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新解釈・三國志 ★★★★★★★★☆☆

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職場で映画を観に行こうと誘われたので行くことに。「部屋でゲームして東京ゴッドファーザーズのBD観たいので…」とか言うのも憚られたしな…。クリスマスに映画は陽キャムーブ。
…で、何を観に行くのかと聞いたらこれ。「クリスマスに福田雄一監督作品をスクリーンで観るとか正気か!?」と思ったけど、ネタになる経験は嫌いじゃないので二つ返事で承諾しました。


あらすじは割と普通の三国志で、桃園の誓い、虎牢関の戦い、連環の計、三顧の礼赤壁の戦い。有名エピソードをやってくれたので結構楽しかったです。
福田節は随所に炸裂してたけど、大泉洋大泉洋そのままだったので、あのツッコミのおかげでそこまでダレすぎず、適度なスベリ芸、くらいで留まってた印象。
それよりも孔明役のムロツヨシの出番がすごく多かったのが印象的だったかな。影の主人公と言ってもいいレベル。赤壁をやる以上当たり前かもしれませんが。
黄夫人が実は才女で、っていう説自体は三国志演義にもあったはずだし、膨らませただけで新解釈でもないような?とか思ったり。監督の作品で一番原作に近いかも(
あ、佐藤二朗は完全にいつもの佐藤二朗で安心しました。もはや福田雄一作品を観る目的の一つになっている。キャスト予習してなかったから、渡辺直美広瀬すずになったのは驚いた。


アレとかアレのせいで、結構視聴ハードルが低かったのですが、観終わってみると結構面白かったので嬉しい誤算でした。
三国志演義の有名エピソードを知っていて、大泉洋が好きなら観ても損はないと思います。…まあ、スクリーンで観るよりはレンタルして居間でのんびり観る方が良いかもしれませんが。
書いてて思ったけど、福田雄一作品って極論、全部「新解釈」ですよね。全部タイトルに「新解釈・○○」って付けたほうが親切なのではなかろうか。