適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

彼女、お借りします。


アニメは序盤で共感性羞恥があまりに辛すぎて一度脱落し、一ヶ月前くらいから復帰して少しずつ追いかけていました。
先日、原作を読むように勧められたので、休日を利用して一気読みすることに。これ、AKB49の作者だったんだな…。


主人公・木ノ下和也のダメさ加減が厳しい、と思ったのは原作を読んでもなお変わらず…というか、展開自体は同じだからそれはそうか。虚言癖は見ててキツイものがある。
映画製作辺りからは株を上げ始めてはいるけど、るかちゃんに取ってる態度を考えるとやっぱりクズはクズなんですよね。るかちゃんが良い子すぎるから余計に見てて辛いし。


今作の魅力は、何をおいてもまずヒロイン・水原千鶴。これに尽きるのではないかと。容姿端麗で性格まで良いって、完璧すぎる…。
ベタだけど、和也に改めて「ありがとう」って言うシーンがいいですね。言動がいちいちイケメンすぎるから、読み進めるたびに好きになっていく、みたいなところはあるけど。
そして、健気なサブヒロイン・るかちゃんも負けないくらい可愛い。結局、この手の作品はヒロインがどれだけ魅力的かが大事だと思うので、その点では申し分ない。
ただ物語の展開上、どう転んだって水原にしかならないであろうことが分かるからこそ、この健気さが不憫というか。作中のパワーバランスが完全に1強なんだよな…。
可愛いといえば、墨ちゃんはオタクがいかにも好きそうな感じでしたね。「可愛い上に頑張り屋さんだし、成長以外のなにものでもない」みたいなセリフ、完全に声優オタクのマインドで笑った。


余命いくばくもない祖母、という設定が出てきて、ストーリーは面白くなってきたと思うんですが、やっぱりラブコメディとしてはメインヒロインの1強、は難しいところもあるな、と。
「レンタル彼女」というアウトフレームが強固すぎて、水原に関われないと蚊帳の外になりがちというか…。具体的に言うと、麻美ちゃんはもっと絡んでほしい。間違いなく面白いキャラなのに。


そんな感じで、ストーリーが動き出してからは一気に読んでしまいました。ラブコメ的には全然進展してない気もするけど、ひとえに水原が鉄壁すぎるのと、恋愛どころではない状況なのと…。
2期も確定してるみたいですけど、これどこまでやるんだろうか…?どこで切っても結構半端になってしまいそうな気がしますけど。キャストはすごく合ってると思うので、楽しみに待ちますか。