適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

月と六ペンス

ある日突然芸術に目覚めた男が、家族と地位を捨てて異国へ移り、ひたすらに絵を描き続けるという話です
他人の評価を気にしない、という言説はよく目にしますけど、結局そういうことを言っている人も多かれ少なかれ評価は気にしているものですよね
しかしこの物語の主人公、ストリックランドは本当に世間の評価を気にすることなく、只管に創作の衝動に身を任せるという、異質な人物として描かれています
異質であるからこそ、彼のセリフや行動がいちいち面白かったです。対照的に小市民として描かれているダークと比べて考えてみるとよりそう思いますね