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マイ・ベスト・アニメ10選⑦ ~ロボットアニメ編~

他ジャンルについては以下の記事で。
kaitopoketto.hatenablog.com

―――選出ルール―――


・基本的に放送年順に並べる。
・軽く紹介文を入れる。
・順位はつけない。
・複数ジャンルに跨っている作品については適当に分類する。

今回はロボットアニメから。多分、一番観ていないジャンルな気がしますね…。
好みがどうこうというより、20世紀が全盛期のジャンル(だという認識)なので、単純に最近は放送作品数自体が少なく、観る機会もあまりないような。嫌いではないのですが。

⑦-1.『無敵超人ザンボット3』 (制作:サンライズ 監督:富野喜幸 1977年放送・全23話)

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サンライズが独立して初のアニメ作品。主人公の神勝平とその家族が、地球侵略を企む宇宙人・ガイゾックと戦う、というストーリー。
観たことがない人にも、所謂「人間爆弾」のシーンが有名なので、「所謂「鬱アニメ」なのでは?」と思われがちかと思うのですが、実際はそんなことはない。
ガイゾックと戦う中で一般人にも被害が出て、敵と戦っているはずの主人公たちが恨まれる、という展開は、この時代ながら単純な勧善懲悪に留まらず、今観ても面白い。
敵もどこかコミカルながら、やっていることは極悪非道。そして終盤で明かされる敵の侵略の意図と、そこで描かれるエゴイズム。ラストシーンもとても印象的。
主人公を演じている大山のぶ代の演技があまり上手くない(直球)ことと、作画がところどころ不安定なのはご愛嬌ということで。23話で短くまとまった作品だと思います。

⑦-2.『太陽の牙ダグラム』 (制作:サンライズ 監督:高橋良輔 1981年放送・全75話)

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ロボットアニメ界の大河ドラマ。地球の植民星・デロイアで、地球からの独立を目指すグループ「太陽の牙」に、地球連邦評議会議長の息子である主人公のクリン・カシムが参加。
父親と仲間との間で揺れながら、少しずつ太陽の牙の面々と結束を深め、独立を目指して戦う。簡単に言うと独立戦争を描いた作品。
地球側のやり方に疑問を覚えてデロイア側へ寝返る兵士、逆にデロイアを裏切って地球側につこうとする仲間、はたまた権力を求めて虎視眈々と下剋上を狙う部下、等々…。
政治ものとして、とても面白い群像劇。ただ本当に長いので、それが長所でも短所でもある。自分は骨折で入院して他にやることが何もなかった時に観始めてハマりました。
メカアクション的には結構地味なんですけど、どちらかと言うとアクションよりストーリーを求める人に勧めたい作品ですね。全話観てから1話冒頭に戻った時の感動は忘れられない。

⑦-3.『戦闘メカ ザブングル』 (制作:サンライズ 監督:富野由悠季 1982年放送・全50話)

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舞台はかつて地球と呼ばれていた惑星・ゾラ。ドーム状の都市に住む特権階級のイノセントと、その外で暮らす一般階級のシビリアン。
あらゆる犯罪行為が3日逃げ切れば無罪になる「3日の掟」があるゾラで、殺された両親の敵・ティンプを追う主人公のジロン。
上で挙げた2作品とは打って変わって明るい作風で、ギャグチックですらある。娯楽アクションロボットアニメといった感じで、好みに合うものでした。
ヒロインの性格に難があるので最初はちょっと…って思ってましたが、観進めていくと慣れるし愛着も湧く。ちょっと中盤グダるけど、後半はシリアスで、バランスの良い作品。

⑦-4.『装甲騎兵ボトムズ』 (制作:サンライズ 監督:高橋良輔 1983年放送・全52話)

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■一般人の認識
ガンダム:安室とシャーがたたかう話
エヴァ:パチンコ
マクロス:歌う
ギアス:知らん
ボトムズ:アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、
もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。


このコピペ好き。…で、リアルロボットの傑作であるボトムズ。主人公機が特別でなく、使い捨てながら戦っていくのが新しい。主人公そのものが特別というか非凡なのですが。
ウド、クメン、サンサ、クエント…と舞台を変えながら、主人公・キリコは戦いの果てに、自らの出自に関わる真相に迫っていく。そして出てくる多くの魅力的なキャラクター。
味方も悪役も非常に印象的で(カン・ユーとか敵ながら割と好き)、ドラマが面白い上に、戦闘シーンも迫力がある。そして次回予告のフレーズが本当に格好良い。
惜しむらくは、後半キャラクターよりストーリーが先行した結果、やや抽象的になってしまって盛り下がったように感じてしまったところかな。それを差し引いても名作ですけど。

⑦-5.『銀河漂流バイファム』 (制作:サンライズ 監督:神田武幸 1983年放送・全46話)

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ロボットアニメ版『十五少年漂流記』。異星人の攻撃で取り残された子供たち13人(と大人1人)が、地球を目指して漂流するお話。
あくまで目的は地球に帰ることなので、攻撃されても撃退するのがやっと。バイファムはロボットとしてはあまり強くないんですよね。
子どもたちが力を合わせて難局を乗り切っていくのが単純に観ていて楽しく、それこそ『十五少年漂流記』が好きな人は楽しめる作品だと思います。
あと主題歌が英語なのも、ちょっと珍しい。この辺のアニメは主題歌も大体好きだから、カラオケに行くと歌いたくなりますね。…ここ何年かは全然行ってないけど。

⑦-6.『蒼き流星SPTレイズナー』 (制作:サンライズ 監督:高橋良輔 1985年放送・全38話)


自分が初めてハマった、思い出のロボットアニメ。舞台は1996年、米ソの東西冷戦が宇宙にまで拡大したという設定。
体験教室で火星に来ていた少年少女たちが突然謎の兵器から攻撃を受け、それを救ったのは青いロボットを操る見知らぬ少年。
1話の導入から印象的で、異星人の主人公・エイジが次第に皆と打ち解け、地球に帰還するまでの2クールはスリリングでとても面白い。
後半、グラドスに征服された地球、という設定で突如『北斗の拳』みたいな世界観になっているのはちょっと笑いましたが、異星交流というテーマはブレてないんですよね。
ロボットアニメ史に残るレベルの名悪役・ゴステロの存在も大きい。そして主題歌が名曲で、カラオケの十八番です。…まあ、最近行ってないから歌ってないですが(2度目)

⑦-7.『∀ガンダム』 (制作:サンライズ 監督:富野由悠季 1999年放送・全50話)

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ロボットアニメ10選をやるにあたり「キリがないから、『ガンダム』シリーズからは1作品にしよう」というつもりでした。そして何を選ぶかが難しかった。
やはり原点にして名作の初代、単純に面白い『G』、ニュータイプを独自解釈した『X』、初代のリメイクとして秀逸な『SEED』等々。候補はいくつかありました。
…でも、戦闘をメインに据えていないという目新しさ、余韻の良さ、富野ガンダムの総括というシリーズ内の意義を考えたら、『∀』かなあと。実際甲乙つけ難いというかつけられないし。
主人公のロラン以上に、ディアナ・ソレルとキエル・ハイムという、鏡の裏表のような2人の女性がメインに据えられており、演説や洗濯を始め、この2人のエピソードが特に印象的でした。
そして、ソシエの淡い想いも切ない。ガンダムシリーズで今作が一番最終回のインパクトが強かったかもしれないなあ。ロボットアニメっぽくはないけど、間違いなく名作。

⑦-8.『地球防衛企業ダイ・ガード』 (制作:XEBEC 監督:水島精二 1999年放送・全26話)


民間企業「21世紀警備保障」で埃を被っていたロボットのダイ・ガードが、謎の敵「ヘテロダイン」と戦う、というストーリー。
民間企業のロボットなので、武器を買うにもお金がかかるし、壊れたら修理費もかかる。ロボットと戦う以外にも通常の業務もある。
そして、警備会社ゆえに、目的は敵を倒すことではなく、住民を守ること。…こんな感じで、色々制約がある中で戦うのがリアリティと生活感があって面白い。
敵を倒すよりも、それで市民の家屋に被害が及ぶことを心配する、という展開はこの作品ならでは。倒さずに共存を選ぶようなエピソードもあるほど。
異星からの侵略者と戦う、とか国家間の戦争が、とかみたいなよくあるストーリーではないですが、個性的な作品だと思います。

⑦-9.『ガン×ソード』 (制作:AIC A.S.T.A. 監督:谷口悟朗 2005年放送・全26話)


ロボットアニメなのかと言われると微妙だけど、まあガワは間違いなくそうだからいいか。自分が谷口・倉田コンビの最高傑作だと思っているアニメです。
妻を殺された主人公のヴァンが、敵討ちのために旅をする、というシンプルなストーリーなのですが、この作品の肝はそこではないと思っていて。
キャッチコピーの「痛快娯楽復讐劇」が過不足なくこの作品を表しているのですが、「娯楽」なんですよね。遊びのエピソードがとても面白い。
「ハートに火をつけて」「海よ、サンキュー」「座標Xを追え」等のギャグ回が秀逸で、何度でも観たくなる。倉田脚本の真骨頂と言える。
ヴァンが追う「カギ爪の男」も、危険思想の全体主義者で、「個」を貫くヴァンとの対比が分かりやすく描かれてはいますが、やっぱり「痛快」と「娯楽」が2大要素かな、と。

⑦-10.『コードギアス 反逆のルルーシュ』 (制作:サンライズ 監督:谷口悟朗 2006~2008年放送・全50話)


『SEED』と並び、ゼロ年代でトップレベルにヒットしたロボットアニメ。今更説明するまでもないですが。
ダークヒーローの主人公・ルルーシュが、絶対遵守の力・ギアスと明晰な頭脳を武器に、一大勢力のブリタニアに反旗を翻していく、というストーリーは本当にワクワクしました。
戦闘シーンも面白ければ、能力と奇抜な計略の合わせ技による鮮やかな勝ち方、そしてギアスの暴走による不幸な事故など、どう転ぶか分からない展開がとても秀逸。
少し前に公開された新作映画には賛否両論ありましたけど、個人的には当時の雰囲気をまた味わえただけで充分嬉しかったです。『ギアス』以降、同レベルのロボットアニメを観ていない。



というわけで10作。富野高橋アンド谷口。ここ10年の作品1つもないし、いつも以上に偏りが酷いけど、実際この辺の監督作品は面白いから仕方ないですね。
どうしても話数が長めの作品が多いので気軽には勧めづらいけど、この辺は手堅いと思うし、今観ても充分に楽しめるはず。
一応「20代の締めくくりとして選ぶ」をコンセプトに去年始めたはずなのに、気づけば20代も残りが秒読み、って感じなので、誕生日までには最後のも書いてしまおうと思います。計画性/Zero。