適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

ふしぎの海のナディア ★★★★★★★☆☆☆

バンダイチャンネルの月額見放題の期限が今月までだったのですが、なんとか間に合いました。以前から見たいとは思ってたのでちょうどよかったですね


19世紀末を舞台にした少年と少女の冒険活劇、という掴みはとても魅力的でした。実際序盤はワクワクしながら見ていましたし…
敵として登場したグランディス一味が仲間になるというのもありきたりながらいい展開ですよね。ストーリー上あの三人が果たす役割はすごく大きいですし
ネモ船長の正体とかエレクトラさんの葛藤とか、ノーチラス号にいる時の話はおおむね良かったように思います。特に「裏切りのエレクトラ」なんか最高ですね
あと、悪役のキャラクターがしっかり確立している作品は好きなんですが、そういう意味でガーゴイルが魅力的な悪役だったのはすごく良かったです
というか悪役に限らず、グランディス一味やマリー等、脇を固めるキャラクターがとても魅力的ですね。それこそ主人公たちよりよっぽど好感が持てるというか(


色々調べたら不満だと思っていた点はほぼ既存の感想と同じだったので皆思うところは同じなんだな、と思いましたが、一応書いておくと
ナディアの性格に問題があるのが…あれだけジャンが尽してくれているにもかかわらずあの傍若無人ぶりって普通なら愛想を尽かしてもおかしくないですよね
特に無人島編の初恋話、あれはひどかったw割と最近の萌えアニメのわがままなヒロインには耐性あると思ってましたが、ヒロインに幻滅したのは久しぶりな気がする
まあ、調べたら色々理由があったみたいなんですがそれでも…ねえ( ほぼキャラソンだけでつないだ回とか、逆に今のアニメでもあるよなー、とか笑えましたけど


前半の面白さと後半の中だるみがあるので、総評すれば良作、くらいの位置づけですかね?最大瞬間風速がすごいだけに色々ともったいない気はするんですけど…
まあ、そつなくまとまった佳作よりもこういう作品の方が得てして愛されるのかもしれませんけどね。主題歌は本当にいい曲ですし、美化されやすい気はします(
モチーフになった「海底二万里」を恥ずかしながら読んだことがないので、今度読んでみようと思います。まあ、相当換骨奪胎された作品なんでしょうけどw