世界で一番美しい町といわれる水の都「アルトマーレ」。そこでサトシは不思議な技を持つポケモン、ラティアスとラティオスに出会う。
ラティオスは兄、ラティアスは妹でとても仲がよく、この町の秘宝「こころのしずく」を守っていた。
この秘宝をねらう怪盗姉妹ザンナーとリオン。彼女たちが起こした事件に巻き込まれるサトシとピカチュウたち。
隠された封印が解かれた時、町は大水害に見舞われる。奪われた「こころのしずく」を取り返す為、サトシとピカチュウが水の都を駆け抜ける!
今日、入れ違いで実家から東京に戻る妹と姪を新幹線の駅まで見送りに行き、帰りにTOHOシネマズカードの更新をしに来て、ついでに映画を観ていくことに。
かつてはポケモンフリークだったので、ポケモン映画は毎年劇場で観ている(現在進行形)のですが、1、2を争うほど人気であるこの作品だけ何故か観ていなくて。
何で観に行かなかったんだっけ?と考えて、調べていて気付いたのですが、公開、お受験の年の夏でしたね…。1日2食を学習塾で食べていた懐かしき時代。
小学生の頃に観ても気付かなかったと思うけど、ヴェネツィアモチーフのアルトマーレが美しいですね。
迷路のような街並みが秀逸なカメラワークでうまく描写されている上に、『謎の少女、再び』を始め劇伴もかなり秀逸。庭園に迷い込む辺りまでが特に素晴らしい。
今回の悪役、憎めないようでいてやっていることはかなり残酷で、ちょっとドキっとしました。
無印の時代のポケモン映画って、これくらい「死」に切り込んでいたんだな、と。そして津波のシーンがあるから地上波では放送が難しそう。
有名なラストシーンは、最初は「ラティアスでしょ?」と思ったものの、後で考えたら、ラティアスを装ったカノンである可能性も確かに捨てきれないのかも。
でも、カノンがサトシに対してあの行動に出る理由付けは作中でほぼされてなかったと思うので、個人的にはラティアス派かな。帽子を映してるのはズルいよなw
上で書いた通り劇伴が素晴らしいので、映画館の音響で観られて良かったです。内容も短い時間で綺麗にまとまっているし、人気なのもうなずける。
そして、エンディングの『ポケッターリ モンスターリ』が懐かしすぎました。