適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

レ・ミゼラブル ★★★★★★★☆☆

正月暇だったので映画館に行ってきました。終わった後横の女の子二人が「マリウス役の人超イケメンだったね!」とか盛り上がってたのでなんだこいつらとか思いましたが
よく考えたら自分も「コゼット役の子幼少時代も青年期も可愛いなあ、お人形さんかよ」とか思いながら見てたので同レベルでしたね!まあ可愛いは正義って言いますし…


一応教養程度に話の筋は知ってますし、簡略版のああ無情なら小学生の時に読んだのですが、恥ずかしながらあの分厚い(笑)レ・ミゼラブルを読んだことはありませんでした
今回見て思ったことは、これだけ道徳・宗教的な色彩の強い作品だったのか、ということです。確かああ無情ではフランス革命についてはあまり触れていなかった記憶が…
子供の頃はこの警部ストーカーかよもう許してやれよ、くらいにしか思っていませんでしたが、今見てみると忠実に職務を遂行しているだけなんですよね。全然悪人じゃなかった(
確かジャベールも近いこと言ってましたが、取り締まる側が情に流されたら意味ないわけで、そこを忽せにしないところが彼の信念であり、理屈としては全く正しい、と
…で、その理屈と対立するのが宗教的視点ですよね。善行を重ねた聖人を杓子定規に法で裁くのが“正しい”のか?という…キリスト教圏の方がこういうの受容しやすいんだろうなあ
あと、配役はオーディションで選ばれただけあって皆上手いですね。特にアン・ハサウェイの役作り…ただラッセル・クロウだとジャベールの暗い面があまり感じられないようなw
まあ、名作であることは間違いないので、暇なら見てもいいのでは…三時間近くあるので長いですけどね!割と評判もいいらしいですね