適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

劇場版“文学少女” ★★★★★☆☆☆☆☆

Ragと二人で梅田まで観に行ってきました。関西でここしか上映していない上に狭い映画館だったので、流石に満席でした…客層はお察しくださいって感じでしたがw
正直言って、映画のポスターの遠子先輩がすでに作画崩壊してたので不安だったんですが、本編は一部を除いて安定してたと思います。さすがI.G、いい仕事してるわ…
内容についてですが、2時間で原作5巻の内容をやるにはやっぱり無理があったと思います。途中までシーンが切れ切れで超展開の連続で、原作読んでないと理解が困難なレベルでした
美羽がヒロインみたいな扱いになるのは5巻の内容なら仕方ないとは思うんですが、それにしても琴吹さんが不遇すぎて…ヒロインのはずなのにセリフが美羽の数分の一くらいでした(
でもセリフに関して言えばもっと不遇なのはセリフが3つしかなかった姫倉先輩と「遠子姉、電話」だけしかなかった流人ですが…伊藤静宮野真守の無駄遣いとしか言いようがないw
それでもラストにかけての盛り上がりはよかったと思います。井上ミウの正体とか核心に関わる設定を改変してたので今後もしアニメ化するにしても黒歴史になりそうですが(
何か結構批判的な感想が多くなってしまいましたが、音楽はとてもよかったです。eufoniusの澄んだ声も雰囲気に合ってましたし、ピアノを基調としたBGMも心地よかったです
あと全体的にイメージから外れた声のキャラクターはいなかったです。遠子先輩も琴吹さんもどうかなと思っていたんですが見ているうちに慣れました。自分の偏見もありそうですが(
特にぴったりだと思ったのは美羽役の平野綾ですね。美羽は平野綾以外考えられないレベルかもしれない…原作を読んだ時に感じたイメージのままの美羽が喋って動いてるのがすごいw
まとめると、尺や展開はともかく雰囲気はとてもいいので、原作ファンなら観に行って損はしないと思います。いわゆる「ファンなら買い」みたいなやつですかね?
ただ逆に、原作を知らないなら観に行かない方がいいと思います。…というか、文学とか少しでも読む人なら多分楽しめると思うので、原作を読むことを勧めますw


…まぁ、自分が一番衝撃だったのはスタッフロールで心葉の少年時代:斎藤千和 って書いてあるのを見た時ですがw美羽との出会いのシーンか…もっと集中してればよかったですね(