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QMA上達法を考える 第3回 ー「足し算」と「引き算」(後編)ー

ひとまず一区切り書いてしまいたいので急ぎめで。まだ上達を諦めていない奇特なプレイヤーのうち誰かに届くかもしれないですからね。知らんけど。


kaitopoketto.hatenablog.com
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①素で解ける問題 + ②回収して覚えた問題 - ③新しく追加される問題 - ④忘れてしまった問題


前回、前々回と、「①と②を増やし、③と④の失点を減らすことで正解率を上げる」という話をして、前回は①と②について書いたので、今回は③、④について書いていきます。

3.新問(追加問)・復活問への感度を上げる

前提知識として、2021年現在、QMAはおおよそ1ヶ月に2回、問題が追加されていきます。連休を挟む等のイレギュラーがない限りは、隔週火曜日追加が多いかな。
そして、ここで追加される新問は、回収型プレイヤーには大きな壁になってくるわけですね。初見で当たれば苦労はしないけど、そんな簡単な問題ばかりではないのも事実。


加えて、「復活問」と便宜的に呼んでいるのですが、ここ数年のQMAでは、(体感で)2016年以前の時事問題は出題されないようになっていた、と思います。
ところが、今作で急に2010年代の問題が再び出題されるようになりました。既に2015年当時のCMの問題が出題されて戸惑う、という経験も何度かしており、これも一種の新問でしょう。


まず1つ目のアプローチですが、「SNSを活用する」という点かな。おそらく今一番有用なのはTwitterで、火曜日になると、新問の画像を色々な人がツイートしておられます。
全て保存して覚える…のがもちろん実力向上にはベストだし、自分もモチベーションがある時はそうしていますが、結構な写真が溜まり、モチベーションの低下を招くリスクもある。
ただ、一度見るのと全く見ていないのとは対応できる可能性は全く異なるので、保存して後で調べるまではしないにしても、できる限り目を通すくらいの気持ちではいるべき。
モチベーション、言い換えると精神力も有限なので、そこは自分のキャパと相談しながら、ですが、世間の話題にキャッチアップするのと同じ感覚で、TLの流れも追うくらいのつもりで。


もう1つのアプローチ、復活問への対応は、②での対策で述べた「なるべく広い形式を予習する」と基本的には同じですね。色々な形式を予習することで、未見を減らしていく。
特に、パネル・キーボード形式はとっつきやすく、セレクト・マルチ形式に比べて正解率を上げやすいため、ここに大きな穴を作らないことが、総合力向上に重要ではないかと。
「店舗大会で勝つ」ことが目標だと少し変わってきますが、ことトーナメントにおいては、総合正解率が高い人は皆パネ・キーをきっちり対策していると言っても過言ではないでしょう。


ここまでの話をまとめると


「タイムラインの新問に可能な限り目を通すと共に、幅広い形式を予習し、新問及び復活問での失点を少しでも減らす」


ということになるでしょうか。

4.「忘れる問題」の数を減らす

さて、一番後回しにされがちなのがここなのではないかと思っています。せっかくそれなりに解けるようになった形式が、少し経つと忘れてしまっている。
当たり前ですが、全てを記憶できる特殊能力でも持っていない限り、忘却は誰にでも起こることであり、これを対策する、となると「定期的に復習する」しかないでしょう。
エビングハウス忘却曲線」を持ち出すのは今更も今更ですが、人間は覚えたことを1ヶ月経つと80%忘れてしまう。それを防ぐために繰り返し復習をする必要があるんですね。


ここで問題になるのが、「復習は一番精神力を使う工程である」という点。問題をメモし、全て調べ終えた状態だと、普通の人は実機にプレーしに行きたくなる。
そこを我慢して、「今日は1日四択を覚えるぞ」みたいなムーブは、特に平日夜の社会人にはなかなか厳しい。もちろん、できるならそれに越したことはありませんが。


妥協点として、平日を1日使う、までいかなくても、30分だけでも復習する、とか、とにかく「見直し」を週に1回でもプレーのサイクルの中に取り入れてみる、のが1つ。
もう1つは、何度も繰り返しになりますが、「色々な形式を予習する」こと。つまり、例えばタイピングを全種類見直す代わりに、実機でタイピングを全ジャンル少しずつ予習する、と。
単位時間辺りに見直せる数は減りますが、プレーしながらなので楽しく復習ができるし、モチベーションは保ちやすい。これを上手く組み合わせて、問題に触れる数を地道に増やすイメージですね。
逆に、「1ヶ月以上全く触れていないジャンル・形式」は、あまり多く作らない方が良いでしょう。全ジャンル全形式を予習するのは難しいと思うので、あくまで「あまり」ですが。
これの妥協点として、「毎日少しずつでもトーナメントモードをプレーする」のも効果的。自分の意図に関わらない問題を20問前後解くことで、予習にも復習にもなりますので。


ここでの話をまとめると


「可能な限り定期的に復習して知識の定着を図る。また、予習やトーナメントを活用して「ブランク」をなくす」



というところですかね。

5.おわりに

いかがでしたか?(情報に乏しいまとめブログ風に) 自分がこの1年くらいで、上達すべく意識しているポイントについて書いてみました。
最低限のプレー量があることは前提ですが、同じプレー量の中でも、効率化を普段から意識することで、上達は早まるのではないでしょうか。
少なくとも、自分はこの1年で、それ以前の数年と比べても早いスピードで総合力が上がっているような気がしています。少なくとも実感としては。


さて、4つのポイントを「足し算」と「引き算」に分解して論じてみましたが、一番大事な5番目の要素に「モチベーション」がある、と考えています。
(①素の知識+②回収-③新問・復活問-④忘却)×⑤モチベーション。⑤がゼロになってしまったらゲームから離れてしまうので、元も子もなくなってしまう。
…ので、モチベーションを維持するために、「できる範囲で、無理せず続ける」のが一番大事、というのを最後に書いて終わりにします。陳腐ですが、継続は力なり、ということで。


次回はちょっと話題を変えて、「正解率を上げるためには、どの形式を予習すればいいのか?」という話を書こうかな、と。…まあ、もちろん全部なんですけどね。