」という歌詞がありますが
弱小事務所だった765プロ、そしてそのアイドル達がアリーナツアーを開催するというサクセスストーリーの一つのゴール*1を表しているのかな、と感じました


そういう意味でも評価は難しいのですが、ファンを満足させるという意味では素晴らしいファンムービーだったと思います。
ただアイマスに思い入れがない人が見て楽しめるか、と考えた場合に若干の疑問符がつくかな?というところですね。今までの積み重ねあってこその感動だと思いますし…
まあこれに関してはファン向けに作るのが正しい方向性だと思うので全然いいと思いますけどwファンに愛されたコンテンツという意味で、幸せな作品だと思います
そもそも構成だけを見たらバックダンサー一人探すのにアイドル総動員して本番近い時期に雨の中とか…とかツッコミ所があるわけですが、的外れなのでやめておこう(
あと、出てたグリマス勢のキャストを見てやっぱりミューレ強いな、と思ってしまいました( あの三人組が今後どれだけ人気出るのか私、気になります!

*1:通過点だと言った方が適切かもしれませんが