適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

プリンセスチュチュ ★★★★★★★★★☆

例によって名作だとは常々聞いていたのですがにわかオタクなので見てなかったんですよね…無限に自由時間が欲しい


構想10年というだけあって、かなり練られた作品でした。登場人物を有名なバレエの作品の登場人物になぞらえ、それに即した役割を与えている、というのは
なかなか他では見ない試みだと思います。劇伴もクラシック音楽だし主題歌もくるみ割り人形のアレンジだしで大分力が入ってましたね。途中でバレエのあらすじを勉強する羽目に(
みゅうとの心を取り戻すためにあひるが奔走する前半の「卵の章」と、物語の舞台そのものへの秘密に迫っていく後半の「雛の章」、どちらも飽きることなく楽しめました
あひるがみゅうとからふぁきあみたいなタイプに惹かれていく、というのは少女漫画ならベタもベタな展開ですけど、ここから安直に結ばれる、とかそういう結論にはならないのが
特徴的でしたね。どこまでヒロインらしく描かれようともあくまであひるは物語の狂言回しにすぎない、と…あれで幸せなのか、ハッピーエンドか、というのは悩ましい…
あと、この時代から櫻井さんといえばこういうキャラなんだなってちょっと安心しました( あと水樹奈々の声が一番ハマるのってこういうお嬢様なんじゃないかと思ったり