適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

アイカツ! ★★★★★★★★★★

4年前は「改変期だしとりあえず1話見てみたけどなにこのショボいCGw子供向けアニメかよ…」とか思ってすぐに見るのをやめてしまったんですが、2年前くらいに
ふとしたきっかけてドハマりし、それから今日まで毎週の楽しみがこれでした。それだけに終わってしまうのは非常に寂しいですね…178話の重みがのしかかる…


新人アイドルがトップアイドルになるまでを描く、というなんのひねりもないど真ん中ストレートでしたが、成長物語としてここまで魅力的な作品は初めて見たかもしれません
4年間の間に個性溢れるアイドルが何人も出てきましたが、全員に共通するのは「努力家」ということですね。ライバルを策略で蹴落とすなんてことはなく、ただひたすら純粋に
自分の得意分野を伸ばしつつ、努力でアイドルとしての力を付けていく、その様子にとにかく毎回毎回感動しました。月並みな表現ですが自分も頑張ろう、と思えるんですよね


自分が一番好きなキャラクターは「霧矢あおい」でした。彼女自身が成長していくと共に、親友であるいちごの成長も見守っている、という、いわゆる親友ポジションなんですが
つまりは視聴者と同じ目線なんですよね。アイカツという大河ドラマとも呼べるほどの成長物語のプレイヤーとしてだけでなく観察者でもある、作品を体現したキャラだと思います


楽曲の豊富さも目を見張るものがあり、毎回ノルマのように挿入されるライブシーンも楽しみの一つでした。CGもどんどん進化していきましたしね。ライブシーンを
中心に上映される映画があったくらいですし…あれも劇場まで観に行きましたけど、映画館の音響だと更に楽曲の良さが引き出されてまた好きな曲が増えました


どちらかと言えばいちご世代派なんですけど、あかり世代も見るところは多かったように思います。どうしても前の世代を神格化してしまう分、ルミナスが2位になった時は
流石にどうなんだ…と思ってしまいましたが、あかり世代は明確に「スターライトクイーンカップ」というゴールに向かって皆が競い合えた分綺麗な終わり方だったかな、と
そういえば最終回でソレイユとルミナスがコラボして『カレンダーガール』を歌ったのは感無量でしたね。1期のラストもそうでしたけど、この曲はやっぱり特別なんですよね…
「何てコトない毎日がかけがえないの」というサビの歌詞にこの作品のエッセンスが詰まっていると思います。それこそ最初は良さが「いまいちピンとこない」わけですがw


大前提としてゲームの販促という縛りがありつつも、これだけの魅力的な作品を作り上げたスタッフには感謝しかないですね。思えばドリアカ編初期は迷走してたなあとか
ユニット対決編の努力描写の不足と世代交代の説得力が…とか、178話もあれば色々気になる点ももちろんあったんですけど、最終話まで見た今は大きな満足感と喪失感で
満たされています。世代を問わず楽しめ、また学ぶところも多い不朽の名作だと心から思いますね。来週からの新作もどうなるか分かりませんが見てみようと思います