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明朗・潑溂・無邪気なブログ

早見沙織 Concert Tour 2019 "JUNCTION" 広島公演

年度始め初週のバタバタをこれを楽しみになんとか耐えてようやく週末。広島まで行くなら、と午前中についでにアニメ映画を観るべく早起きし、広島市郊外のイオンモールで映画を観て
正午頃に広島駅まで戻ってきました。とりあえず広島に来たし、お昼はお好み焼きを食べようと駅ビルの飲食街へ。五店舗くらい一列にお好み焼き屋が並んでいてさすが広島…って思いました。


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そこそこ空いていた店に入り、思考停止でスペシャルを頼みましたが美味しかったです。ソースがオタフクなのが実家と同じで、実家の味を思い出してとても良かった。
食べた後は散髪を済ませ、都会に出てきた時しかできないクイズで時間を潰してから会場へ。1階の6列目という相当良い席で、しかも本当に会場のド真ん中でした。
真ん中寄り、とかではなく本当に公演中自分のぴったり真ん前にはやみんが来る位置。仕草や表情までよく見えたのと、音がダイレクトに聴こえる位置だったのでとても幸せでした。
はやみんのライブはファーストツアーと年末のスペシャルライブに行ったのでこれで3回目かな?いつもCD音源より上手く感じるんですよね。楽曲聴いたことある人は一度来てみてほしい。

1.Let me hear
2.Secret
3.夢の果てまで
4.やさしい希望
5.Jewelry
6.SUNNY SIDE TERRACE
7.メトロナイト
8.白い部屋
9.祝福


~弾き語り~
10.星になって
11.琥珀
12.未発表曲


13.ESCORT
14.little forest
15.Fly Me To The Moon


16.僕らのアンサー
17.夏目と寂寥
18.Where we are
19.Bleu Noir
20.温かな赦し


EN1.LET'S TRY AGAIN
EN2.新しい朝
EN3.Bye Bye


セトリはこんな感じ。年末のライブで、発売直後のアルバムのリード曲『Let me Hear』のCメロでいきなり客席にマイクを向けられて焦った(届いたのライブの前日で歌詞とか覚えてなかった)ので
その反省を活かして今回は覚えてきていて良かった( 序盤にタイアップ曲が畳み掛けるように連続していたのでテンション上がりました。『夢の果てまで』の順番が早すぎると思ったくらい。
『白い部屋』『祝福』辺りは演出で風景をステージに映し出していたのですが、これがとても綺麗で、その奥で歌うはやみんがとても幻想的でした。幕がうまい具合に機能してたと思います。


あと、前半聴いていて、「今回若干はやみんの声が小さめというか、バンドの音が大きく聴こえる気がするなあ」と薄々思っていたのですが、途中のMCではやみん
「今回は演出等で音は出さず、ステージ上で出ている音だけでやっています」と仰ってて驚きました。自分の喉一つであれだけの存在感を出せるってすごすぎる。
感情を込めつつ、正確に紡がれる音程がとても好きなんですけど、今回も健在でした。正確だからこそ、例えば『夏目と寂寥』のメジャースケールとか聴いててとても心地良いんですよね。


弾き語りは3曲目が未発表曲でした。思えばファーストコンサートも何曲も未発表曲をライブで初披露、というサプライズをしてましたが、今回の曲には歌詞すらない。
曰く、今回のツアーを巡っていく中で感じたことを歌詞にして曲を完成させていきたい、とのことで、どんな曲になるかとても楽しみです。楽曲自体はとても素晴らしい曲だったので。
そこから衣装チェンジして『ESCORT』『little forest』とジャジーな曲が続いて楽しいなあ、と思っていたところにまさかの『Fly Me To The Moon』。これは衝撃でした。


歌ったあとのMCではやみんが『この曲(Fly Me To The Moon)は子供の頃から母親とデュエットしたこともある思い入れのある曲で、某アイドル*1としてもカバーさせていただいた曲です。
(着ていたスカートがエメラルドグリーンだったので)ちょうどこの色のような…「この衣装、いいっしょ?」…こういうキャラなんですよね」とか言って会場が沸きました。
そこからは『僕らのアンサー』から一気に盛り上がり、アルバムと同じく『温かな赦し』で締める。座って聴くところあり、立って盛り上がるところあり。牧野さんに通じるものがありますね。


アンコールは『LET'S TRY AGAIN』でしゃくりあげる音があちこちで聞こえ、涙をぬぐってる人も多すぎでした。自分も目頭が熱くなってしまった。訴えかけてくる力が単純に強すぎる。
関係ないですが、アンコールの手拍子が全く早くなっていかずにきっちりリズムを刻めてて驚きました。早見沙織のオタク、リズム感すごいな…。こういうのっていつもどんどん走りがちなのに。
あと、アンコールで髪型をポニーテールにして淡いピンクのリボンを付けてたのが印象的でした。雰囲気がさながらリアル花村紅緒。それで歌う『新しい朝』がとても良かったです。


今まで前編の主題歌と比べたらそこまででもないかな、という印象だったんですが、今日聴いてみると歌詞がとても刺さったんですよね。「アルバムタイトルの「JUNCTION」にある通り
色々な事情を抱えた人々が偶然今日この日にジャンクションのように集まる、そういう一期一会感を大事にしていきたい」というようなことがパンフレットのインタビューでも書かれていて
それを踏まえて見ると「また会える日まで元気でね」とかが刺さる。かなりの曲を作詞作曲しているからこそ、結構本人の中では方向性ってきっちりしてるんだな、と実感しました。


パンフレットでプロデューサーとかバンマスとかのインタビューもあったのですが、口を揃えて「早見さんは努力家で才能もあって素晴らしい」みたいなべた褒め。
今日も途中軽い機材トラブルあったけど全然動じてなかったし、努力して完成度の高いものを作り上げ、それを本番で出し切るという、決して簡単ではないことを涼しい顔で
やってのけてしまう。その才能にとにかく感服しますね。過程を追っていきたいというマインドとは逆なのかもしれないですが、圧倒的なクオリティで頭を殴られる快感、クセになってしまう。


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なんかアンケートに答えたらオフショットがついてきたので貼っとこ。今回も2、3年ぶりだし、次のツアーは何年後かわからないけど、あったらまた行きたいな。楽しいコンサートでした。