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劇場版「きんいろモザイク Thank you!!」 ★★★★★★★★☆☆

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金髪と外国が大好きな女子高生・忍。
忍の家には金髪碧眼の英国少女・アリスがホームステイ中!


「シノブに会いに来たよ!」
中学生のときに出会った二人が再会できたのは、高校
1年生の春にアリスが日本の高校へ編入してきたから。
忍の幼馴染で凸凹コンビの綾&陽子、アリスを追いかけてきたもう一人のイギリス人留学生・カレンも加わって、
仲良し5人組の毎日はきらきら輝いています。


高校3年生の春を迎えた忍たちは修学旅行へ出発!
行き先は奈良と京都。初めてのお泊り旅行にわくわくが止まらない!


忍はイギリス旅行じゃないことにショックを受けるけど、アリスは日本文化に触れられて大喜び。
綾は夜の恋バナに執念を燃やし、陽子はツッコミが忙しく、4人と別のクラスなのにカレンもいつの間にか一緒にいて……?
引率の烏丸先生と久世橋先生、カレンに憧れる穂乃花とその部活仲間の香奈も一緒になって、楽しい時間を満喫する。


そして修学旅行が終わり、いよいよそれぞれの進路について考えるときがやってくる。
5人の選ぶ未来とは?


今年の夏休み、連日雨だったので、誇張なしで一週間毎日寝ているだけで終わってしまった。人生を5日分浪費してしまったな。まあ、たまにはいいか…。


さて、今日は午前中は珍しく晴れていたので、せめて暇潰しに少しでも外に出るか、と思い、今日から公開の『きんモザ』シリーズの映画を観てきました。
情報を何も追っていなかったので、なぜ今更?と思っていたのですが、先日原作の連載が終了していたんですね。映画で終わらせてもらえるって幸せな作品だな。


アニメの2期が既に6年前なのでかなり遠い昔に感じますが、今作は大まかに言って「3年生編」という感じでした。
前半が修学旅行、後半が進路決定からの大学受験、そして卒業。学園モノの日常系アニメで卒業までが描かれると、『けいおん!』を思い出しますね。
というか、けいおん最終回の卒業式からもう10年以上経ってるって、そりゃ年も取るわ…という感じ。当時と比べて「学校」が遠い存在になったように感じました。
直近で観た作品だと『ユーフォ』かな、と思うのですが、「卒業」が自分の中で風化した結果、「卒業モノ」に対し、以前より適度な距離感で観られるようになりましたね。


さて今作、時機によっては地上波で放送していたかもしれない内容が80分にまとめられていたので、どうしてもやや駆け足だなあ、とは感じてしまいました。
頓狂なボケに都度きっちりツッコミを入れるスピーディーさは健在だったのですが、これだけ短期間に過剰摂取すると流石にちょっと食傷気味かも。やっぱり30分の尺が一番かな。
忍アリス、陽子綾、カレン穂乃花(このカップリングって今までこんなに存在感あったっけ)らへんのオタクが好きそうな絡みは十分すぎるほどだったので、需要は満たしてそうですが。
実際、細かいことを考えずにキャラ萌え作品として観るのが正解なんでしょうけどね。久しぶりに観たけどやっぱりカレンは可愛かった。


エンディングを聴いていて、歌詞にメインキャラクターの名前が埋め込まれているのに気づき、「ラブライブの映画かよ」と思ってしまった。最後の謎の威風堂々はなんだったんだ。
そういえば、ローダンセっていつの間にか6人組になってたんですね。調べたら2019年から加入したって、作品の声優ユニットとしては大分息長いよなあ。


前作を映画館で観た時は、あまりの客層の厳しさに「限界オタクしかいねえ…」って思った記憶が残っているのですが、自分のことはおいといて、今作も同じような感じでした。
男しかいないのはまあ予想通りとして、若者がおらず、30~50くらいに見える人ばかりだった。大分頭髪が寂しいおじさんもちらほらいたし。頭髪モザイクやん(意味不明)。


総括すると、『きんモザ』シリーズのファンなら観てハズレはないのでは、という印象。展開も作画も凡だと思うけど、綺麗に完結したので評価は甘めにつけとこうかな。