適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

うちの鼠は沈む船を見捨てぬ。

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劇団「マドギワ」の座長である〈三浦〉と、劇団員の〈ヤマジ〉が、シェアハウスを始めてもうじき4年経つ。
マンションの更新が近づくある日、三浦がヤマジに「劇団を解散したい」と話をする。
三浦はヤマジの「解散したくない」という言葉を待っていたわけだが、相槌を打つだけで何も言わない。
やがて、「彼女が妊娠をした。演劇をやめて働く」と話し出すヤマジ。

「え・・妊娠って・・妊娠・・?」

衝撃の事実に混乱する三浦。というのも、ヤマジは劇団一の集客力を持ち、看板俳優だった。三浦の脱退は事実上の劇団解散をさす。

そこに劇団員の〈上島〉が舞台の小道具を運ぶ為、シェアハウスにやってくる。神妙な空気に違和感を感じる上島・・やがてそこに、ヤマジの恋人〈リョウ〉もやってくる。

実は三浦は1ヶ月前にリョウと一夜を共にしていた・・

物語はこじれて、よじれて、どんどん面倒くさくなっていく。

ワンショット(一発撮り)で描かれる、ある劇団の、ある日のイザコザ。


前回の公演を観に行った時に、チラシが入ってたやつ。ワンショットドラマを購入して視聴、という形式でした。タイトルに既視感があったけど、「大山鳴動して鼠一匹」かも。ホラティウス
最初は三浦とヤマジとリョウの三角関係のいざこざを描いた作品…だと思っていたら、更にややこしくなっていって笑う。引っ込みがつかなくなってしまうことってあるよね。
今年と昨年の公演、そして今回のドラマを観て、感情を早口で一気に捲し立てるシーンが印象に残るなあ、という感想。ともすれば逆ギレのような。そこに説得力があるのは役者の力量かな。


劇団を解散する、しない、というストーリーは、このご時世だからこそというか、制作者の叫びや想いが込められているように感じました。
画面越しでも熱量は伝わるけど、やっぱり観ると実際に行きたくなるという。予想通りというか、冬になって都会に行くのがリスクになってしまっているジレンマ。