適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

2022年度夏クールアニメ総括2

いくらなんでも更新が滞りすぎていた。書く予定だった記事は今週中に全て追いつく予定です。…と書いて自分を追い込む、受験生時代から使っていたパターン。

ワッチャプリマジ!

単話で面白いエピソードはいくつもあったのですが、1年観た総括としては、正直あまり面白くなかった、と言わざるを得ないですね。
ラスボスであるジェニファーとまともな因縁があるのがひな先輩くらいだったせいで、終盤のカタルシスが圧倒的に不足していたのは痛い。話に乗っていけなかったです。
ユーフォリアレビューという名目で最終話近くに2話連続でほぼライブの総集編をやっていたのもかなり興が削がれましたし。それでいて曲追加もほとんどないわけで。
50話の「キミがあたしにかけた魔法」、それまでの49話でまつりとみゃむの関係性について深く掘り下げられていれば、間違いなく感動できるエピソードだったはずなのに…。
ストーリーの縦軸が弱い割には関係性の深掘りができていないキャラクターが多く、迷走していたな、という印象でした。マナマナの人間体とか、続いてれば面白そうな設定でしたけど。

ユーレイデコ

30分枠の中では今期トップクラスに地味なアニメだったのでは…という印象。途中で脱落した人が多そう(個人の感想です)。
序盤のベリィが家出するまでは、ここからどう展開していくのだろう?という期待感があったのですが、ユーレイ探偵団編になってからは期待より陳腐になってしまったかな。
ネット社会での真実とか、「見える」ものの違いとか、『電脳コイル』で観たような題材を、令和になって焼き直されても…と。ハックの正体を除けば、斬新なオチというわけでもなく。
こういうのを観て色々考えるのが好きなオタク層は間違いなく存在するんだろうけど、エンタメとしては微妙だったかな。というか、内包するメッセージは結構シンプルでしたしね。

カッコウの許嫁

予想はしていたけど誰ともくっつかないし、なんなら主人公の父親の誕生日パーティーで最終話の枠が潰れるという謎采配。瀬川さんは最終話前で魅せ場作れてたかもですが。
ブコメが割と好きな性分ゆえに半年楽しめたとはいえ、終わり方が良くないと全体の印象も落ちますよね。『キミキス pure rouge』みたいな…いや、あそこまで最後急落してはないか。
まあ、血が繋がってないとはいえ、メインヒロインでもない主人公の妹が一番可愛いラブコメなんて今後観られないかもしれないので、そこは貴重だったかも。主題歌も良かったですね。

サマータイムレンダ

途中から完全にバトルアニメと化して、最後の方は正直、何をやってるんだ?状態でしたが、終盤似たような展開だった『ひぐらし卒』よりはよっぽど綺麗に終われていたと思います。
「影」の絶望的な強さに対し、少しずつ主人公サイドが立ち向かっていく塩梅が絶妙で、同じ「死に戻り」系タイムリープ作品の『Re:ゼロ』のように、観ていて辛くなってくることもなく。
数年前まで住んでいた和歌山弁のノスタルジーを感じられるという意味でも加点要素の高い作品でした。グリーンソフト、久しぶりに食べたいなあ。

アオアシ

面白すぎた。どれくらい面白かったかというと、自分が観た2022年放送のアニメの中では暫定一番面白かった、と言っていいレベル。
サッカーアニメ、自分がサッカーに明るくないのもあって、今まで「これは!」という作品に出会えていませんでしたが、今作は自分が観たサッカーアニメの中で一番楽しめたかも。
葦人のフォワードへの拘りと挫折、そこからの再起。2クールずっと目が離せなかったのですが、ここからが本番だろ、とも思うので、早急に2期を放送してほしい。

リコリス・リコイル

今期一番話題になっていた気がする作品。美少女ガンアクションアニメとして楽しめましたが、よく考えたら割と設定に粗が多い作品でもあるので、深く考えないのが吉かも。
ただ、千束の不殺設定を持て余していたな、とか、結構引っ張っていた心臓移植周りの話も、目覚めたら移植されてました、で終わるの?とか、それでも腑に落ちないところはあり。
個人的には、千束とたきなの2人はともかく、真島が案外敵として面白いキャラだったのが良かったかなと。

Engage Kiss

丸戸脚本だからとりあえず観るか!でしたが、期待に違わず楽しめた作品でした。記憶を代償にした契約と、元カノとの三角(四角?)関係の設定が上手かったですね。
とにかく、めんどくさいヒロインの描写は天才的。やや強引なハッピーエンドだったのも個人的にはアリだったかな。湿っぽい引きでもEDが能天気だから引きずらないところありましたね。

連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ

ストパン』シリーズから戦闘を抜いてアイドル要素を付加したスピンオフ。丁寧な作品だったとは思うけど、まあ、地味だったかな…。
「歌の力で~」みたいな主題も割とありきたりだし、ライブシーンも作画が突出しているわけでもなく、今作特有の印象的な要素があまり思いつかないというか。
本編のガリア解放と繋がったシーンとか、ジニーの歌声が世界のウィッチに届いたシーンとか、スピンオフを感じられるところは良かったかなあ、というくらい。

プリマドール

4話くらいで脱落していたところ、諸事情で途中から追いついて完走したわけですが、うーん…という感じ。
自律人形の設定が結構ガバガバだったように感じたのと、序盤から積み重ねもなく人の死で泣かせに来るのが鼻についてしまってどうにも…。
レーツェルのエピソードと、終盤の灰神楽周りは評価できるかなとは思いますが…。シチュエーションだけでは感動できないタイプなので、相性が悪かったですね。


ひとまずこれくらいで。残りは全部観終わったらまとめて書くことにします。来週には観ているものが全て最終回を迎えそうなので。
こうやって振り返ってみると、夏って例年不作になりがちなイメージだけどかなり豊作だったような?だからこそ、アニメ視聴に追われる3ヶ月だったのが反省点なわけですが。