「いつか、どこかで出逢うはずの彼に、出会ってしまった。」 土曜日の放課後。芳山和子は誰もいないはずの実験室で怪しい物音を聴く。
中に入るとフラスコが倒れ、ラベンダーの香りが広がり、和子はそこで気を失ってしまう。その日から奇妙なデジャ・ビュに悩まされ始めた。
授業も、地震や火事も、和子が前の日に経験したことばかり。言知れぬ不安に震える彼女を優しく支える深町一夫。彼は未来から来たタイムトラベラーだった!
アニメ版も金曜ロードショーで一度観たきりで、あまり印象には残っていないのですが( とりあえず大林作品を引き続き観ていこうということで、代表作であるこれを。
冒頭、星空のシーンがとても幻想的で、アイドル映画とは思えなかったけど、終始普通のアイドル映画、以上のものは感じなかったかなあ。
「土曜日の実験室ー!」のところとか、特撮がやたらチープなのは多分狙ってのことなんだろうけど、主役の2人の素朴な演技(オブラート)も手伝って、作品全体から純朴さを感じました。
…まあ、この映画は流石に当時の原田知世と同じ時代に生きていないと同じようには楽しめないんだろうな、とは思いますけど。それこそ『HOUSE』くらいぶっ飛んでればともかく…。