アイカツフレンズ！ ★★★★★★★☆☆☆

アイカツフレンズ! Blu-ray BOX 1

あとで個別に書きたい、とか書いたまま放置していたので、年内の記事として残しておきます。

「引き分け」を排し、勝敗をきっちりつけた『スターズ』。それに対して、今作は名前の通り「フレンズ」、つまりアイドルが２人１組で活動することが最大の特徴であったと思います。
ピュアパレットにしても、ハニーキャットにしても、どのフレンズもそうですが、２人のタイプはそれぞれ異なる。…で、その２人が１つのチームとしてどうパフォーマンスをするか。
相手を理解し、歩み寄ることも必要だし、かといって個を殺して譲歩してもダメ。この辺りの葛藤は、特にハニーキャットにおいてよく描写されていたように思います。

一方で、「フレンズ」が枷になっていた面もあるのでは。フレンズをシャッフルする回がありましたけど、結局元のパートナーが一番、という持っていき方でしたよね。
２人がお互いを理解していく過程は面白かったのですが、一度結成して安定してしまうと、そこからの展開が弱い。ピークがかなり前半に来てしまっていたのかな、と。
２年目にしても、打ち切りなので仕方ない面はあると思いますが、ソルベット王国編を引っ張った割には結構オチは茶番だったよね…という。

…とまあ、減点法で観たらなんとでも言えるのですが、このコンテンツはライブ抜きに語れないという側面もあるので、これで片づけるのも違う気がして。
ワンマンライブを見て感じたのは、実際にフレンズを組んでいるいる２人の関係性がとても良いということ。木戸さん、美山さん等、芸歴が長い方がもう片方を補佐する。
あれを観ていて、なるほど、演者が『フレンズ』を体現しているんだな、と感じられたので、コンテンツとしては嫌いになれないというのが正直なところですね。

翻って、『オンパレード！』ですが、今のところあまり惹かれるものがなく。つまらないとまでは言いませんが、ファン以外が見ても面白くはないでしょうね。
色々思うところはあるんですが、つまるところ、今までの歴代アイドルたちが積み上げてきたものは「ラッキー」だけではない、ということかな。本来の視聴層に届いてるのだろうか…。