福島県いわき市に暮らす高校生・夏凪日羽。
卒業後の進路に悩む日羽は、かつて姉・真理が勤めていた「東北のハワイ」こと「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを見て衝動的に、新人ダンサー=フラガールの採用試験に応募する。
未経験ながらも採用された日羽は、鎌倉環奈、滝川蘭子、オハナ・カアイフエ、白沢しおんたち同期と共にフラガールへの道を歩み始めるが、
個性豊かすぎる5人の足並みはそろわず、初ステージで、ある大失敗をしてしまう。
「今までで、一番ざんねんな新人たち」と呼ばれ、落ち込む彼女たちだったが、恋、ダイエット、そしてフラ…と、
いいことも辛いことも分かちあいながら、フラフラしながらも絆を深めていく―――。
それぞれの想いを胸に彼女たちは今日もステージへ
笑いあり涙ありの新人フラガール成長物語
わたし、"フラ"を仕事にします。
帰省してすぐ実家に帰ってもどうせやることもないので、暇潰しに映画を観に行くことに。
作ってすぐに転勤になったせいで、使い道のないTOHOシネマズカードのマイルを使うため、というのもありますが。
数年ぶりに「燃えよ 麺助」に行きました。特製ラーメンとチャーシュー丼のセットが映画より高いとか、もはや普通のランチより高いな。前からこんなに高かったっけ?
開店30分前に行ったら5人くらいしか並んでなかったので「当時よりは人気落ち着いたのかな?」と思ってたのですが、結局開店時には数十人の行列。流石だわ。
下調べをしていなかったので、何故か『アイカツ!』とコラボしたカードを渡されて、何の関係が?と。キャラデザがやぐちひろこさんだったらしい。
途中で端役として富田美憂さんが出ていたのも多分そういうことなんだろうな。すっかり衰えてしまった自分のダメ絶対音感も流石に反応しました。
主人公の姉が東日本大震災で亡くなった、という導入に少し面食らいました。調べたら「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の一環なんだとか。
『バクテン』も『岬のマヨイガ』も観ていなかったので、今プロジェクトの作品は初めて観ることになりますね。
まず、この作品を簡単に総括するなら「ジェネリックアイカツ」と表現するのが一番わかりやすいかな、と。それにプラスして、いわき市の名所紹介がされていく。
女の子たちが努力し、悩み、課題を乗り越えていく。気の合わない同期と打ち解けていったり、淡い恋物語があったり…。
エピソードが散逸していて、山場という山場が存在しないので(コンテストは一応あるけど)、終始「フラ・フラ」していた印象を受けました。
全体としては成長物語になっており、そこそこ楽しめはするものの、物語としてはちょっと起伏が薄かったかな、と。終盤の締め方も結構力業だったような?
良かった点としては、上述したいわき市の名所をみんなで巡る、ご当地アニメとしての魅力ですね。
数年前に『薄暮』の聖地巡礼にいわき市を訪れていたおかげで、駅前の描写とか、アクアマリンふくしまとか、「あったなー」と懐かしみながら観ることができました。
したがって「被災地応援プロジェクト」として観ると、佳作と言ってよいのではないでしょうか。東北、また機会があれば行きたいけど、遠いからな…。
あと、震災で亡くなった姉が早見沙織、って、今年いくつか似たような設定のアニメを観たのでちょっと面白かったです。才能に恵まれた姉といえば早見沙織、というのがお約束なのだろうか。