１月、誕生日のインスタライブで発表された振替公演の日程は４月２日（金）18時。正直、嬉しさ半分、参加できるのだろうかという不安が半分、といったところでした。
なんせ午後休を取って飛行機で向かっても間に合わない絶妙な開始時間だったので、年度始にいきなり休むために先月は色々根回しをしたり、可能な範囲で月初のタスクを先に片付けたり。
その甲斐あって、なんとか休みを確保したのでまず一安心。羽田に着いたのが14時頃で、開演まですこし間が空いてしまうのでどうするか考えて、神保町の「ボンディ」でカレーを食べることに。
待ちぼうけくらったカレー屋 今でもジャガイモついていた
ああ、神保町、ふたりがいた青春 ああ、神保町、セピア色の青い日々
口に入れたら最初はフルーティーなんだけど、すぐにしっかりとした辛さがくる感じ。というか中辛にしたのに結構辛かったので、辛いのが苦手な自分としては結構大変でした。
食べ終わって会計しようとしたら店員が他の客に「中辛でも一般的な辛口くらいですが大丈夫ですか？」って確認してたんですが、自分はそんなこと聞かれなかったんだよな…。
見た目からして多分何回か来てるやろ、と判断されてしまったのかもしれない。美味しかったけど、カレーソースの味をもう少し味わいたかったので、次は甘口にしよ（弱）
…で、食べ終わったら丁度良い時間になったので、コンビニでペットボトルの水を購入して恵比寿へ。ここ数年はAiiAと山野ホールだったから、ガーデンホールは５年ぶりくらいに来た気がする。
調べてみたら４年前の「- Thanx Beginning♪ -」以来だったっぽい。あの時は珍しく５列目を引き当てたのを思い出した。確かコンサートとライブが融合した衝撃の回だったんだよな。
自分の席はだいたい10列目の真ん中くらい。２ブロック目前方だったし、通路側だったし、１人空けて座ってたのでステージは見やすく、そこそこ当たりだったんじゃないかな？
１．ユーフォリア
２．もどかしい世界の上で
３．スピラーレ
４．碧の香り
５．シンフォニー
６．Colors of Happiness
７．お願いジュンブライト
８．ユメノツバサ
９．ふわふわ♪
10．15曲15分15周年メドレー
Merry-go-round→ウイークエンド・ランデヴー→三月物語→たんぽぽ水車→私について→ジャスミン→月の光→What A Beautiful World→
横顔→まわる まわる→今日も１日大好きでした。→囁きは"Crescendo"→the never ending rainbows→夏休みの宿題→ワールドツアー
11．Secret Melody
12．synchronicity
13．Brand-new Sky
14．Reset
15．Cluster
以下アンコール
…まず、なんというか、古参垂涎のセトリでした。ずっと座って聴くスタイルはやっぱり落ち着くなあ。もちろん、可能な範囲でレスポンスも色々できて楽しかったです。
イントロを聴いて、「お、今日はユーフォリアからか」と思ったのですが、聴いているうちに歌詞が今までになく刺さってしまいました。今まであまり気にしたことなかったんだけど。
遥か遠く離れてる時も
暖かく息づいてるよ
それは君とつながっている奇跡
どこにいても
君と一緒にいるよ
ＭＣでも「ファンの顔が見られて本当に嬉しい」と何度か仰っておられましたが、「離れていても一緒」という文字にすると何でもないフレーズが実感できたのは嬉しかったですね。
そして次の『もどかしい世界の上で』。始まった瞬間周りで複数息を呑む音が聞こえました。早くも目を拭ってる人もいたし、みんなこの曲好きすぎやろ。…もちろん自分も含めて、ですけれど。
『スピラーレ』『碧の香り』『シンフォニー』と続く前半の構成がとにかく贅沢すぎて…。『碧の香り』はいつもより少しポップに聴こえたかな。『シンフォニー』の辺りは喉も絶好調でしたね。
そして（多分）前々回以来の『Colors of Happiness』からの『お願いジュンブライト』。ご結婚されてから始めて生で聴いたんじゃないかな。改めておめでとうございます。
まさか大好きな『ユメノツバサ』を歌ってくれると思わなかったので、とても嬉しかった。またＣメロを会場のみんなで合唱できる日が来るといいなあ。心の中では歌ってましたけど（
『ふわふわ♪』と、前の『お願いジュンブライト』もですが、久しぶりにサビで一緒に振り付けできて楽しかったです。牧野さんも「ありがとうー！」って言ってたし。やはり有観客でなくては。
15曲15分15周年メドレー、発想が天才的でしたね。限られた時間内で多くの曲を歌ってくれるのがとてもありがたかった。『まわる まわる』とかすごく好きなんだけど、久しぶりに聴いた気が。
時期的に今回は絶対『三月物語』があると思ってたので予想通りでしたが、『the never ending rainbows』には驚いた。『たんぽぽ水車』『横顔』も大好きだし、書き出したらキリがないな（
最後はアップテンポの曲が中心のブロック。『synchronicity』、大好きだけどコンサートでは聴けないだろうな…と思っていたのも今は昔。というかこの５曲一気に歌うの本当に大変そう…。
『Brand-new Sky』『Reset』『Cluster』辺りも、最早終盤にないと違和感ありますね。左右にダンサーの幻影が見えた気がしました。この辺を聴くと「ライブに来たな」って感じがする。
アンコール、『オムナ マグニ』のイントロが流れてワクワクしました。15年の道のりを振り返るライブに相応しい演出。10周年のアンコールでも歌唱されてたんでしたっけ（記憶が曖昧）。
『アムリタ』の弾き語り、満足度が振り切れてて忘れてたけど、そういえば今日まだやってなかったことに気づく。10年前、初参加のコンサートで一番印象に残ったこの曲は、今日も素敵でした。
『たったひとつ』、最初に牧野さんだけが演奏している中、徐々にバンドメンバーが揃っていく演出が良かったです。これもすごく好きな曲で…って好きな曲多すぎるな。
そして、「できれば今日は何か新曲もしくはライブの発表があればいいなあ」と思っていたので、「新曲ができました！」と仰っているのを聞いた時は本当に嬉しかったです。久しぶり。
しかも初披露。アルバム以外だと『Reset』以来なのかな？『Reset』もライブの時に初披露だったような。というかそれこそ前回のガーデンホールの時ですよね、多分。
『シルエット』、曲調自体は爽やかなんだけどどこか物寂しく、出会いと別れを感じさせる楽曲。かなり好みでした。今までの牧野さんの曲にはなかったタイプだと思います。
シルエット 僕ら過ごした時間はもう
思い出の中で光に変わって
新しい景色を
見つけに行こうよ
当たり前の奇跡
抱きしめながら
どれほどの景色を一緒に
見てきたかわからないけど
どれほどの時間が経っても
その輝きは増すばかり
ファンになって、曲を繰り返し聴いたり、コンサートに参加したり、過去の出演作を観てみたり…。「一緒に見た景色」は、歌詞の通り、数え切れないほどあるように思います。
そして、大切なのは過去を振り返るのだけでなく、前に進むこと。新しい魅力を持った新曲が何よりの証左。「当たり前の奇跡」という言葉も、本当にありがたい、としみじみ実感してしまう。
聴き始めた時から既にハイレベルだったと思うのですが、あれから10年以上経ってなお、参加する度にブラッシュアップされているのを感じるので、本当に尊敬してしまいますね。
言うまでもなく、このような情勢の中で、無事に開催できたことも「奇跡」ですよね。重ね重ねありがたい。そして歴代でも指折りのクオリティだったのもまた「奇跡」。
改めて振り返ると、コンディションが万全でなければとても歌いきれないようなハードなセットリスト。これを「安心」して聴いていられるのが、何よりの幸せでした。
参加した後は判で押したように同じことを書いていますが、今回、無理をして「配信ではなく現地で」という決断をして本当に良かった。行かなかったら絶対に後悔していた。
１年以上ぶりの現地ライブで、「現地で、自分の鼓膜を震わせて音を聴く」という経験が、配信には代え難いことを実感しました。経験の質が違いすぎる。
16年目を迎え、ライフスタイルも変化する中で、これからも牧野さんが歌手・声優活動を続けられるのであれば、自分は引き続き応援していくつもりです。…今までと何も変わりませんが。
久しぶりにライブでアニメの出演告知があったのも嬉しかったですね。『さよなら私のクラマー』、別の事情もあるので絶対観ると思うのですが、今から楽しみですね。
素敵な時間を提供してくれた牧野さんとバンドメンバーに、改めて感謝の意を表明して締めたいと思います。…振り返りインスタライブに向けて、アーカイブの配信チケットも買わないと！
