適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

気狂いピエロ ★★★★★★★★☆☆

「ピエロ」と呼ばれるフェルディナン(ベルモンド)は、不幸な結婚をしていた。
退屈な生活から逃げ出したい衝動に駆られていたフェルディナンは、ふと出会った昔の愛人であるマリアンヌ(カリーナ)と一夜を過ごすが、
翌朝見知らぬ男性の死体を見つけ、彼女と共に逃避行を始める。


先日ネットサーフィンをしていたら「ゴダール映画のレストア版が上映開始」というニュースを見つけました。
遊びに行く合間の時間にちょうど観られそうだったので、興味本位で観てみることに。都会に住んでたらもっとこういう行動がカジュアルにできるのにな。
有楽町イトシアで観たのですが、客層がアウェーすぎてめちゃくちゃ居心地が悪かったです。思ったより客の入りが良かったのには驚いたな。


ストーリーらしいストーリーがほぼ存在しないので、最初はどう観たらいいのか混乱していたのですが、結局は「考えずに感じればいいや」と開き直ることにしました。
特徴的な色遣い、急に止まる劇伴、繰り返されるセリフ、挿入される文学や絵画等々…。意図とか「考察」し始めたらいくらでも楽しめるんだろうけど、そんな知識もないし。


先日観た、「松竹ヌーヴェルヴァーグ」と呼ばれていた『青春残酷物語』と比較するに、反体制というか、アナーキーな思想を感じるところが共通しているのだろうか。
日本の場合は反安保だと思うけど、本家もそういう世論の流れを多少なりとも受けて発生した潮流なんでしょうね。日本のものよりは現代でも鑑賞に耐え得る気はしますが。


調べていて知ったのですが、ラストの海のシーンは溝口監督の『山椒大夫』からのオマージュらしいですね。
山椒大夫の入水は悲劇のシーンだけど、こっちのラストは正直喜劇の方が近そう。死ぬ直前に一瞬我に返ってるのがちょっと面白かったです。



映画を観終わった後は、数年ぶりに友人と会って、新宿のロシア料理店でご飯を食べました。





ピロシキ、マッシュルームとアスパラのクリーム煮、ボルシチビーフストロガノフ。ロシア料理って初めて食べたけど、結構食べやすくて美味しいですね。
デザートとして出てきたジャムを入れて食べるチャイが美味しくて、キイチゴのジャムを食べながらチャイを飲んでいた時間が一番長かったかも。