適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

マイ・ベスト・アニメ10選③ ~日常系アニメ編~

他ジャンルについては以下の記事で。
kaitopoketto.hatenablog.com


―――選出ルール―――


・基本的に放送年順に並べる。
・軽く紹介文を入れる。
・順位はつけない。
・複数ジャンルに跨っている作品については適当に分類する。


これやるの1年近くぶりになるのかな。友人が似たようなことをやっていて思い出したので、久しぶりに書くことにしました。
自分で言うのもなんですが、所謂ゼロ年代の量産型萌えアニメオタクなので、それなりの数の作品を観ているジャンルなんですよね。
…ということで、十数年の間、毎クールのように観ている日常系アニメの中から、思い入れのある10作品を選んでみました。

③-1.『かみちゅ!』 (制作:ブレインズ・ベース 監督:舛成孝二 2005年放送・全16話)

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タイトルの『かみちゅ!』とは「神様中学生」の略。舞台は1980年代の尾道。主人公の一橋ゆりえが、ある日突然「神様」になる、というストーリー。
何故神様になってしまったのか、というところは最後まで語られず、また、周囲もそんなゆりえを何となく受け入れる。
八百万の神が登場する非日常と、ゆりえが学友と過ごすの日常の混じり合う雰囲気がとても愛おしい。ノスタルジックな雰囲気がとても好きな作品です。
映像の中にスタッフ名を入れ込むOP映像もとてもハイセンス。舛成・倉田コンビの描く気だるい日常が大好きなんですが、今作は代表作と言えるのではないでしょうか。

③-2.『苺ましまろ』 (制作:童夢 監督:佐藤卓哉 2005年放送・全12話)


かわいいは、正義!」というキャッチコピーが有名ですが、小学生がどうとかではなく、まっとうに面白いシュール系日常ギャグアニメ。
キャラクターの掛け合いが特に秀逸で、劇伴が少ないのが特徴。ツッコミ等で無音のシーンを効果的に使っているのが面白い。美羽が天才すぎるからな…。
結構イジりが強めなタイプの作品なので(アナとか、笹塚とか)、そういうのが受け付けない人は合わないかも。でも、観てるとクセになる。
あとは、オープニング主題歌でしょうか。『いちごコンプリート』、同世代のオタクは皆カラオケで何度も歌いましたよね。きっと。

③-3.『スケッチブック 〜full color's〜』 (制作:ハルフィルムメーカー 監督:平池芳正 2007年放送・全13話)

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舞台は福岡の太宰府市。口下手な主人公の女子高生・梶原空が、美術部に入部し、部員や猫たちと関わっていく日常を描いた作品。
何人もいる美術部員は顧問を含めて皆キャラが濃くて面白いし、動物や植物への軽い小ネタが随所に出てくるのも面白い。ほのぼのとした笑えるポイントも随所にある。
加えて、ピアノ主体の劇伴がとても作品とマッチしている。この作品の魅力を文字で伝えるのは難しいのですが、13話を通してブレることのない「空気感」なのかな。
エンディング『スケッチブックを持ったまま』の入り方も絶妙。自分が牧野由依さんの歌に興味を持ったきっかけの1つである作品ですね。
きっかけといえば、空を演じる花澤香菜さんの朴訥な演技がとても好きで、ハマったきっかけの作品でもあります。10年以上経った今でも、花澤病に罹患したまま…。

③ー4.『みなみけ』 (制作:童夢 監督:太田雅彦 2007年放送・全13話)


この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。」というオープニング前のセリフに象徴される作品。
タイトルの通り、春香・夏奈・千秋の3姉妹が織りなす日常を描いたアニメなのですが、この作品の魅力は、関係性の多様さとバランスの良さにあると思っています。
お姉さんの春香、アホなことをやる夏奈、それに冷静にツッコむ千秋という基本の関係性がまずあって、春香は高校生、夏奈は中学生、千秋は小学生、という通う学校の違いがある。
当然3人それぞれにクラスメートがいて、そいつらがまた面白い。気持ち悪い保坂先輩が代表的ですけど、夏奈に片想いしている藤岡とか、色々あって女装することになるマコトとか…。
日常系の良さ、キャラクターの可愛さ、笑いの種類、全てにおいて引き出しが広く、日常系アニメの優等生的作品。2期はともかく、3~4期も好きですが、やはり原点が一番かな。
大田監督の日常系作品は『みつどもえ』『ゆるゆり』『恋愛ラボ』『さばげぶっ!』『うまるちゃん』『ガヴドロ』『ウザメイド』…等々、平均点が高いので、視聴前にも期待しやすい。

③-5.『男子高校生の日常』 (制作:サンライズ 監督:高松信司 2012年放送・全12話)

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タイトルの通り、男子校に通う男子高校生がアホなことをやっている日常を描く…という、基本的にはただそれだけの作品。
これが好きな理由は、自分もこういうしょうもない会話をして高校時代を過ごしていたなあ、という懐かしさからという面が大きいですね。
ただ、それを差し引いても、短編構成なので観やすい、という長所はありますし、文学少女やりんごちゃんを筆頭に、女子キャラクターのクセが強いのも特徴。
高松監督でサンライズということで、『銀魂』と共通するスタッフも多く、ノリとテンポの良さは近いものがあるかも。高松監督作品も好きなんだよなあ。

③-6.『ゆゆ式』 (制作:キネマシトラス 監督:かおり 2013年放送・全12話)

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日常系アニメの中で異彩を放っている作品。ゆずこ・唯・縁の女子高生3人が織りなす、くだらない会話のやりとりを中心に描いたアニメ。
あたかも連想ゲームのように、話題が思わぬ方向に転がっていく。非常に感覚的で、ハイコンテクストな会話のやりとりは、他の作品にない、唯一無二の特徴といえますね。
絶妙にバランスが取れた信頼関係の上に成り立っている、言葉のキャッチボール。学園ものなのにイベントに頼らず、ほぼ会話劇一本で通すという作風は一見の価値がある。

③-7.『きんいろモザイク』 (制作:Studio五組 監督:天衝 2013年~2015年放送・全24話)

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マイペースな女子高生の大宮忍、イギリスからホームステイしてきたアリス、友人の綾、陽子、カレンの5人を中心にした日常系アニメ。
この作品もバランス感覚の良さが好きな点ですね。忍は基本的にボケ側だけど、たまに天然で鋭い返しをするところが面白い。
5人の中で一番「ガチ」な綾は、陽子のことになると表情豊かになるのも面白いし。劇場版はこの辺が掘り下げられていて良かったですね。
書いていて思うんですが、自分が好きな日常系アニメは、ボケとツッコミがしっかりしていて笑える作品、ということになるのかもしれないな…。

③-8.『ゆるゆり』 (制作:動画工房 監督:太田雅彦 2011~2015年放送・全36話)

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読んで字のごとく、ゆるい百合アニメ。七森中のごらく部に所属する4人と、生徒会メンバーを中心にした日常を描く作品。
主人公の赤座あかりが優等生の良い子、という、ともすれば影が薄くなりがちな設定なのですが、それを逆に活かし「影の薄いキャラ」としていじる作風が好きです。
百合描写についても、ギャグに昇華していることが多いので興味がなくても割と抵抗なく観られる。基本友情ベースなので、そこから感動的なエピソードに繋がったりもするし。
名言やキャッチーな主題歌等、とにかく華のある作品、という印象。個人的にはあかりとちなつの関係性が良いと思ってます。キャラクターとしてはあかりが一番好きですが。

③-9.『三ツ星カラーズ』 (制作:SILVER LINK. 監督:河村智之 2018年放送・全12話)


小学生の女の子、結衣・さっちゃん・琴葉の3人が「カラーズ」という秘密組織を結成し、上野の平和を守るために活動する…という名目で自由に遊び回るお話。
3人の関係性が絶妙で、常識人ポジションの結衣は空気が読めずに辛辣な発言をすることもあるし、アホなことばっかりやっているさっちゃんもたまには2人をとりなすこともある。
強気で悪知恵の働く琴葉は実は携帯ゲームが好きだけど苦手で、打たれ弱かったり。常に関係性が変わっていくので、観ていて飽きないんですよね。
同じく小学生が主人公ということで『苺ましまろ』を彷彿とさせますが、『カラーズ』の方がより突飛な行動が多く、良くも悪くも小学生らしい自由さが出ているように思います。

③-10.『女子高生の無駄づかい』 (制作:パッショーネ 監督:高橋丈夫 2019年放送・全12話)


「バカ」「ヲタ」「ロボ」の女子高生3人組を中心に「ロリ」「ヤマイ」「マジメ」「マジョ」…等々、バカが名付けたクラスメートとの日常を描いた作品。
女子校で自由に過ごす女子高生、という設定だと『女子高生 GIRL'S-HIGH』や『ゴクジョッ。』を思い出しますが、今作はそれほど下ネタ全開ではなく。
無軌道な何でもありのキャラ・バカと、発想が天才的で予測不能なロボ。それにツッコむ常識人でオタクのヲタ。
この3人の会話劇も面白いですが、強烈にキャラ付けされたマジョやヤマイが出てくる回の方が特に印象的だったかな。ヤマイのラップとか好きでした。
かと思いきや、11話ではヲタに焦点を当てて王道な青春エピソードをやっていたのもとても印象的。様々な面で楽しめる作品だったと思います。



…というわけで、ここ15年の間に放送された中から10作品挙げてみました。ざっと見返してみると、やっぱりギャグテイストの作品を好きになる傾向にあるのかな。
かみちゅ!』と『スケッチブック』はそれに当てはまらないので、特別に思い入れがある作品、ということになるのだろうか。まあ、どっちも円盤買うほどハマった作品ですが。
話の起伏が乏しいことが多く、視聴後に記憶に残りにくいことも多いジャンルですが、関係性がきっちりしている作品は放送後何年か経っても記憶に残りやすいのかもしれないですね。