『転校生』『時をかける少女』に続く大林監督の「尾道三部作」の第3作。山中恒の原作を、大林監督が故郷・尾道を背景に映像化した、"大林ワールド”を代表するファンタジー作品。
片思いの空想ばかりしている高校生の前に現れた不思議な少女。"さびしんぼう"と名乗るその少女は一体何者なのか・・・
生前、黒澤明が黒澤組スタッフに観るように薦めたというエピソードが残っている名作。
有名どころの大林監督作品を。尾道三部作、『転校生』だけ観てないけど、近所のレンタルショップにも置いてないんだよな…。
尾道も一度…というか確か子供の頃一度行ったはずなんだけど覚えてないので、行ってみたいですね。自分の中では『かみちゅ!』とポルノグラフィティのイメージだけど。
理解力がなさすぎて、「さびしんぼう」の正体が誰なのか分かるまでにかなりの時間がかかりました( 道化のメイクはちょっと不気味だったな…。
こういう陰の青春を送っていなかったわけではないけど、そもそも思春期に憧れの女の子とか存在しなかったしな…と思いながら。ホモソーシャルの青春。
それより、前半部分のスラップスティックさが印象的でした。くだらなさすぎて笑ってしまった。岸部一徳のキャラが良い味出しすぎでしょ。
ショパンの『別れの歌』はこれだけフィーチャーされていると流石に耳にこびりついてしまいましたね。映画で覚える曲、『軍艦マーチ』枠。