適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

野性の呼び声

遂に3月になってしまった。毎年、年度末と年度始は忙しいので憂鬱ですが、適度に愚痴も吐きつつ、なんとか精神衛生を保っていきたいところ。
自身の異動はなかったんですが、先輩が本社に栄転になったので、転勤前と同じく、また若手で一番上になってしまうのが気が重すぎる…。一生社会に適合できない。
逆に上司は変わるかと思ったら続投だったし。今の業務があまり向いてなくて精神的にしんどいので、残業増えてもやりたいことやれる方が良いのか。難しい。




最近、映画館に行くと、やたら「野性の呼び声 ハリソン・フォード」って書いてあるポスターが目について。
そういえば原作読んだことないし、読んでみようかな?と思って本屋で見てみたら、本文がたった200ページしかない。すぐに読み終わってしまいました。


南部の家庭に飼われていた犬のバックが、ふとしたきっかけで売られ、ゴールドラッシュに沸くアラスカへ、橇犬として生きることになる。
群れのリーダーを争い、理不尽な人間に従い…色々な経験を積むうちに逞しくなっていくバック。そして信頼できる人間・ソーントンとの出会い。


運命的な出会いをしてハッピーエンドなのかと思いきや、タイトルの「野性の呼び声」の真の意味が終盤で明かされる。
死別は一見悲しいけど、バックにとっては、人間による軛から逃れ、真に自由になれたということになるし、あれがハッピーエンドなのかな。


シートン動物記』とか子供の頃好きだったんですけど、あれに比べるとかなりハードボイルドでしたね。とにかくバックが格好良すぎる。
厳しい環境の中、如何にして生き抜いていくか。驚異的な学習能力と体力で、逞しく成長していくのがとても面白かったし、スラスラ読めました。