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邪神ちゃんドロップキック' ★★★★★★★★★☆

#1 1話

#1 1話

  • メディア: Prime Video


名作アニメ『邪神ちゃんドロップキック』の2期がようやく放送開始されたので、早速Amazonプライムで観てみたら、なんと全11話が一挙公開されていました。
一気に観てしまうのは勿体ないので、1日に1話ずつ観ていたのですが、配信開始から11日目の今日、遂に観終わってしまった。3期もやってほしい。


女子大生の花園ゆりねが魔界から悪魔・邪神ちゃんを呼び出したものの、帰す方法が分からないので同居することに。
召喚者が死ねば魔界に帰れる、とゆりねを殺そうとする邪神ちゃんを、毎回ゆりねが返り討ちにする、というのがお約束の、ちょっとグロいコメディ作品。
自分の世代だと、ちょっと『撲殺天使ドクロちゃん』を彷彿とさせますね。あれも原作含めてかなり好きだったんですが、当時友人にはあまり理解されなかったな。ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~。


2期は1期と比べて、単発ネタやパロディネタ、メタネタの比率が増え、より内輪ノリ感が増していたように思いました。「誰が得するんだ…」みたいな昭和ネタが多くていっそ清々しい。
小ネタの積み重ねになっても(ネタが増えた分、ダダ滑りなものも結構あったけど)面白いのは、各々のキャラ付けがはっきりしていて観やすい、という点にあるのかなと思いました。
邪神ちゃんはクズだし、ゆりねは何でもアリだし、メデューサは甘いし、ぺこらは貧乏…等々、コメディにおける立ち位置が明確になっている。
色々あっても結局は邪神ちゃんが調子に乗った挙げ句ボコボコにされる、という部分も結構共通してるし。分かりやすいながら、毎回色々変化をつけてくるというか。


話が分かりやすいのに対し、スタッフの悪ノリネタがどう出るかは予測不能なのも面白く、「次はどんなしょうもないネタを入れてくるんだろう」というのが毎回楽しみでした。
1話の唐突なクジラックスネタには爆笑しましたが、基本的には失笑の部類のほうが多かったかも( でも、この空気感がとても好きなんですよね。


最終話、ほぼ全編総集編の上に、Bパートはほぼ全部『神保町哀歌』のフル(10分)を流して終わったのは斬新すぎましたね。これ、地上波の放送でもやるんだろうか…。
これだけ楽しんでいるなら、クラファンにもお金を出しておけば良かったかな、と今更思ったり。カルト的人気のある作品だとは思いますが、自分にドストライクな作品なのは間違いない。
15年近く『ぱにぽにだっしゅ!』アイコンにしている人間なので、このノリの作品が嫌いなわけないんですけどね。意外に近年こういう作品が少ないので、貴重なんだよなー。