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明朗・潑溂・無邪気なブログ

終末のワルキューレ ★★★★★★★★☆☆

1000年に一度、全世界の神々が一堂に介し、天界で開催される「人類存亡会議」。

人類が冒してきた愚かな行いにより、全会一致で「終末」の判決が下される直前、
半神半人の戦乙女<ワルキューレ>の一人、ブリュンヒルデが異議を唱える。

「ただ滅ぼすのでは芸がない。人類を試してみては?」

彼女が提案したのは、神 vs 人類最終闘争、通称「ラグナロク
全世界の神々と、歴史上の全人類から選ばれた代表者たちが
一対一のタイマン勝負をする。
全13番勝負、先に7勝した方が勝利となる。

しかし、人類が神に勝つことなど絶対不可能。
神々が嘲笑する中、ブリュンヒルデはなおも挑発する。

「もしかして、ビビってるんですかァ?」

その言葉は神の逆鱗に触れ、
怒りのままに、神々はラグナロクを承諾。
かくして、ブリュンヒルデたちは、
700万年の人類史から最強の13人を選びラグナロクへと挑む。

果たして人類は神を超え、終末を阻止できるのか?

超絶怒涛の真剣勝負<ガチンコ>バトル、開幕!

久しぶりにNetflixオリジナルアニメ。独占配信とかいう文化、貧乏人から搾取するだけだから勘弁してほしい。一番安いdアニメストアで全部配信してくれ。


神話の神々VS歴史上の偉人、という、中学生男子が授業中に考えた妄想みたいな設定が面白い。
原作はまだ続いているようですが、第1シーズンは1回戦の「トールVS呂布」、2回戦の「ゼウスVSアダム」、3回戦の「ポセイドンVS佐々木小次郎」の3試合でした。


あらすじもへったくれもなく、全12話、ひたすらバトル&回想。これはネトフリという媒体だからこそだよな、と思いました。1週ごとに観るよりまとめて観た方が絶対面白い。
逆に、今期の地上波アニメだと『Vivy』は次回への引きが毎週秀逸で、ストーリーも手堅いですよね。この辺は配信形態による違いが出ていて興味深い。


印象としては、全員最強すぎてスケールが桁違いだし、他作品のパロディかよ、みたいな描写も結構あったので、ギャグ風味のバトルアニメ、と言ったほうが正しいかもしれないな、と。
「相手の能力を完全にコピー」とか、「相手の行動を完全に読み切る」とか、とっくに枯れた厨二心がくすぐられました。でも一秒に何千万発拳を繰り出すとかはスケールバグりすぎやろ。


1日で観終わってしまったので、面白かったのは間違いないのですが、ぶっ飛びすぎというか、あまりにも人間離れしていて有利不利が分かりづらかったな、と。
同じネトフリ配信のバトルアニメでも『ケンガンアシュラ』はこれ以上に楽しめたので、やはり程々のリアリティは大切なのかもしれない。あと自分が神話に暗すぎるのも良くなかった。


…それにしても、ネトフリは連続で見てたら急に「まだ観ていますか?」とか言って一時停止してくるし(寝落ち防止機能とかいらんわ)、デフォルトで主題歌飛ばそうとしてくるし…。
1.5倍速で観る機能とかもあるし、やっぱり肌に合わない配信サイトだなー、って前時代の1オタクは思ってしまう。そして今作に関して言えば回想だけ飛ばしてバトルを楽しむ需要はありそう。