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隠し砦の三悪人 ★★★★★★★★★☆

隠し砦の三悪人

隠し砦の三悪人

スター・ウォーズ』の元ネタにもなったとかいうレジェンド映画。単純な娯楽作品としてクオリティが高く、黒澤作品では『七人の侍』と並ぶ面白さだと思いました。
どん底』みたいな群像劇を除けば、黒澤作品で太平と又七みたいな三枚目が主人公なのは珍しいと思ったんですが、2人が裏切ろうとしてはすぐピンチになって
何度も六郎太に助けを求めるお約束の展開が面白い。だからこそ城門をくぐって二人で仲良く帰るラストが綺麗で、すっきりした気分で観終われるんですかね。


「裏切り御免!」の終盤も見ていて気持ち良いですし、本当に見ていてストレスのない作品でした。三船敏郎はあの騎馬シーンをスタントなしで普通に撮ってるって
すごすぎるでしょ…。あと印象的だったのが雪姫役の上原美佐ですね。素人の女子大生ということで、演技はちょっと芝居がかりすぎているところもあったんですけど
それが逆に世間知らずの姫らしくてハマり役でした。そして、語弊を恐れずに言うとエロい。藁の上に寝てるシーンとか扇情的すぎでしょ。そりゃ2人も手を出そうとするわ。