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スミス都へ行く ★★★★★★★★★★

スミス都へ行く (字幕版)

スミス都へ行く (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

ある州の上院議員が病死、ただちに後任議員の指名が行われることになった。
陰謀を企てる州選出の有力上院議員ペインらは、政界の事情を知らないボーイスカウトの少年団長スミスを議員に祭り上げる。
ところが、故郷ウィレット河の少年村の建設案をめぐって、スミスは彼らの不正に気づく。
いったんは失望して帰郷を決意したスミスだが、秘書サンダースに激励され、翌日の会議でペインたちのダム建設案の不正を暴く勇気に満ちた名演説を始める。


アマゾンプライムのあらすじを引用。政治に関して門外漢だった主人公のスミスが、汚職事件に気づき、単身、上院で巨悪に立ち向かう、というもの。
「ひとたび発言を始めたら、他の議員に譲るか、着席、退席しない限り、中断させることはできない」というルールを利用して、実に24時間近くも話し続ける。
議長が事情を分かっているふうで、それとなく応援してくれる描写が良かったですね。オチもちょっと予想外だったけど秀逸でした。


80年前の映画ですが、「裏から手を回してメディアを買収すれば世論は操作できる」とか、結構示唆的で、現代でも十分鑑賞に耐えうる作品でした。
ジェームズ・スチュワート演じるスミスが、サンダースの助力で少しずつ議会のルールを知っていき、大演説をする終盤の展開は特に面白かった。他の作品も観ようかな?