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明朗・潑溂・無邪気なブログ

禁じられた遊び ★★★★★★★★☆☆

禁じられた遊び(字幕版)

禁じられた遊び(字幕版)

  • ブリジット・フォッセー
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ドイツ軍の空襲で両親と子犬を失った少女ポーレットは農家の少年ミシェルと親しくなる。少年は死んだ子犬を埋め十字架を立ててやる。
それから二人は小さな虫や動物の死骸を埋め十字架を立てるという葬式ごっこをするが...


禁じられた遊び』といえば、いちばん有名なのはこの映画なんでしょうけど、自分世代のオタクだとやっぱりアリプロですね。もう20年近く前の曲になるという事実が怖い。
なっちゃんの声の毒気に当てられたのもあって翠の子推しだったけど、最近はエルデンリングのプレー配信してるイメージしかない。最後にアニメで声聞いたのいつだっけ?


あらすじは引用の通りで、この「お葬式ごっこ」が「禁じられた遊び」なわけですね。そんなに禁じられてなかったと思うけど。十字架を盗んだから、ということかな。
タイトルにちょっと官能的なものを感じたけど、そもそもが幼い子ども2人だし。…と単純に切り捨てられないようなシーンはいくつかありましたね。キスをねだるところとか。


後味の悪い終わり方で、ポーレットが可哀想だな…と思ったのですが、今作は反戦映画という解釈が主流らしい。
言われてみれば確かに、大人の都合に翻弄される子どもたちを描いている作品なんですけど、ストーリーの中に戦争が占める割合がそこまで多くないのでイマイチピンとこないかも。


それより、自分が今作を観て一番感じたのは、「子供ゆえの無邪気さ、残酷さ」でした。ポーレットは両親の死さえよく理解していない。
あれだけ執着していた子犬も、新しい動物やミシェルが現れたらコロっと忘れて…。でも、よく考えたら自分も子供の頃は虫とか潰して遊んでたし、そんなもんなのかも。
パワポケ13』の千羽矢BADに「子供は、死を理解していない」というテキストがありますけど、あのアルバムの内容はまんま今作ですね。…またパワポケ厨が出てしまった。