読書
多少勉強ができるくらいではどうにもならないことがあることに気づくのは思春期あるあるだと思いますが、「人間の脈絡のなさを舐めない方がいい」はそれを端的に表した表現ですね。
父親とか、祖父とか、そういう目線に共感しがち。そういう立場でもなんでもないのに。
「淡い恋と友情」よりは、島で暮らす人々と、島に移住してくる人々の関係とか、特殊なコミュニティの閉鎖性とかが本筋だったかも。
コウちゃんのデビュー作ということで、いかにもラノベらしい尖り方をしており、「あー、確かに子供の頃に読んだらハマるかも」と思いました。
多分、「時雨沢恵一」とか、「パロディアニメ」辺りが自分の「チヨダ・コーキ」なんだろうな。
一番印象に残っていたトラウマシーンは、原作でもきちんと(?)怖かったですね。
再開時にやることをメモするとか、ルーチン化する辺りは取り組みやすそうなので、来年は意識していきたいですね。
肩肘を張りすぎないで生きるほうが結果的に幸せになれるのはその通りだと思うので、このマインドは忘れないようにしていきたい。
睡眠時間はそこそこ足りている…というか暇なので割とよく寝ている方ではありますが、効率化できるかな、と。
個人的には、独身であろうが既婚であろうが、自身が望んだ選択かどうかが一番大事だと思っています。
ここで適当に感想を垂れ流している時、割と頻繁に過去の他作品との比較をしているけど、これも自分の中での物差しがあるから比較できるんですよね。
世間一般でイメージされるところの幸福な人生を歩んでいるわけではないけど、生きにくいか、と考えたらそうでもなく、割と好き勝手に生きていて、今も生きやすいですし。
特筆すべきはこのAudible版、朗読の人がとても芸達者で、幾人もの登場人物を全て声色を変えて演じている。小津や樋口師匠辺りはアニメにかなり寄せてましたね。
働きだしてから少し考えが変わったのですが「労働によって人格が涵養される」という主張はその通りだと思うし、そのためには、仕事を好きになるよう努力するしかない。
ストア派を代表するだけあって、書いてあることはとてもストイック。…語源だから当たり前なのですが。
暇つぶしに異動を希望する支社の近くの賃貸を探していたら、この本を見つけたので興味を持ったというわけです。知らない知識だったので、参考になりました。
この前読んだ本と対になるシリーズ。あっちと同じく、読んだというか倍速聞き流しですが。ホント、贅沢なことが出来る時代になったもんだよな…。
読んでいて面白そうだな、と思ったのは、イチオシしていた辻村深月さんの本。どうやらスターシステムらしく、ちょっとオタク心をくすぐるんですよね。
改めて、推しとの距離感というものを考えさせられる本でした。
話し方というよりは聞き方。相手に話させて、そこから広げていくほうがカタいという話ですね。
経験がある側がすぐに教えてしまうのが最適解ではないということ。
話を続けるのが億劫になるようなレベルの会話はしたくないので、避けるテクニックみたいな箇所をむしろ参考にすべきかもですね。
必ずしも生活上の必要がなくても、目標に向かって歩み、努力を要する課題に取り組む中で生きがいが生まれることがある。
できる範囲で利他的に、そして驕らないこと。
谷崎作品、増村監督映画のイメージで異常性愛みたいな漠然とした先入観があったけど、人間の深い愛情、思念が感じられる小説だった。
先月のうちに読み終わっていたけど、そういえば感想を残していなかったので。
あまり経歴に詳しくなかったので、ロングインタビューで生い立ちとキャリアの変遷を語っていたのが興味深かったです。学業との両立ってやっぱりキツいんだな。
最近歴史がマイブームなので、その系統の読み物で面白そうなものを、と思ってこれを。
仕事でも家族でも、責任を持つと生きることを軽々しく放棄できなくなる。換言すれば、生きる目的を見つけないと先は暗い、ということ。
自分を愛することができない人は人を愛することが出来ないし、人間を愛することが出来ない人は一人を愛することもできない。分かるんだけど、実際には難しい…。