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話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

ルール
・2017年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。


去年と同じく新米小僧の見習日記さんの企画に乗っかる。10作品選ぶのと10話選ぶのとでは作品の顔ぶれが全然変わってしまいますね。全話平均以上、みたいな作品は中々選びにくいので難しい…
今年度は忙しくなった分アニメを見る時間を削ってしまったので視聴本数がまた減ってしまった気がします。やっぱりリアルタイムで見なくなったのは大きいなあ…多分大体放送順に並べたはずです。

1. 『スクールガールストライカーズ Animation Channel』 第6話 急襲!SF大作戦

リアルタイムで見なくなったとか書きながら一瞬で矛盾しますが、これを毎週リアルタイムで見るために急いで帰ってきてました( 毒にも薬にもならないAパートからのBパート、カレーパンを泉に落としてからの
怒濤の展開と謎の『シン・ゴジラ』のパロディ、そして突然の「魚拓になりました」という意味不明なオチ、「彼女らは日々成長しているんですね」(???)。ヤバいものを見てしまった…と強烈に印象に残りましたw

2. 『けものフレンズ』 第6話 へいげん

始まった当時は正直言って自分には合わないなあ、と思いながら視聴していたんですが、6話は割と違和感なく自分の中にスッ、と入ってきたのでチョイスしました。全体から見たら浮いている話な気はしますけどね。
ライオンとヘラジカによる縄張り争い、というテーマがこの作品だとこんなに優しい世界になるんだな、というある種の感動。作品全体から滲み出る暖かさですよね。騒動についてはとにかく残念、としか言えませんけど…

3. 『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』 第9話

刑務所という、家族や友人との繋がりを絶たれた人達に対する「たちぎれ」、そして誰もいない高座での鬼気迫る「死神」。どちらも見ているこちらが身震いしてしまうほどの迫真の演技でした。石田彰さんはすごい。
1つという縛りがあるので9話にしましたが、8話の芝浜、10話の何気ない日常からのおめでた、そしてあの11話。もう後半の話数はどれも選びたいくらいの完成度なので本当に悩ましかったです。
いつもは結構頭で「こう来るのか、なるほど」とか考えながら見てしまうんですけど、落語心中はまず感情が先行して「面白い!」ってなるからすごい(ボキャ貧並感)。記憶を消してもう1回見たい作品ですね。

4. 『ゲーマーズ!』 第4話 INTERMISSION 天道花憐とスランプ・デイズ

内容と関係なくてアレなんですけど、これを見てた頃ちょうどQMAのモチベが地に落ちてて、最近弱くなる一方だし時間取れる人との差は開くし何をモチベーションに続けていけばいいんだろう…って悩んでいたところに
景太の「勝ち負けを心底どうでもいいと思ってしまったら、ゲームなんて全然楽しくないんじゃないですかね?」「勝った負けたで一喜一憂して大騒ぎするのが楽しいからこそ、僕にとってゲームは娯楽なんですよ
というセリフを聞いて、「自分なりに楽しんで一喜一憂しながら続けていけばいいじゃん」という当たり前のことに気付けました。アニメキャラに感化されるとか中学生みたいで恥ずかしいんですけど、救われたのは事実なので(
思い入れを抜きにすれば、勢いでは6話「天道花憐と不意打ちハッピーエンド」が頭一つ抜けていたように思います。ちょっとくどいくらいの典型的勘違い系ラブコメでしたが、1クール通して楽しく見られました。

5. 『プリンセス・プリンシパル』 第6話 case18 Rouge Morgue

ドロシーがフィーチャーされたエピソードは10話の「Comfort Comrade」も印象深かったですが、このエピソードでこの作品に一気に引き込まれたのでこっちを選びました。なんとも救いのない話でしたね…
ストーリーも面白く、戦闘シーンもよく動き、キャラクターも魅力的…と総じて欠点の少ない佳作だったと思います。ただ個人的にはちょっと終わり方が物足りなかったので、続編があったら是非見たいですね。

6. 『NEW GAME!!』 第6話 あぁ……すごいなあ……

1期は何も考えずに見られるきらら系アニメだったと思ってたんですけど、2期を見ていくうちに青葉とコウの関係性を軸にした作品なんだなあ、と実感させられました。あと仕事を思い出して見るのが若干辛かった(
コウに憧れて入社した青葉が、キービジュアルを賭けたコンペで、上から押しつけられた裁定ではなくコウの絵を見て自ら負けを悟って溢れる涙、そして憧れと悔しさが綯い交ぜになったこの台詞。ニクい演出ですよね。

7. 『18if』 第9話 アイドルはトイレにいかない!

この作品みたいに監督が各話ごとに変わる、という試みは作風が毎週ガラっと変わって面白いので個人的に好きです。まあ『迷い猫オーバーラン!』のことなんですけどね。
オチが衝撃的で印象に残った5話の「凡庸の魔女」とも迷ったんですが、クスコ帝国の初代国王とかフランク・マニーの本名とか、下品さとくだらなさがかなりツボだったのでこの回にしました。頭の悪さが本当に好きw

8. 『メイドインアビス』 第10話 毒と呪い

今年見ていて辛かったエピソードとしてはこれが断トツでした。それまでが割と見ていて楽しい冒険活劇、って感じだったので余計にキツかったです…ナナチ本当にありがとう、と言うしかない
これ以降で明らかになった世界観がとても興味深くて引き込まれてしまいました。2期が決定したのはとても楽しみです…がまたしんどい話だったら途中で挫折して溜めてしまうかもしれないですね(弱

9. 『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』 第10話 優しい国

僕がオタクになったきっかけの一つと言っても過言ではないキノの旅、その中でも屈指の人気エピソードである「優しい国」を、2017年にもなってもう一度アニメで見られるとは思いませんでした。
正直これについては内容がどうこうというより完全に思い出補正だけで選んだので今更特に語りたいこともないですねw無事あとがきもアニメ化されたことですし次は学園キノアニメ化ですね!楽しみだな〜

10. 『アイカツスターズ!』 第86話 涙の数だけ

実は今月まで62話「ゴーイング・マイウェイで♪」を選ぶつもりでした。どちらにせよローラ回なんですけどね。ローラが綾乃の「負けたくないの、弱い自分に」という言葉に励まされてエルザと逃げずに全力で勝負し、
敗れて流した涙の尊さ。そしてローラを信じているからこそ多くを語らないゆめとの美しい信頼関係。敗北の悔しさを誰よりも知っているローラだからこそ、挑戦することの大事さを説得力を持って示してくれるんですよね。
今までの中でもかなり訓話的というか、示唆に富んだエピソードだったと思っていて、そういう意味ではある種前作を彷彿とさせるものがありました。やはりアイカツ!シリーズは人生訓。

その他、入れるか迷った作品

・『龍の歯医者』 殺戮虫編  千眼美子さんの演技が意外に上手くて驚きました。
・『リトルウィッチアカデミア』 第8話  スーシィ回。雰囲気が好き。
・『月がきれい』 第3話 挿入歌の『初恋』、長い間からの「月、きれい」→「つき、あって」。
・『エロマンガ先生』 第4話  正宗と紗霧の関係性に着目するならある意味最終回。
・『異世界はスマートフォンとともに。』 第2話  魔法覚えて助けた少女が実は王女でお付きの怪我と女王の病気を魔法で治して謝礼で大金持ち。
・『少女終末旅行』 第7話 レーションが美味しそうだったので。
・『アイドルマスターシンデレラガールズ劇場』 第20話  「じゃあ一緒にドーナツしよう!」「空手など、空手などいかがですか!?」


視聴数自体は少なかったのでまだ見ぬ名作は色々あったと思いますが、それでも今年は印象に残る作品が多かったと感じますし、豊作の年だったのではないでしょうか。来年も面白い作品に巡り会えますように…
それにしても改めて選んだ作品を見てみると半分が夏クールっていう偏りで精神的に余裕あったのがいつかよくわかる( あと今年は大分サボってしまったので、来年は過去の作品も定期的に見ていきたいですね。